何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2006年03月
課徴金減免制度は自白剤?
 ここんとこ談合摘発が多いと思ってたら,こんな実情があったんですね.
 要するに,課徴金減免制度って「囚人のジレンマ」みたいなもんかな.それにしても,談合についてはチキンレースの模様を呈してきましたね……誰がババを引かされるのか…….
 

 談合防止の切り札になりうることが早くも実証された。
 改正独占禁止法の施行で今年1月に導入された「課徴金減免制度」のことだ。……相次ぐ摘発のきっかけは、いずれも課徴金減免制度を使い、談合に加わっていた企業が公取委に「自首」してきたためとされる。
 
 この制度の特徴は、談合に加わった企業が、公取委に自主的に談合の事実を申告すれば、科せられるはずの課徴金が減免されることである。
 欧米で、カルテルなどの企業犯罪の摘発に成果を上げている仕組みを導入したものだ。共犯者に関する情報を提供する代わりに、自分の罪を減免してもらう司法取引に似た内容である。

 談合仲間からの裏切りを勧めるような制度は、日本の企業風土になじまないとして、経済界は導入に反対だった。だが運用早々、立派に機能したようだ。
 高をくくって談合に加わってきた企業にとっては、大変なショックだろう。いつ仲間が公取委に駆け込むか、わからない状況が生まれたからだ。……こうした課徴金の引き上げをムチとするなら、減免制度は、いわば談合から足抜きを促すためのアメだ。アメとムチを組み合わせた談合対策が、根強い“談合文化”を揺るがし始めたと言える。

 談合が常態化してきた建設業界では、スーパーゼネコンと呼ばれる大手5社が「脱談合」を申し合わせたという。ゼネコン各社は過去、何度も談合からの決別を宣言しながら、約束を破ってきた前例がある。だが、業界首脳は「今度こそ本物だ」と語っている。
 業界を問わず、談合が割に合わず、税金を無駄遣いする許されない犯罪だとする認識を定着させるべきだ。「2006年3月31日 読売新聞社説」

 

 私は日経新聞しかとってないのですが,建設部門を受験する人にとっては読売新聞を購読するのがよいのかな.ネット上のニュースを見ても読売新聞が無難なような気がしますね……阪神ファンの私が薦めてもしょうがないのですが.
 
 さて,セリーグは今日から開幕ですね.受験者の人もそろそろ開幕してくださいよ.

―今日のことわざ―
隗より始めよ


建設一般 | 【2006-03-31(Fri) 13:29:29】
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またまた談合摘発?
 今度は水門か……とことんやられてますね.なんで建設関係を目の敵にするんでしょうか.ほかの物品は談合がないと考えているのかな? 
 あとタイミングが怪しすぎる……,消費税を上げないといけないという報道が昨日あったばかり.いかにも歳出削減の努力はしてますと言わんばかりの攻撃だなぁ.
 
 どうやら今年の建設一般論文としては,談合をどう防ぐか,がテーマのひとつになりそうですね.問題文として「談合の防止策についてあなたの意見を述べよ」みたいな文は出ないでしょうから,オブラートに包んで「透明性が高い社会資本整備についてあなたの意見を述べよ」こんな感じかな.

 国など発注の鋼鉄製水門工事を巡り、入札前に談合を繰り返した疑いが強まったとして、公正取引委員会は28日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、大手メーカーの石川島播磨重工業や川崎重工業など約20社に立ち入り検査に入った。ほかに検査を受けているのは住友重機械工業や三菱重工業など。

 約20社のうち十数社が橋梁談合事件で独禁法違反で起訴されているなど、今回立ち入りを受けた企業の中には過去繰り返し同法違反で摘発された企業も少なくない。「NIKKEI NET 2006年3月28日」

 そういえば,景観に配慮できる「道路標識特区」として金沢市が認定されていましたね.今年は景観に関する問題は出ないと思うので,どうでもいいか…….

―今日のことわざ―
言わぬが花


建設一般 | 【2006-03-28(Tue) 18:12:11】
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試験問題の作成日までにまとめてください.
 ずいぶん遅くなってしまいましたが,道路特定財源の記事が日経新聞に出ていたので,抜粋します.
 この調子で行くと,試験問題作成時期までに方向性が出そうにないですね…・・・.
 道路が専門の方としては目玉になる問題ですが,出題される可能性は低いのではないか,という心配事が出てきました.
 方向性が示されないと,試験問題として取上げるのは不適でしょうから. 

道路財源、各論で隔たり・自民税調、見直し確認
 自民党税制調査会(柳沢伯夫会長)は17日、2007年度改正での抜本改革論議に関し、道路整備に充てる道路特定財源の見直しを検討する方針を確認した。一般財源化の範囲や暫定税率の扱いが焦点だが、経済財政諮問会議の歳出入改革論議を横目に見ながら進める慎重姿勢。政府・与党内で具体論に踏み込む動きはなお少なく、論議の行方は不透明だ。

 「政府の骨太方針には道路財源だけを盛り込めばいい」。17日に党本部で開いた自民税調の非公式幹部会。顧問の片山虎之助参院幹事長は6月に決定する骨太方針2006に盛り込む歳出入改革の工程表をにらみ、道路財源の見直し論議の優先度が高いとの見方を示した。
 「日経新聞 2006年3月17日」

 
 石原前国交省大臣,受験者のことを考えて,ちゃっちゃと話をまとめてください.
 
―今日のことわざ―
旅は道連れ世は情


道路科目 | 【2006-03-20(Mon) 23:04:57】
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JV優遇を縮小すれば談合解消?
 おいおい……これが進められたら,地方の中小建設会社は仕事が無くなってしまいますよ…….大手や地場ゼネコン以外,国交相の仕事をする機会が減って若手技術者はやる気無くなるんじゃないかな.
 単独でCランクになれないからJVを組んで受注機会を増やしているのに,談合云々でJVを縮小するとは.Cランクの仕事がメインなのにどうするんでしょうか……もしかしてDクラスに細分化して発注?これじゃ問題が大きくなるような気がしますね.
 ともかく,JVを縮小すると談合が減るという論理がよくわからんのですが.

 国土交通省は複数の建設業者が共同で公共工事を請け負う共同企業体(JV)の運用を見直す。入札時に単独企業よりもJVを優遇する仕組みを改め、JVが受注できる工事を一部に限るルールを厳しく適用する。JVが受注機会の確保のために安易に使われ、談合の温床になっているとされる状況を改める。地方自治体にも運用適正化を求めていく。

 JVが受注できる工事の種類などは、国交省の指針を基に各発注者が独自に決めている。基本的には合併の促進や技術力の補完が狙いだが、地方自治体では一企業で受注できる低価格の工事でもJVが使われている例が多い。「NIKKEI NET 2006年3月14日」

 

 今年の建設一般は,ますます「効果的,効率的かつ透明性の高い社会資本整備」が本命になるかもしれませんね.談合を無くすために何が必要なのか,この点よく勉強しておきましょう.
 私は「談合=悪」という短絡的な考えではありません.そりゃ「悪」の面もありますが,「善」の側面もあるということを忘れちゃいけないと思っています.実際,市場単価より安く発注している工種もあるのに,受注総額を叩き合いしたら,適正な価格が無くなっちゃうと思うのです…….
 くれぐれも試験では「談合=悪」の記述でお願いします. 

―今日のことわざ―
羊に虎の皮を着せる


建設一般 | 【2006-03-14(Tue) 09:09:44】
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量的緩和政策が5年ぶりに解除
 皆さん景気回復らしいですよ!私の周りではそんな話ないですね……建設業界だからか……あはは.

 とうとう「量的緩和政策」が5年ぶりに解除されました.解除条件として示してきた「消費者物価上昇率が安定的に0%以上」を満たしたと判断されたようですね.
 それにしても,石油価格が下落に転じてもマイナスへの後戻りはないんでしょうか.今年は特別な寒さだったような(季節関連品目を除いた物価上昇率ってどんなもんなんでしょう).ITバブルのときみたいに,今度もデフレ脱却失敗したら日銀どうすんだろ?ここんとこ政府は責任逃れに必死なようですし.
 
 とりあえず,しばらく毎月約1.2兆円の長期国債買入れも継続するみたいですし,短期金融市場ではゼロ金利が続くんでしょうけど.マーケットに早期利上げの観測が広がったら,中長期の金利上昇や円高,株安が進みそう……こりゃ参ったな…….
 
 そろそろ技術士関連の記事として,こういうときこそ,案外無難な「効果的かつ効率的な社会資本整備」が建設一般論文になりそうな予感がしますね.「はじめに」あたりにでも「量的緩和政策が5年ぶりに解除」という記述があってもいいでしょうね,タイムリーなものが好まれるので.
 
 今週末は,通常業務の納品が迫っており手一杯なので,添削はボチボチということで了解願います…….

―今日のことわざ―
酒買って尻切られる


建設一般 | 【2006-03-09(Thu) 20:38:28】
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資格が引出す技術力
 日経コンストラクション2月24日号に,「資格が示す技術力」という特集があった.相変わらず技術士に対するニーズは高いようだ……読むのが遅すぎるかも……あはは.

 毎度のことだが,こういった特集で必ず出てくる文句がある.技術士という資格に技術力が追いついていない,という趣旨である.特に,ご年配の方がこういった意見を出す.私は,こんな意見が嫌いだ.自分が入っている器の高さを上げて新たな人の侵入を防ごうとする姿勢がミエミエだから.もっとオープンな勝負を心掛けたいもんです.
 
 私は,技術士になってから技術力を磨けばよいと考えています.技術士になれば嫌でも技術力を磨かざるを得なくなるでしょうから……技術士がこんなこともわからんの?とか言われたら誰だって悔しいでしょう?
 正直な話,今でも受講者さんから教えられることもあります.同じ道路科目といってもその範囲は広いので……,誰だって神様じゃないんだからわからんことはあるわけです.それを認めることも技術士として大切だと思うのですが……ふんぞり返るだけの技術士はイラン.

 「資格が示す技術力」というよりも「資格が引出す技術力」という見方もあるのではないか,と感じた記事でした.

 それにしても,あっという間に願書申込み時期なんですね.
 受講者さんに教えてもらったんですが,いく・にげる・さる(1月,2月,3月)とはうまい!

―今日のことわざ―
河童も一度は川流れ


日々寸感 | 【2006-03-07(Tue) 19:43:53】
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安全神話は崩れてきた……
 建設部門の「安全」と若干違いますが,この記事などから考えても今年こそ「安全」は外せないテーマだと思います.自然災害の増加と反比例して公務員の削減が世論になりつつあるなか,どうやってインフラの「安全」を確保するのか,建設部門の視点で考えておきましょう.

 参院予算委員会は6日午前、2006年度予算案の基本的質疑を行い、実質的な審議に入った。小泉首相は、今国会に提出する行政改革推進法案の柱となる国家公務員純減に関連し、「地域、安全の面で必要な分野は、人員を増やしていかねばならない」と述べ、刑務官など、国民の安全にかかわる分野の公務員は増員する考えを示した。

 首相は「安全神話は崩れてきた。政府も、安全は強化しなければならない。公務員を減らす中で、警察官、入国管理、刑務所関係も必要な部分は増やしてきた」と語った。ただ、「無駄なものは減らしていく。あらゆる分野で改革は必要だ」とも述べ、06?10年度で公務員の5%純減という目標の実現に取り組む考えを強調した。民主党の輿石東参院幹事長の質問に答えた。
「YOMIURI ONLINE 2006年3月6日」


 この記事とは別に,自民党財政改革研究会の政府資産圧縮プロジェクトチームが,国家公務員宿舎や庁舎の売却基準を固めたようです.これは「小さな政府」への移行を考えてのことなのでしょう.やっぱり「効率的な社会資本整備」もはずせませんね…….
 
―今日のことわざ―
習わぬ経は読めぬ


建設一般 | 【2006-03-06(Mon) 20:20:51】
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今年はどんな出題かな?
 つい先日「道州制の導入が適当と考えられる」という答申が流れました.マスコミが取上げたことで注目度こそ高まったでしょうが,どこも画定の見通しは立っていないんじゃないかな.

 区割り案ばかり強調されていますが,そもそも道州制のメリットってなんでしょう?
 たとえば,九州7県の域内総生産がオランダに匹敵するなど,中堅国並みの規模を持つ自治体が次々にできるわけですが,こんな自治体が住民の声を反映できるんでしょうか.最近のインフラ整備はどちらかというと「いかにして地域住民の些細な要求に応えるか」という流れだと思うんですが……そういうことは市町村まかせか?

 そりゃ分権という小さな国家を目指したい気持ちはわかりますが,国のあり方をどう考え,地域住民とのかかわりをどうするのか,このへんの方向性が明確にならないと,道州制という大風呂敷を広げても狼少年と一緒だぞ.
 それと,こういう議論こそ郵政民営化みたいに選挙にかけるべきものではないのかな.

 前置きが長々となりました.
 今年の受験日までに動きそうな政治的なものとしては,道州制,道路特定財源一般化,高速道路新直轄方式,談合や耐震偽装問題,量的緩和(デフレ脱却?)ぐらいしかないでしょ.永田議員のメール問題は開いた口が塞がりませんね……あはは.
 こういった風潮ということは,本年度の建設一般論文は,「効果的,効率的かつ透明性の高い社会資本整備」もありかな,と考えております.ちなみに,昨年度の道路科目における専門必須として,この趣旨の問題が出題されました.
 
 現時点での建設一般論文の予想としては,上述したものと,「社会資本の品質(安全性)」「国際化(国際的な災害に対する建設部門のあり方)」こんな感じで考えています.さすがに環境や防災は無いでしょう.

 そろそろ願書配布の準備時期かな?もちろん,願書の準備で満足してはいけません.そろそろ建設一般の動向などにも目を配るようにしましょう.
 来週からはブログの更新を進めたいのですが……,実務次第ということで.

―今日のことわざ―
転ばぬ先の杖


建設一般 | 【2006-03-04(Sat) 13:23:01】
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建設部門 択一問題集  平成29年度版
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