何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2006年12月
はしゃぎすぎたETC…….
 三菱商事は,本気でETCをビジネスチャンスとして考えているようですね.でも,ETCが普及すればするほど,自家用車の利便性は向上するので,ますます自動車台数は増加するんじゃないかな…….
 毎度の重点施策である「公共交通機関への転換」は,どう考えても「ETCの民間開放」とは相反するような気がします.誰だって,利便性がドンドン向上する自家用車から,バスなんかに乗換えたりしないでしょ.つまり,ETCの利便性が向上すればするほど,自家用車に乗りたがるのが人間の本性だと思うんです.

 三菱商事は高速道路の料金決済に使われてきた自動料金収受システム(ETC)の民間利用を拡大する。来春、神戸空港の駐車場で駐車券を受け取らずに入退場や料金決済ができるサービスを始めるほか、民間有料道路でも通行料金を支払えるようにする。ガソリンスタンドや飲食店のドライブスルーなどへの導入が今後、広がりそうだ。
 国土交通省は今年3月、ETC車載器に割り当てている個別番号の利用を民間に開放。事業者が読み取り機を設置して、クレジットカードなどの決済手段を車載器番号と照合すれば、駐車場やガソリンスタンドなど民間施設の料金決済にも使えるようになった。
「NIKKEI NET 2006年12月26日」


 単純に考えれば,ETCを装着した自家用車よりも,利便性などの便益が高い公共交通機関になればいいんでしょうが,どんな方策を持ってきても,絵に描いたもちになる可能性が高いでしょうね.この難題を解決できる人がいればたいしたもんです.
 
 私は,ETCの利用は高速道路だけに限定すべきだったと考えています.ETCの普及率がそろそろ頭落ちになるからといって,民間に開放すれば,それこそ「公共交通機関への転換」なんて夢話になってしまうでしょう.日本人の悪いところですが,調子に乗りすぎて墓穴を掘るとは,まさにこのことではないかと……あはは.
 
―今日のことわざ―
藪をつついて蛇を出す


道路科目 | 【2006-12-26(Tue) 16:48:56】
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そろそろ勉強を始めましょう.
 このところ大忙しです.実務や忘年会のピークは越えたかなという感じですが,ブログの更新がついつい後回しになっていました.
 また,添削のほうもボチボチ軌道に乗ってきたような感じです.総監の受講者さんはもう少し気合を入れてほしいのですが,皆,主力級の人材なので,実務に追われているようです……いいように解釈しすぎかも?
 
 なにかと慌しい時期ですが,そろそろ来年度の試験に向けた勉強を始めるようにしましょう.建設業界というのは,3月末納期の物件が多いですから,今以上に時間が取れなくなると思います.ですから,年末年始休暇で,せめて勉強癖だけでも(?)取戻しておきましょう.

 ところで,来年度の試験実施案内が公表されたようです.
 筆記試験日は,総合技術監理部門が8月4日(土),建設部門が8月5日(日)のようなので,例年とほぼ同じような準備期間になりますね.
 受験申込受付期間は,インターネット受付だと4月6日からなので,それまでに,提出する経験論文の大枠は固めておきましょう.筆記試験終了までは,経験論文の清書というか論文構成する必要は無いと思いますが,どういった経験論文を提出するのか,頭の中ではイメージを固めておきたいもんです.

参考ホームページ:平成19年度技術士第二次試験の実施について

日々寸感 | 【2006-12-24(Sun) 14:45:18】
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まだまだ増えるぞ……事務処理
 ここんとこ日経平均株価は絶好調のようです(この後訪れるであろう暴落が怖いんですが).その一方で,ワーキングプアの話題を随所で見かけるようになりました……一体どっちが本当の姿なんでしょうか. 
 ところで,上場企業は,2008年度決算から日本版SOX法が適用されます(もちろん,うちみたいな零細企業には関係ない話です).大雑把に言ってしまうと,財務報告を品質保証する制度ですから,ある意味ISOと一緒ということです.つまり,事務処理が問題になるということですね……ISOの文書管理で苦しんだ人多いんじゃないかな.そのぶん,事務処理に不可欠なIT企業が儲かる仕組みなんでしょう.
 
 青本には,米国のSOX法すら書かれていませんが,コンプライアンスにも関係することなので,入れるとしたら「情報管理」の章が該当するのかな?企業経営者に「ITガバナンス」を要求することになるんだし.
 とにかく青本に書いてあること以外でも,時事的に話題となっているものについては,各自情報収集しておいたほうがよいと思います.インターネット上でも腐るほど資料はあるはずです.
 極端に言うと,青本に書かれていることは「昔話」を読むぐらいに捉えたほうがよいのかもしれません……情報管理など総合技術監理の視点なんて日々移り変わっていくもんですから.
 
 ―米国のSOX法―
 巨額の粉飾決算が発覚したエンロン事件がきっかけとなって,2002年にサーベンス・オクスリー法(Sarbanes-Oxley Act:SOX法)が成立.細かなことは各自調べましょう.
 ―日本版SOX法―別称「日本版SOX」「J-SOX」
 厳密に言うと,金融商品取引法のなかで「財務報告に係る内部統制の強化等に関する制度整備」として導入される内部統制の評価,報告,監査に関する法規制です.
 簡単に言うと,財務報告を品質保証する制度です(簡単にまとめすぎかも……).

総合技術監理 | 【2006-12-12(Tue) 16:44:26】
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悪者扱いの道路特定財源
 道路特定財源の一般財源化を巡る議論が大詰めになってきました.現時点では,法改正不要な自動車重量税の一般財源化を2007年度着手,揮発油税の一般財源化を2008年度に先延ばしする可能性が高そうです.
 今日の社説を見ると,毎日と朝日は同じ論調のようですね……右派的な産経はどうするつもりなんでしょうか.
 

……前略……
 それ以上に、危惧(きぐ)されるのは揮発油税の一般財源化先送りだ。揮発油税こそが道路特定財源の本丸であり、06年度当初予算で約2兆9000億円が見込まれている。なぜ、07年度に出来ないのか。法改正が必要というだけでは納得できない。また、08年度から一般財源化というのであれば、現行の暫定税率で確実に実施する保証が必要だ。空手形に終わらせないためである。
 同時に、その財源は大半を財政健全化のために使うことも明確にしておく必要がある。現行の道路整備5カ年計画は07年度で終わり、08年度の新計画はこれから策定されるが、自動車のための道路建設という発想から脱却しなければならない。高度成長以降の道路行政はモータリゼーションを支援することが役目だった。
 一方で、歩行者への配慮には欠け、安心して歩くことのできる道路整備では大きく後れを取っている。自動車会社やユーザー、石油会社のための行政だった。自動車が公害発生源であることも十分認識されてきたとは言い難い。
 その意味からも、道路とは何か見直す好機だ。従来型の道路整備を行ってきた道路整備特会の廃止も日程に載せる必要がある。そこまで腹をくくってこそ改革だ。
「毎日新聞社説 2006年12月6日」

 ……前略……
 焦点はガソリン(揮発油)税の扱いだ。約3兆円にのぼり、国税分の8割を占める。財政難の折、道路ばかりに財源を振り向けるわけにはいかないという考え方はもっともだ。一般財源にしたうえで、必要な道路の建設や補修はその中でやればいい。
 ……中略……
 国と地方あわせて5兆8千億円もある道路特定財源は、土建業者とそれを取り巻く政治家や官僚などの利権の温床となってきた。無責任な公共事業が続く元凶でもある。最終的にはすべて一般財源にすべきだ。
 ……中略……
 妥協を排して、一般財源化への道筋を明確に指し示す。首相は持ち前の頑固さを発揮し、その所信を貫くべきだ。
「朝日新聞社説 2006年12月6日」

 
 財政健全化のために一般財源化するとか,無責任な公共事業が続く元凶だとか,完全に道路は悪者になっているようです……暫定税率を低減するというカードはもう切れないのかな.こうも一般財源化賛成という論調だと大本営発表と変わらん…….

 『道路整備=ごっつい道路を造る』みたいに世論が捉えてしまっているから話がおかしくなる.社会福祉にも使える一般財源とするよりも,バイオエタノールの安定供給や生活道路の安全のためにお金を使うとか,まだまだ道路として先進国に劣っている分野ってあると思うんです.
 参院選があるから消費税を上げれないとか,内閣支持率云々というのは理解できるけど,目的税本来の目的をすりかえて正義顔するのはおかしい……詭弁じゃないかな?

―今日のことわざ―
流行る芝居は外題から


道路科目 | 【2006-12-06(Wed) 11:49:06】
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取るべきリスク
 建設部門(道路)の口頭試験を終えた受講者さんから,続々と報告が届きました.来年度の試験を見越してか,経験論文に対する質問が多かったようです.専門や建設一般に関する質問は無かったようですね.皆,倫理に関する質問まで辿り着いている(口論なんか無かったようです)ので,多分大丈夫だろうと感じております.不安に感じているぐらいがちょうど良いというか,自信満々の報告を受けるほうが怖い…….
 
 さて,話は変わりますが,来年度の受験を迷っている方が多いようです.誰だって,来年の出題を見てから,再来年受けたほうがリスクは低いと考えるでしょう.でも,それってリターン(合格の可能性)も低いということなんですよ.再来年には,どんな受験者でも傾向をつかんでくるんですから,相対的な評価基準は引き上げられるでしょう.

 リスクには,あえて取るべきリスクと,取らなくてよいリスクがあります.自分の生命を脅かすようなリスクを取る必要はありませんが,来年度の出題内容はわからない,というリスクは取るべきリスクだと思います.どんな受験者も出題内容が読めないんだから,そのぶんリターンは大きくなる.こんなチャンスは試験改正の初年度しかないんですよ.もし,出題が予想したものとまるっきり違ってもいいじゃないですか,敵前逃亡よりよっぽどましだと思います.
 
 やっと口頭試験が終わった人には鞭を打つような内容になりましたが,道路以外の科目や総監にチャレンジするとか,とにかく2月9日の最終発表日まで有意義に過ごすよう心掛けてください.
 
―今日のことわざ―
宝の山へ入りながら手を空しくする 


日々寸感 | 【2006-12-04(Mon) 12:13:34】
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消費税率の話は?
 国際競争に勝たなきゃいけない企業のために税制措置している趣旨は理解できるんですが,そもそも国際競争するほどの企業ってどれぐらいあるんだろうか?
 実際は,国内販売で完結する産業が多いんじゃないかな.こうした内需企業の回復が遅れている原因は,賃金が上がっていないことや社会保障が不安定なことなんだから,そこんとこの対策もよろしくお願いします…….

 安倍首相の指示で委員を一新し、官邸主導色を強めた政府税制調査会が、来年度の税制改正答申を提出した。
 首相が説く「経済成長なくして財政再建なし」の路線に沿って、法人課税を中心に、多くの減税措置を盛り込んだ答申となっている。
 「いざなぎ超え」の好況を反映して、今年度の税収は50兆円を超え、当初予算を約4兆円上回る見通しだ。税負担減で企業の体力をさらに強化し、自然増収を財政再建に結び付ける――という戦略は理にかなったものではある。
 だが、来年度も最低25兆円は新規国債を発行しないと予算を組めない状況が続いている。社会保障を信頼できる制度にするためにも安定した財源が要る。
 それなのに、今回の答申からは「消費税」という単語が消えてしまった。巨額の財政赤字は、経済成長と消費税率引き上げを両輪にしなければ解消しまい。成長一辺倒の答申には、不安も残る。
 答申は、建物や機械の取得費の95%までしか損金(コスト)にできないなど、外国に比べて著しく企業側に不利な減価償却制度の抜本見直しを求めた。
 100%償却を認めるほか、外国より長めに設定されている法定耐用年数を、液晶など技術革新の激しい分野では短縮するよう提言している。設備投資の減税効果が大きくなり、日本企業が国際競争で背負っていたハンデが解消される。……以下略……
 「YOMIURI ONLINE 2006年12月2日社説」


 私としては,消費税率の引上げは避けて通れないと思います.一番平たく取れる税金なんだから,これを上げるしか社会保障の安定財源は確保できん……もちろん生活必需品の税率は低く,嗜好品や贅沢品の税率は高くが原則だと思いますが.

 総監の5つの管理項目は,基本的に企業から見た視点で物事を解釈していますが,被雇用者側の視点も大切にしたいもんです……要するに,総監に求められる視点はバランス感覚が大事ということです. 
 たとえば,経済性管理ではコスト削減が大事だからといって,ただ労務費を下げればいいってもんじゃない,労働者の懐が寒かったら企業の売上もお寒くなるんだし,給料が安いなどと愚痴を言われる労働者の精神状態(人的資源管理)にも悪影響を与えるでしょうし…….
 
 話は変わりますが,今日と明日が道路科目の口頭試験のようです……総監を受験される人には懐かしい出来事でしょうが…….筆記合格された受講者さんには,なんとか最終合格を果たしてほしいと祈願しております……吉報をお待ちしております.

―今日のことわざ―
金は天下の回りもの


総合技術監理 | 【2006-12-02(Sat) 11:39:24】
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建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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