何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2008年04月
地震動予測地図
 願書を提出したから,そろそろ本腰を入れて勉強しようか,と考えている受験者が多いと思う.その気持ちを持続させることが大切だ.

 そろそろ発売される白書の内容は分からないが,洞爺湖サミットがあるから,地球温暖化対策や低炭素社会がメインになるんだろう.でも,防災に関する情報も仕入れておいたほうがよい.寺田寅彦ではないが,防災の出題は忘れた頃にやってくる.
 建設部門の場合,地震発生確率の細かな数値を覚える必要はないと思うが,大まかな分布ぐらいは知っておいても損はしない.

 国の地震調査研究推進本部は24日、地震で強い揺れに見舞われる確率を地図上に示した全国の「確率論的地震動予測地図」の08年版を公表した。今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は、関東南部から四国地方にかけての太平洋沿岸で上昇した。一方、山形や北海道などで低下した。

 08年版では、南海トラフの地震発生確率が高まったことで、高知市役所で30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は54・3%(前年比2・0ポイント増)となった。
 地図は推進本部のホームページ(http://www.jishin.go.jp/)で公開されている。
「毎日jp 2008年4月25日」

 今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高い地域(えらく長ったらしいなぁ),こうした地域に居住している受験者なら,自分が住んでいる地域という視点から,危機感が滲み出るような防災対策を記述してもよいのではないか.身近な視点から自分が考えた出した方策,これがオリジナリティだと思う.

 参考ホームページ:「全国を概観した地震動予測地図」 2008年版

 話は変わるが,電気・ガスの検針票や料金明細書にCO2排出量が記されるようになるらしい.いくらマスコミを通じて旗を振ろうが,日々の生活が安定しないと,高次の環境になんて目が向かないのではないか.環境対策よりも生活の安定を,というのが多くの国民が持っている感覚じゃないかな.

 明日からゴールデンウィークが始まるようだが,余暇に何をしよーか?なんて冷た?いダジャレを言ってる場合ではない.ここぞとばかりに,熱?く気合を入れて勉強してほしい.出遅れている人は挽回するチャンスだし,進んでいる人は引離すチャンスだ.

―今日のことわざ―
最後に笑う者の笑いが最上


建設一般 | 【2008-04-25(Fri) 18:52:16】
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自転車の教則改正
 30年ぶりの改正ってこと自体が問題だと思うけど,それは横においても,自転車のマナーを改正するのはよいことだと思う.その一方で,道路特定財源の一般財源化という方向から考えると,自転車道の整備はドンドン遅れることが確定的だ.
 はたして今後,クルマを差置いて自転車道の整備を優先することができるだろうか?マイカー主流の地方に行けば行くほど,それは無理というのが現実ではないか.自転車道の整備を怠ってきたことが,自転車に絡む様々な問題の原点なんだから,ほかの方策をいくら頑張っても,これに手をつけなきゃ抜本的な改善は望めない(みんな頭では分かっているはず).

 自転車の話に限らず,大局的な方向と相反することを進めている愚策が多い,と感じる.
 やれ低炭素社会にはコンパクトシティだぁ?と言いながら,調整区域のミニ分譲地を造っているのはなんなんだ?……都計法第34条11号みたいな……いわゆる小手先のミニ開発ばかりでは,都市計画もクソもないと思うのだが.

 警察庁は22日、自転車のマナーなどをまとめた「交通の方法に関する教則」(国家公安委員会告示)の改正内容を正式に公表した。自転車の教則改正は78年以来30年ぶり。6月1日から施行する。

 保護者と幼児2人の「3人乗り」についても改正予定だったが、保護者の要望を受けて、今回は見送った。3人乗りでも安定した走行のできる自転車の開発を前提に容認を検討している。

 教則の新たな改正部分は「自転車が歩道を走る際には歩行者優先で徐行すべきだ」と明記したうえで、(1)携帯電話をしながらの片手運転(2)傘を差しての片手運転(3)ヘッドホンを使用しての運転??などは、行うべきでないと定めた。

 また、傘を自転車に固定して運転する行為も危険な場合があると指摘。ベルはやむを得ない時のみに使用し、みだりには鳴らさない。自転車同士が対面してすれ違う場合には、互いにハンドルを左に切ってよけ、子供が運転したり、幼児を乗せる時にはヘルメットをかぶらせるように求めた。
 「毎日jp 2008年4月22日」

 話はまったく変わるが,建設部門の受講者さん宛てに送ったファイルは高評だったようだ.制覇への道標なんて立派な名称をつけてしまった……何事も勢いとは恐ろしいもんだ…….どうのこうの言っても,道路科目に限定した内容だから,役に立つ確率は高いと信じている.
 まだまだ追記する内容はたくさんあるんだけど,まーボチボチ進めていく予定です.これだけ試験制度が頻繁に変更され,その都度評価ポイントが変わっているんだから,随時更新しないと使い物にならないだろうし.

 このファイルで論文体裁や論理構成などの単純ミスが減れば減るほど,よりレベルの高い添削指導ができるんではないか,とほくそ笑んでいる.受講者さんにしても高度な添削指導のほうが得なわけだから,ファイルの内容はゴールデンウィークにでも熟読してください.もちろん,実践しないと意味がないですよ……ヨロシク頼むぞ?!

 今日は話がまとまらない内容となってしまったが,今年度の道路科目は自転車に要注意ということで締めておこう.

―今日のことわざ―
春植えざれば秋実らず


道路科目 | 【2008-04-22(Tue) 19:28:09】
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プレパンデミックワクチンをめぐって
 ここ最近,技術的体験論文のアウトラインや願書のチェックで多忙を極めている.ひさしぶりに連絡を頂いた受講者さんが多いのなんの……これじゃいけないんだが.年度末の納品も目処が付くころだから,そろそろ本腰を入れてくれるだろう.

 たまには総監部門のことも書いておこう.
 昨年度の添削のときから考えていたんだけど,インフルエンザ・パンデミック(新型インフルエンザウイルスがヒトからヒトへと感染,世界的に大流行している状態)に関する設問が出たら,それこそ試験会場がパニックになるだろうなぁ?,と思っている.

 新型インフルエンザの発生に備えて厚生労働省は年内にも、医師や検疫官ら6千人にプレパンデミック(大流行前)ワクチンの接種を始める方針を決めた。舛添厚生労働相が15日、閣議後の会見で明らかにした。効き目や副作用など安全性を確認するのが目的。このワクチン接種を行うのは世界初の試みになる。

 6千人は感染者と接触する可能性の高い感染症指定病院の医師や検疫官、税関職員ら。その結果、安全性が確認できれば、その他の医療従事者や警察官、国会議員など計1千万人への事前接種について検討する。

 備蓄しているワクチンは計2千万人分あり、インドネシア、ベトナムのウイルス株をもとにしたものが500万人分ずつ、中国の株のものが1千万人分。6千人分はこの中から、インドネシアと中国の株を使う予定。接種後に血液検査を行って抗体を調べるなどし、データを集めて安全性などを評価する。

 現在、新型インフルの警戒レベルは6段階あるうちの「フェーズ3」。厚労省は、人から人への感染が拡大する「フェーズ4」になった段階でワクチン接種を行う予定だったが、早い段階での接種で有効性などが確認できれば「先手の対策が打てる」と判断した。
「asahi.com 2008年4月15日 一部抜粋」

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 大規模地震や壊滅的な自然災害は,危機管理という側面から考えると大変なことだけど,これらは日本全国同時に起こるわけではない(絶対とは言えないが).だからこそ,被災地以外の地域から救援が期待できるし,情報通信機能のバックアップセンターを沖縄に作るなどして,これまで乗り切ってきたわけだ.

 しかし,インフルエンザ・パンデミックが発生したらどうなるだろうか?これはエリアが限定される危機ではないし,感染したら命の保障もない.ちょっとオーバーかもしれないけど嘘でもない……ややこしいか.
 国がやっと動き出したようだけど,地方自治体は宙ぶらりんのところが多いはずだ.防災対策を優先する気持ちは理解できるけど,インフルエンザ・パンデミックも対策を考えないと,ワクチンをめぐって究極の惨劇を目の当たりにすることになるだろう.

 総監部門の受験者に限らず保有者も,常に感染の可能性がある状況下で,総監部門の管理項目を使って何ができるか,一度は頭の中でイメージしてみてもよいと思う.
 難易度が高すぎるから試験問題としては不適かもしれない.その反面,書籍の参考論文を丸暗記したような付け焼刃では対応できない良問だとも思う.

 好き勝手なことを言ったが,個人的には,管理項目とか総監部門とか技術士という小さな枠組みではなく,ヒトとしての倫理(生き方といったほうがよいかな?)がすべての方向性を決めることになると感じている.

―今日のことわざ―
人は情けの下で立つ


総合技術監理 | 【2008-04-15(Tue) 20:35:55】
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骨太の方針に一般財源化?
 暫定税率の期限切れでガソリンスタンドも大変だったようだけど,国民も目先の利益ばかりを追いかけてはいけないと思う.個人的には消費税を上げるしかないと思っているが,今の財政状況から考えると,減税なんて選択肢はありえない.医療,年金,教育など,どの分野も財源が不足して破綻状態なんだから.
 
 道路特定財源の一般財源化が話題を呼んでいるが,すでにある財源を右から左へ受け流す(もう古いか……)よりも,新たに財源を増やす議論を進めてはいかがか.税金を上げる代わりに将来の不安を取り除く「国の将来像」を示さないことには,いつまでたっても小手先,目先だけの処方箋にしかならない.財源が無いことは国民もわかっているんだし,無駄遣いを是正するにも限界はある.

 そもそも道路特定財源は,公平性と合理性という受益者負担で成り立っている(安定性もあるけど).それを全額一般財源化して道路以外の用途に使うのであれば,道路特定財源そのものを廃止するのが筋だと思う.その代わりに消費税を増税して,真に必要な道路を造ったらどうか……何が真かは大きな問題だけど.

 今国会最大の焦点である揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案は4日午前の参院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。福田康夫首相は「暫定税率の失効に伴う財政への影響を最小限にとどめるため一日も早い成立がぜひとも必要だ」と決意を強調。6月に閣議決定する予定の「骨太の方針」に、道路特定財源の2009年度からの一般財源化方針盛り込みを検討していると表明した。

 同法案の審議は2月29日の衆院通過以来約1カ月ぶり。3月末の暫定税率期限切れでガソリンが値下げされる中、暫定税率の是非や首相が新たに提案した09年度からの全額一般財源化、道路整備中期計画の見直しが今後の論戦の焦点。……以下省略……
「共同通信 2008年4月4日」

 ガソリンにしても,(ガソリン価格+本則税率+暫定税率)×消費税,のようなタックス・オン・タックス(税に税が掛けられること)はやめればよい.極端に言うと,ガソリン価格×消費税(もちろん5%ではない),この簡単な式こそホップ・ステップ・ジャンピングー(これも古いか……)ではないか?ほかの道路特定財源も同様の考えでよいのでは?

 消費税の税率は単純に5%と思われているけど,税法上は国税である消費税の税率は4%,それに地方消費税分1%がプラスされて5%となっている.この消費税を,なんでもかんでも5%ではなく,購入するモノによって税率を変化させればよい.本気で地方分権を進める気があるのなら,国税4%と地方税1%の比率を変えれば問題ナッシングー.

 地方行政に予算分配できる能力があるのか,この点は技術士試験と一緒で,やってみないことには結果も見えない.このブログを見ている受験者の人も,やる前からあきらめてはいけない.4月に入って二次試験の願書受付もスタートしたようだが,こんな状況でまともな国土交通白書が発刊できるのか?

―受講者の皆さんへ―
 こんな政治状況なので,建設部門の想定問題(専門その15)の配布は5月以降になると思います.なお,建設一般その3の配布は白書発売日以降の予定です. ちなみに,総監部門の想定問題は,すべて配布済みです.
 私事で恐縮ですが,明日(5日)と明後日(6日)は添削をお休みさせてください.返信は週明けになる可能性が高いと思います.受講者の皆さんは,技術的体験論文の概要をまとめるとか,これまでの復習をするとか,各自勉強を進めておいてください.ご無理を言いますが,よろしくお願いします.

建設一般 | 【2008-04-04(Fri) 14:28:33】
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リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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