何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 道路科目
道路デザイン
 9万年前の阿蘇山における噴火想定が甘いとして,伊方原発3号機が運転差し止めを命じられた.原発の運用期間は原則40年なのに,その期間に発生する可能性をどう評価しているんだろうか……科学技術的な観点からは二の句が継げない.
 それはさておき,周期的に起こる景観ブーム……今回はインバウンド対策の一環としてスポットライトが当たったようだ.10月の報道発表をいまさらブログ記事にするのはどうか,とも思うが,このところ忙しかったということで.
 平成29年度の筆記試験後に公表されたものだし,11月号の「道路」でも特集されていたから,平成30年度は要注意のトピックかも……道路デザインの定義や目的,基本的方向性など,いかにもⅡ-1(専門知識)で問われそうな内容だ.

 「道路デザイン指針( 案) 」(平成1 7 年4 月策定、以下「指針( 案) 」)及び「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」(平成16 年3 月策定、以下「ガイドライン」)により景観やデザインに配慮した道路整備が一定程度進んできた一方、インバウンド観光の増加等も踏まえて良好な道路の景観形成への要請もますます高まっています。
 このため、国土交通省では、「指針( 案)」及び「ガイドライン」について、内容の更新や充実が必要な部分の改定を目的に、「道路のデザインに関する検討委員会」( 委員長:天野光一 日本大学教授)を本年3 月に設置し、検討を進めてまいりました。
 検討の結果、「指針( 案)」については、道路空間の再構築など時代に合わせた変更等の部分的な改定を行い、「ガイドライン」については、照明、標識柱など道路空間に数多く設置される道路附属物等が道路景観に与える影響の大きさに鑑み、防護柵以外の道路附属物等も対象とするなど全面改定するかたちで「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」を策定いたしました。
 「道路デザイン指針( 案) 」の改定及び「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」の策定について 平成29年10月11日報道発表資料

 ガイドラインの意図は理解できるが,実務上の警察(公安)協議では視認性重視なので,色彩ひとつとっても採用への道のりは遠い.防護柵どころか,あちこちに視線誘導標の設置も指示されるしなぁ……景観なんてどこ吹く風……とは言っても,一時的な訪日外国人の景観認識を優先するより,恒常的な高齢ドライバーや視覚障害者の視認性(安全性)を重視すべき,という考え方は妥当だ.
 ガードレールの色彩はグレーベージュが基本だが,山口県の黄色(オレンジ色)はどうなるんだろうか?たとえガイドラインから逸脱していても,頑なに視認性重視で整備していくんだろうか.まー,全国に掃いて捨てるほどある白色のガードレールも推奨外の色彩だから,この問題は一朝一夕には解決できない.
 そもそも論になるけど,全国どこもかしこもインバウンド対策すれば地域活性化,という安直な考え方が間違っているんじゃないか?

 話はガラッと変わるが,昨日は技術士第一次試験の合格発表でした.結果は合格率が49.2%(建設部門)と昨年の43.1%から改善したようです……それでも26年度の61.1%には程遠いか.どうしても択一問題は,実施機関が想定している合格率に収束させるのが難しいんだろう.
 昨年同様,一次試験合格者の方から二次試験の添削受講申込みに関する問合せが来ています.添削受講の申込みについては,「建設部門(道路)の論文添削について」を読まれたうえで「申込みフォーム」からお願いします.

PDF:道路デザイン指針(案)
PDF:景観に配慮した道路附属物等ガイドライン
PDF:「道路デザイン指針(案)」及び「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」の概要

―受講者さんへの事務連絡―
 私用で12月23日(土)から24日(日)は添削をお休みさせてください.12月22日(金)に送られたメールは,基本的に12月25日(月)以降の返信になります.ご無理を言いますが,よろしくお願いします.
―平成30年(来年)度の受講者さんへ―
 現時点で,建設部門は6問〔内訳:Ⅱ-1(専門知識)想定問題その3(2問ずつ問題あり)まで,Ⅱ-2(応用能力)想定問題その3まで〕と,必須科目の択一問題集(第1巻・第2巻)を配布済みです.
 総監部門は記述式4問(想定問題その4まで)と択一問題集第1巻(経済性管理)・第2巻(人的資源管理)・第3巻(情報管理)・第4巻(安全管理)・第5巻(社会環境管理)を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.

道路科目 | 【2017-12-15(Fri) 08:05:07】
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最高速度の引上げ
 新東名における一部区間の最高速度を110km/hに引上げるようだ.口頭試験対策を進められている方は,時事ネタのひとつとして,概要と(自分なりの)課題解決策ぐらいは考えておきたい.
 それにしても政治がてんやわんやだ.風見鶏の小池氏が新党を立ち上げたから,格好のワイドショーネタになってしまった.保守系とリベラル系の議員が混在している民進党そのものも論外なんだけど……とにかく「コンクリートから人へ」のような希望ゼロの再来は勘弁願いたいところ.

 新東名高速道路の一部区間で11月1日から、最高速度110キロへの引き上げが試行されることが28日、決まった。大型トラックなどは現行の80キロに据え置かれるため、速度差が大きい車が混在することになり、事故防止に向けた安全確保が課題だ。警察庁や試行区間を管轄する静岡県警は車線のすみ分けやパトロール強化などの対策を進める。
 引き上げ区間は静岡県内の新静岡インターチェンジ(IC)―森掛川IC間の上下線それぞれ約50キロ。100キロ超の最高速度は、国内で高速道路が開通した1963年以降、初めてとなる。
 対象は普通自動車やバスなど。大型貨物車やトレーラーは重大事故の危険性から80キロのままで、速度差が大きい車が一緒に走ることになるため、懸念も出ている。……中略……
 警察庁は年度内にも、東北自動車道の花巻南IC―盛岡南ICの上下線約30キロでも引き上げを試行する。両区間で少なくとも1年間は事故状況や実際の走行速度の変化についてデータを集め、検証結果をもとに120キロへのさらなる引き上げや、他の高速道での段階的な引き上げを検討する。……以下,省略……
 日本経済新聞 2017年9月29日(下線表記は加工)

 昨年,高速道路の規制速度を100km/hから120km/hへ段階的に引上げる方針が発表されていた.試行実施区間の成果次第だが,全国に対象区間を増やしていった場合,高齢ドライバーの運転技術は速度に対応できるんだろうか……低速にもかかわらず追越車線を走り続けてしまう「車両通行帯違反」も多発しているんだが.
 下世話な話だが,速度差の大きい車が混在する場合,オービスはどういう反応になるんだろうか.老朽化に伴い従来のオービス(レーダー式,ループコイル,H・LHシステム)は撤去されているが,その代わり安易に設置できる「移動式小型オービス」の導入が進んでいるから,ピンポイントで狙い撃ちされるのかな?

参考ウェブサイト:新東名/最高速度110km試行開始、大型トラックは80kmのまま(LNEWS)
参考ウェブサイト:新東名高速、最高速度110キロに 11月から一部区間(日本経済新聞)

―受講者の皆さんへ―
 来週末の10月14日(土曜日)と15日(日曜日)は,添削講座を通じて知り合った合格者さんたちとの懇親会なので添削できないと思います.10月13日に送られたメールは,基本的に10月17日以降の返信になります.ご無理を言いますが,よろしくお願いします.
 現在受講されている方も,ぜひ合格していただいて,次回の懇親会への参加をお待ちしております.
―平成30年(来年)度の受講者さんへの確認事項―
 現時点で,建設部門は記述式3問〔内訳:Ⅱ-1(専門知識)想定問題その3(3問ずつ問題あり)まで〕を配布済みです.
 総監部門は記述式2問(想定問題その2まで)と択一問題集第1巻(経済性管理)を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.

道路科目 | 【2017-10-03(Tue) 12:43:57】
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選択科目Ⅲ(課題解決能力)の復習
 ここ数年同じ傾向なんだけど,建設部門は択一式の正解が公表されて以降,平成30年度の受験に向けた添削指導の申込みが急速に増えました.災害対応で当面は勉強できないが,とりあえず(自分を追い込む意味で!?)受講される方も多い状況です.試験制度改正は平成31年度以降のようなので,現行試験制度のまま実施される平成30年度には合格しておきたい,という率直な気持ちが強いのかもしれない.

 無事に足切を逃れた方は,選択科目Ⅲ(課題解決能力)で出題された「暫定2車線区間」と「緊急輸送道路」の復習をしておきましょう.補足事項は各自で調べていただくとしても,以下のページは参考になると思います.
●暫定2車線区間
PDF:暫定二車線区間の現状と課題
PDF:正面衝突事故防止対策の取組方針
●緊急輸送道路
参考ウェブサイト:緊急輸送道路
参考ウェブサイト:道路における震災対策
 昨日「中間とりまとめ」が公表された無電柱化も,緊急輸送道路に関連するので目を通しておきましょう.また,平成27年度に出題された内容とはいえ,平成30年度出題される可能性もあります.
PDF:無電柱化推進のあり方検討委員会中間とりまとめ(概要)
PDF:無電柱化推進のあり方検討委員会中間とりまとめ(本文)

 突っ込みどころ満載ですが,道路と都市計画は不可分の関係なので,余力のある方は以下の資料も一読しておきたい.建設部門に限らず,近年の社会問題を論じることになる総監部門の受験者も参考になる点があるかもしれません.くれぐれも(都市及び地方計画科目で受験しない方は)都市計画制度の話を深堀しないように.
参考ウェブサイト:都市計画基本問題小委員会 中間とりまとめ 「都市のスポンジ化」への対応

―平成30年(来年)度の受講者さんへの確認事項―
 現時点で,建設部門は記述式1問〔内訳:Ⅱ-1(専門知識)想定問題その1(2問ずつ問題あり)まで〕を配布済みです.総監部門は想定問題その1を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.
―お盆の予定について―
 毎年のことですが,8月14日から8月16日まで帰省するので,その間はメールへの返事や添削ができないと思います.ご迷惑をおかけしますが,よろしくお願いします.

道路科目 | 【2017-08-11(Fri) 09:22:13】
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自転車活用推進法
 ゴールデンウィーク明けなので,お気楽な話題でも.
 以前渋谷でマリカー(リアルマリオカート?)を見かけたが,その傍若無人な振る舞いには驚かされた.後続車両の渋滞や強引な割込みなんて「どこ吹く風」という感じで,観光で浮かれている気持ちはわかるが,正直勘弁してほしい.
 安全対策の検討が始まるようだが,外国人観光客が手軽に乗れなくなったら,ビジネスモデルそのものが崩壊するんじゃないか……それでも死亡事故が起きるよりベターな選択だと思うが.

 事故多発地点における交差点改良や交通流シミュレーションにしても,運転動作の怠慢な高齢ドライバーが増えている現在,それを考慮しない状態でどれだけの効果や精度が期待できるんだろうか……とはいえ,抜本対策となる高齢ドライバーへの規制強化は外出機会の喪失や社会関係の希薄化につながる,というジレンマに陥っているから,とりあえずベターな対策を考えるしかないんだよなぁ.

 人気ゲームキャラクター「マリオ」などの衣装を着て公道を走るカートの事故が相次いでいることを受け、石井啓一国土交通相は9日の記者会見で、警察庁と連携し、カートにシートベルトを設置するなど、安全対策を検討することを明らかにした。
 国交省などによると、カートは主にレンタル会社から貸し出され、外国人観光客を中心に人気がある。
 一方で、3月には東京都港区で韓国人女性が交差点を曲がりきれずに交番にぶつかり、4月には米国人男性が軽トラックに衝突するなど、事故が相次いでいる。
 このカートは、公道を走る基準を満たしているが、排気量50CC以下の原動機付き自転車に位置付けられ、道路交通法などでシートベルトの着用が義務付けられておらず、四輪のためヘルメットも不要となっている。
 石井国交相は「事故実態を調査し、シートベルトの設置や他の車から見えやすくするなど、対策を検討する」と話した。
 公道カート安全対策を検討、国交相が表明 - 毎日新聞2017年5月9日

 さすがに,マリカー談義で終わったらまずいな.
 自転車専用道路や路外駐車場,シェアサイクル施設の整備などを国や地方公共団体に求める「自転車活用推進法」が5月1日に施行された.まー,毎度のように推進計画の策定からだが,国に自転車の活用を推進する「責務」を課した意義は大きい.
 また,第2条(基本理念)の「自転車による交通が……公共の利益の増進に資するものである」は,簡単に言うと「自転車は良いもの」というお墨付きを得たわけであり,こうした基本的認識が今後は求められるのかもしれない.この点,自転車とマリカーでは月とスッポンだ.
 あれやこれやと前置きが長くなったが,平成29年度技術士試験の道路科目は,自転車関連に要注意だ.自転車ネットワーク計画は昨年度出題されたばかりだが,メンテナンスサイクルのように複数年続けて出題されるケースもあるので,以下の資料ぐらいは目を通しておきましょう.

PDF:自転車活用推進法の施行について
PDF:自転車活用の推進に向けて

―受講者さんへの確認事項―
 現時点で,建設部門と総監部門のどちらも,記述式の想定問題は最終問題まで(択一問題集も全部)配布済みです.
 建設部門は15問〔内訳:Ⅱ-1(専門知識)想定問題その5(2問ずつ問題あり)まで,Ⅱ-2(応用能力)想定問題その5まで,Ⅲ(課題解決能力)想定問題その5〕と,必須科目の択一問題集(第1巻・第2巻)を配布済みです.
 総監部門は記述式7問(想定問題その7まで)と択一問題集第1巻(経済性管理)・第2巻(人的資源管理)・第3巻(情報管理)・第4巻(安全管理)・第5巻(社会環境管理)を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.

道路科目 | 【2017-05-11(Thu) 20:04:54】
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ラストワンマイル
 あけましておめでとうございます.
 年末の日経新聞は物流のニュースが多かった.平成26年度に出題されて以降は鳴りを潜めている物流対策,平成29年度の技術士試験で狙い目になるかもしれない.

 2022年を目途に,シンガポール系の物流施設大手GLPが日本最大の物流倉庫を神奈川県相模原市に開設するらしい.いまだ3PL事業者からのニーズは根強いということか……ネット通販の物流拠点は商品保管や仕分けで膨大な面積が必要とはいえ,さすがに延べ床面積65haは広すぎやしないか……どんだけネットで買っとんやろか.
 引用した記事は,物流倉庫街道と化した圏央道沿線からの出入りを見越しての施策なのか?効率的にモノを運ぶのはいいんだが,即日配達や送料無料などサービス過剰の現状は,地方再生や地産地消など「ゆったりとした時間」を過ごそうという方向性と真逆のような気がしてならない.

 大型物流施設の需要増を踏まえ、沿線企業などの要望で高速道路の出入り口が柔軟に造れるようになる。国土交通省は2017年度から、民間の物流拠点や商業施設と直結する新型インターチェンジ(IC)を造る。企業に一定の負担を求めつつ、できるだけ希望に沿う場所に開設する。ICの数が増えると高速走行に支障を来す面もあるが、高速道路の活用で企業誘致や物流の効率化を促し、地域活性化につなげる。
 高速道路のICはおおむね10キロメートルごとに整備され、民間の意見は判断材料の一つにすぎない。新たな制度ではIC設置を希望する民間企業に手を挙げてもらう。国は一定の負担を求める代わりに、大規模な商業施設や工業団地の近くにICを造るのを認める。専用ICと位置づけるものの、一般の道路を経由するなど誰でも利用できるようにする。
 一般的に通常のIC整備には約35億円、自動料金収受システム(ETC)専用の場合、20億円程度かかる。新たなICはETC専用を軸に検討する。すでに複数の物流事業者が関心を寄せているという。……以下,省略……
 日本経済新聞 2016年12月27日

 引用記事は配送拠点への輸送効率化であって,むしろ末端の配送拠点とエンドユーザーを結ぶ「ラストワンマイル」のほうが問題は山積している.現在考えられているラストワンマイル問題の解決策(太字表記)は,以下のような感じ(解決策の後にコメントしてみた).

●自動宅配ロボット「Starship:YouTube(音量に注意)」の活用
 子供に見つかると格好のターゲットとして蹴とばされるんじゃないか?クワガタじゃないが,ひっくり返った時点でゲームオーバーの構造では普及しない.
●ドローンによる軽量貨物輸送
 離島では有効だが,さすがに市街地では無謀か……「空の3次元地図」というスマートドローン構想もあるようだが.
●コンビニや宅配ボックスなど受取場所の多様化,多機能化
 全国で問題となっている空き家,ネット通販の煽りで廃業した店舗などを受取場所にするのも手か?そのうちマイカーが減って飽和した駐車場に,現在のトランクルームみたいな宅配ボックスが乱立するかも.
●物流版Uber(ウーバー)の活用
 民間人による配送代行だが,悪ガキやおばちゃんなど,それこそ千差万別の配達人で安全性や適時性を担保できるか?
●異業種の“ついで”配送,介護企業の配送多角化
 中山間地域のような過疎地は,これが現実的かもしれない.ネット通販の勢いから考えると,“ついで”が本業になってしまいそうな予感.
●ラストワンマイルのプラットフォーム整備
 きちんとお金をもらう仕組みづくりだから,これが急務か.

 上述した物流対策と若干趣旨は異なるが,平成28年熊本地震に係る初動対応の検証レポートでも,「国が事前に想定していたのは広域物流拠点への搬入までであり,そこから先の避難所までのラストワンマイルについては具体的な計画がなかった」とダメ出しされている.

道路科目 | 【2017-01-03(Tue) 13:02:58】
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道路標識への英語併記
 インバウンド対策の一環として,道路標識に英語表記を加えるようだ.「一時停止」と「徐行」以外の道路標識はどうするつもりなんだろう.
 標識柱はそのままで標識板だけを差替えるとしたら1万円ぐらいか.全国に約170万本なら170億円もかかるわけで,「一時停止」の見落とし事故(13件)に対する費用対効果はいかがかと思う.警察庁の主導なら,経産省の「温泉マークの変更見送り」みたいな醜態はさらさないはずだが,オリンピック大明神なら“何でもござれ”という風潮はどうかしている.

 警察庁は「一時停止」と「徐行」の道路標識に、それぞれ「STOP」「SLOW」と併記する方針を決め、デザイン案を15日に公表した。2020年東京五輪・パラリンピックに向けて訪日外国人の増加が見込まれるためで、今後、標識などのデザインを定める規則を改正する。……中略……
 「一時停止」の標識は約170万本、「徐行」は約1000本あり、来年7月以降、切り替えを進める方針。
 警察庁は16日~来年1月14日、改正案をホームページで公表し、国民の意見を募る。警察庁によると、国際免許や外国の免許などを所有するドライバーの事故は12年に178件だったが、15年は216件起きている。うち「一時停止」の見落としによる事故は、両年とも13件だった。
 交通標識「一時停止はSTOP」「徐行はSLOW」併記 - 毎日新聞2016年12月15日

 記事は標識だけだが,いずれ路面標示も見直すのか?ただでさえ縦長の「止まれ」の末尾に横文字で「STOP」を加えた場合,停止線から離れすぎてしまうし,ごちゃ混ぜでは見づらい.また,車両が直ちに停止できる速度で進行することが「徐行」だから,「SLOW」の意味合いも若干違うんじゃないかな.
 そもそも論になるが,英語併記って日本の風景(景観)としてどうなんだろうか.たとえば,「STOP」や「SLOW」の文字が写っている祇園や浅草の風景は,日本らしいといえるだろうか.自分の立場に置換えてみればわかりやすいが,海外旅行したとき,日本語表記されている標識が写る場所を撮影するだろうか.ここ最近の景観重視と逆行しているようで,どうにも合点がいかない.

 与太話からガラッと変わるが,一昨日は技術士第一次試験の合格発表でした.結果は合格率が43.1%(建設部門)と昨年の41.1%から若干改善したようです……それでも一昨年の61.1%には程遠いか.どうしても択一問題は,実施機関が想定している合格率に収束させるのが難しいんだろう.
 昨年同様,一次試験合格者の方から二次試験の添削受講申込みに関する問合せが来ています.添削受講の申込みについては,「建設部門(道路)の論文添削について」を読まれたうえで「申込みフォーム」からお願いします.

―平成29年(来年)度の受講者さんへ―
 現時点で,建設部門は7問〔内訳:Ⅱ-1(専門知識)想定問題その4(2問ずつ問題あり)まで,Ⅱ-2(応用能力)想定問題その3まで〕と,必須科目の択一問題集(第1巻・第2巻)を配布済みです.
 総監部門は記述式4問(想定問題その4まで)と択一問題集第1巻(経済性管理)・第2巻(人的資源管理)・第3巻(情報管理)・第4巻(安全管理)を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.

道路科目 | 【2016-12-17(Sat) 12:14:11】
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