何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2008年10月
添削指導の筆記試験結果
 さっきも受講者さんから連絡が来たのだが,自分でも信じられないぐらい今年は筆記合格者が増えた.特に,2年目や3年目の受講者さんが今年は一気に合格している(それだけ苦節を味わったのだが……).添削指導の方向性は間違っていないようでホッとした.

 率直に言うと,2年目や3年目の受講者さんの出来が,今年特別よかったわけではない.むしろ昨年,あるいは一昨年のほうが出来のよかった人ばっかりだ(ちなみに,この中には昨年C評価扱いされた受講者さんもおられる).想像の域を出ないが,コメント欄でも議論?されているように,試験官の当たりはずれだろうと思う……なんとかならんのか?

 今はただ,あきらめずに頑張った受講者さんを祝福してあげたい.残念な結果だった受講者さんも,添削で培った実力をキープしていけば合格できると思うので,あきらめずに頑張ってほしい.
-------------ここまで追記しました-------------

 受講者全員から連絡が来ていないのですが,今日(10月29日)の更新で,今年の添削指導結果は確定とします.昨年に引き続き,受講者さんの個人情報に触れない範囲で,今年の結果をお伝えしておきます.
 受講者さんの総数は34名,内訳は,建設部門(道路科目)28名,総監部門6名でした.

 まず,建設部門(道路科目)28名の結果を書きます.
 10名が筆記合格されました.受験地は,北海道,東京,大阪,福岡,名古屋です.単純な合格率を算出すると,10/28=35.7%です.この分母の中には「添削料を払ったけどまったく勉強しなかった人」や「仕事の都合で勉強できなかった人」も含まれます.なお,受験を見送った人や失格者はいないと仮定しています.当たり前ですが,そのへんを考慮すると実質的な合格率は上がります.

 つぎに,総監部門6名の結果を書きます.
 4名が筆記合格されました.受験地は,北海道,東京,名古屋,広島です.単純な合格率を算出すると,4/6=66.7%です.建設部門と同様に,この分母の中には「添削の途中でリタイアした人」も含まれます.総監部門の場合,受講者さんの数が少ないことに加え,択一の出来も合否を左右するので,あんまり参考にならないかな.
 昨年はバルさんが総監では唯一の合格者だったのですが,今年は皆さん頑張られたようです.

 以下,今年の筆記試験結果を踏まえた私見です.

 建設部門(道路)については,すっかり最近の傾向になりましたが,専門必須の採点が試験官によって大きく異なったんだろうと思います.今年は,建設一般の出題と類似していたので,午前中の建設一般で弾を使いきった人は厳しかったと思います.
 個人的には,特に高松で受験した2名の結果が納得できないんだけど……昨年に続いて今年もか……という感じ.試験官の当たりはずれがあることは否めないけど,それが技術士試験だから割切りも必要なんだよなぁ?.
 昨年同様,口頭試験の合格率は厳しいと肝に銘じて準備しましょう.
  
 総監部門については,記述式が王道的な出題だったので,基本的なことを準備しておけば及第点は確保できたと思います.択一の出来が合否を決めたのではないでしょうか.
 口頭試験は,例年通りの合格率だと思います.プレゼン能力も大切ですが,それより何より総監の頭になっているかどうか,これを確認しながら準備を進めましょう.

―平成21年(来年)度の添削受講について―
 筆記試験の結果発表後,平成21年度の受験に向けた添削の申込みが増え,すでに25名(建設部門20名,総監部門5名)の受講者さんを抱える状況になりました.昨日一気に増えた感じです.
 昨年のように11月末日で締切るのはまずいと思っているのですが,私の処理能力から考えると,今年も年内で受講を締め切るかもしれません.申込みを考えている人は早めに決断?してください.

添削指導結果 | 【2008-10-28(Tue) 18:31:08】
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道路科目の筆記合格率
 さっそく足し算の間違いを指摘されました……お恥ずかしい.なぜか合格者数が640人と過大になっていたようです(どこで間違えたんだ?).その修正に伴い記事を訂正しました.

 今日のサーバーダウンはひどかった……ほんと勘弁してくれよ.

 昨年に引き続き,道路科目の筆記合格率を計算しておきます(大まかな計算ですが).昨年の受験率は78%弱だから,今年も同様の受験率と仮定して考えてみます.
 申込者数(最終番号の合計)3,784*受験率0.78=受験者数2,951,
 合格者数550/受験者数2,951=筆記合格率18.6%(併願はカウントしていません).
 昨年の道路科目の筆記合格率は21.6%だったので,ほぼ同じ水準どころか減っていますね…….この状況なら,昨年よりは口頭試験の合格率は上がるかもしれない.

 受験地別に見たら,高松と新潟が厳しい数字だ……そのかわりに広島が高いなぁ?.ちなみに,受験率や受験地ごとの最終番号は仮定なので,この合格率はどこまで当てになるかわかりません.
 総監部門のほうは科目によって異なるので,自分が受験した科目で確認してみてください.

 受験地別の合格率を示しておきます.いくら仮定を積み重ねた数字とはいえ,急いで作ったものなので間違いがあるかもしれません.受験者はどの地域も増えたんじゃないかな.

 A:北海道…16.7%(254*0.78=198, 33/198=16.7%)
 B:東京……20.6%(981*0.78=765,158/765=20.6%)
 C:大阪……20.9%(596*0.78=465, 97/465=20.9%)
 D:福岡……15.9%(460*0.78=359, 57/359=15.9%)
 E:名古屋…20.3%(385*0.78=300, 61/300=20.3%)
 F:仙台……15.8%(283*0.78=221, 35/221=15.8%)
 G:沖縄……15.4%( 33*0.78= 26, 4/ 26=15.4%)
 H:新潟……12.8%(100*0.78= 78, 10/ 78=12.8%)
 J:金沢……21.1%( 98*0.78= 76, 16/ 76=21.1%)
 K:広島……22.7%(221*0.78=172, 39/172=22.7%)
 L:高松……11.0%(209*0.78=163, 18/163=11.0%)
 M:横浜……17.2%(164*0.78=128, 22/128=17.2%)

 さて,私の添削指導のほうです.
 午後11時時点で,建設部門7名,総監部門3名の受講者さんが合格しているようです(添削指導の筆記試験結果は,後日別の記事として報告します).今年は,建設部門と総監部門,ともに北海道の受講者さんの合格率が高いようです.

 残念な結果だった方は,気持ちを入替えて頑張っていきましょう.厳しい言い方になるかもしれませんが,いつまで引きずっても結果は変わりません.すでに来年の受験に向けて勉強を開始している人もいるし,今日の不合格と同時に添削受講を申込まれている人もおられるのですから.

建設一般 | 【2008-10-27(Mon) 18:04:47】
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いよいよ筆記の結果発表
 今年受験された方は,この週末はソワソワしていると思う.結果が求められる私も,結果発表日が近づくと落ち着かない.番号しか掲載されないので早起きしてもムダなのだが,この日ばかりは,さすがに寝付けないといった感じ.

 はたして合格率はどのくらいになるんだろうか?個人的には,道路科目は昨年より少し絞って20%弱,総監部門は例年通りで着地するんじゃないかなと思っている.あまりにも筆記合格率が高すぎると,やはり口頭試験の合格率が厳しくなるからなぁ……東京までの旅費はタダじゃないんだから,そのへんを少しは考慮してほしいのだが.
 とにかく受講者さんからの吉報を期待しよう.

 今年は,「技術士第二次試験筆記試験合格発表について」という案内がホームページに出ていないから,昨年のものを部分的に転載しておきます.この記事を書いた後で公表されるのかもしれないが…….掲載時間などは公表されていないですから,あくまで昨年の傾向からの推測です.

  ・文部科学省(今年も午前5時から掲載されると思います)
   http://www.mext.go.jp
   http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/kagaku.htm
   ⇒例年下段側が掲載場所になります.

 ・日本技術士会(今年も午前5時から掲載されると思います)
   http://www.engineer.or.jp
   http://www.engineer.or.jp/examination_center/index.html
   ⇒例年下段側が掲載場所になります.

 ※発表日の朝8時過ぎから昼頃まではつながりにくい状況が予想されます。
 なお、平成18年度から合格者の氏名については個人情報保護の観点から公表は行わず、受験番号のみを掲示することとなりましたのでご了承願います。⇒これは例年通りだと思います.

 合否通知書の送付 :
 受験者に対し、合否通知書により成績及び筆記試験の結果を通知します。
 なお、合格者に対しては、口頭試験の日程等調整のため発送が発表日より1週間程度、遅れる予定です。⇒このへんも例年通りだと思います.

―平成20年(今年)度の受講者さんへのお願い―
 受験番号しか掲載されないので,私のほうでは受講者さんの合否がつかめません.したがって,結果はメールで知らせていただきたいと思います.
―平成21年(来年)度の受講者さんへ―
 建設部門と総監部門,どちらも11月1日までには,つぎの想定問題を配布する予定です.まだ悠長に構えられている人が多い(!?)ので,配布する間隔を空けています.ボチボチ11月始めの3連休あたりから始動してください(連休にならない人も多いと思うけど……).

日々寸感 | 【2008-10-25(Sat) 15:53:40】
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低入とETC
 こんな記事を張らなくても,低入物件が巷に溢れかえっているのは実感されていると思う.建設会社も低入が横行しているようだが,コンサルの場合は半値八掛けの受注もあるようだ.いつも不思議に思っているんだけど,直工も確保できないような単価で落札して,いったい誰が仕事するんだろうか…….

 面接試験で入札制度のことは聞かれるかもしれないが,コンプライアンスの関係で昔のように話合いができなくなった.談合が違法行為なのは誰もが理解していることだけど,とことん市場に任せることが正しいことなのだろうか.ここ最近の金融市場の動揺を見れば,市場にも政府介入が必要だということなのかもしれない.
 建設工事に限らずコンサル業務でも,予定価格の80%以下の札を入れたら失格扱いにするとか,行政が介入する余地はあると思うんだけどなぁ.当たり前だが,いつも80%以下にしたら業者の札が同額で並んでしまうから,75%?80%以下ぐらいで物件ごとに変更すればいいんじゃないかな.

 発注者側の担当者としても,わけのわからん業者が低入で落札するよりも,まともな業者が適正な金額で受注してくれたほうが安心だし,良質の成果が期待できる.このへんの本音が前面に出てこないと,本当の意味での入札改革にならないような気がする.
 納税者としても,適正な価格で良質なインフラを整備してもらうのが一番得なんだけど,過去の愚行で信用が地に落ちているからなぁ?.

 都道府県が2007年度に発注した公共工事で、予定価格に比べて極めて低い価格で入札し、最低制限価格を下回るなどした工事の割合が、平均17%に上ったことが全国知事会の調査でわかった。
 05年度に比べ2・3倍に急増、長崎、京都など5府県では4割を超えた。公共工事の削減や入札改革が進む中で、受注競争が激化していることを裏付けている。

 全国知事会は今夏、官製談合防止策の効果や影響を検証するため、05?07年度の発注工事について、全都道府県を対象に調査した。
 入札で最低制限価格を下回ったり、低入札価格調査の対象になったりした工事の割合は、データがそろわなかった東京、千葉、秋田など12都県を除いて集計したところ、07年度は17・0%、06年度10・4%、05年度7・4%で、3年間で2・3倍に急増した。……以下,省略……
 「YOMIURI ONLINE 2008年10月22日」

 「低入とETC」というタイトルが無理矢理すぎたかもしれん……くじけずに話を変えるが,政府・与党が打出す新たな経済対策として,地方を中心に高速道路料金を終日半額とする案が浮上しているらしい.毎度のことだが,自動料金収受システム(ETC)の設置車両が対象のようだ.

 最近,ETC利用者だけが恩恵を受けるシステムに偏重しすぎではないか,と感じている.
 ETC車載器を設置しているか否かによって,同じ距離を利用しても倍の料金差になる.高速料金の半額分の補填は,(ETC車載器を設置していない国民も支払っている)税金が投入される.同じ国民なのに,このETC偏重策はおかしくないかい?
 そんな付いているか否かで差別するのなら,車の生産段階からETC車載器を義務付け,あるいは無料配布すべきではないか.

 とやかく言ったが,まー,いずれETC車載器は義務化されるんだろう.
 高速道路の料金収受でなく,山岳道路や老朽化した架替予定の橋など,維持管理コストを稼がなきゃいけない区間の通行は有料になるんじゃないか?現段階では,そんなアホなことあるかい!と言われそうだが,地方自治体も稼がなきゃ既存ストックの維持管理ができなくなると思う.

―今日のことわざ―
東に近ければ西に遠い


道路科目 | 【2008-10-22(Wed) 19:03:22】
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セット販売?
 世界的な金融危機がトップニュース扱いになっているから,すっかり地球温暖化対策が影を潜めてしまった.今年の口頭試験や来年の筆記試験に向けて準備されている方は,小さなニュース扱いとなっている温暖化にも心配りを.

 引用した記事の声明案では,「金融危機は温暖化対策を弱める理由にはならない.逆に,温暖化対策が遅れると,より大きな損失を招く.低炭素型の持続可能な経済に転換することは,金融危機への対処と方向性は同じである.」とされているらしい.
 うがった見方をすると,金融危機をコンボしたゴリ押し声明文で,マスコミに取上げてもらう機会を増やそうとしているだけのような気が…….これでは,どう考えても必要のないモノまでセット販売して,お得感を演出するジャパネットたかたと一緒やないか.

 とにかく低炭素社会と金融危機を一緒くたにしようとする考え方がすごい……エコが金融を救うなんてホンマかいなぁ?.低炭素社会を構築しようとする政策と金融危機に対する政策は,鶏が先か卵が先かの議論ではなく,どっちが先かは決まっていると思うのだが.

 【ワルシャワ=古谷茂久】年末にポーランドで開かれる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP14)に向けた閣僚級準備会合が13日、ワルシャワで始まった。会議では金融危機が各国の温暖化政策対策に悪影響を及ぼすことを懸念する意見が相次ぎ、議長は「金融危機は温暖化対策を遅らせる理由にはならない」などとする緊急宣言を14日に発表する方針だ。

 温暖化問題は世界的な政策の主要課題で、各国は様々な対策に取り組んでいる。ただ米国発の金融危機が世界的な株安を引き起こしたことで、経済政策を優先し気候変動問題を先送りしようという動きも出始めた。さらに景気の減速は企業の収益を悪化させており、民間の温暖化対策を鈍化させる可能性がある。
 「日経エコロミー 2008年10月14日」

2009_ford_ka_official
 たとえば,次世代車(ハイブリッド車,ディーゼル車,電気自動車=EV)への転換がエコ,もっと大きくいえば低炭素社会につながることは誰もが理解している.だけど,低い賃金や長い労働時間,もっと大きくいえば経済面に対する将来不安が蔓延するなかで,わざわざ新車に乗り換えるだろうか?それよりも今乗っている車をトコトン使おうとするのが一般庶民の感覚だと思う.
 まずは安定した普通の暮らしを確保して,つぎに余裕ができたらエコじゃないかな?

 写真はフォードの「Ka:2009年モデル」なんだけど,どのメーカーもコンパクトカーへと移行してしまうと寂しい感じがする.経営状態が緊迫しているから,バカでかいクルマが売りのアメ車も小さくまとまってしまうのか……薄利多売のコンパクトカーでは食えないと思うんだけどなぁ……どの業界も大変そうだ.

―受講者の皆さんへ―
 今週末の土曜日(18日)と日曜日(19日)は私用があるので,添削をお休みさせてください.簡単なメールのやり取りはできますけど,添削は月曜日(20日)以降になると思います.ご無理を言いますが,よろしくお願いします.
―平成21年(来年)度の受講者さんへ―
 先日指摘されたのですが,想定問題が配布されていない受講者さんがおられました.完全に私のミスで,配布リストに加えたつもりが抜落ちていたようです.申し訳ありませんでした.
 ブログで書いた期日に遅れたことはないので,万が一それまでに届かなかった場合は一声かけてください.現時点で,建設部門と総監部門,どちらも想定問題その2まで配布しております.最も新しい配布データは,建設部門10月8日,総監部門10月7日付けで送信しております.ご無理を言いますが,きちんと手元に届いているか確認してみてください.

建設一般 | 【2008-10-15(Wed) 20:23:35】
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追加的な景気対策?
 ここ最近忙しくてブログの更新が滞ってしまった.
 今年度の提出論文の添削は順調に進んでいると思う(そうでない受講者さんは気合を入れましょう).来年度の受験に向けた添削指導,こちらはボチボチではあるものの軌道に乗りだしたと思う.

 たまには,のんきな話でも……まとまりのない記事になる予感がするが.
 今日は昼から農業用水路改修の現場を見に行ったので,比較的のんびりしていた.やはりデスクワークばかりはしんどい.道路が専門とはいえ,河川や農林,造成関係まで何でもこなしている(完全に何でも屋です……).これで単価がよければ文句はないんだけど,業界共通の話題ともいえる低入業務で引っ張られています.

 自分としては息抜きを兼ねた現地調査だったんだけど,堰をここにしてほしいだのあそこにしてほしいだの,農作業をしていたおじさんから延々と要望を聞かされた.言いたいことを言ったからか,すがすがしい笑顔で立ち去られたんだけど,すべての要望には応えられないんだよ……すまない.
CIMG09521
 農作業をしていたおじさんみたいに,利害関係者の要望はいろいろあるが,道路以外の業務は比較的対応しやすいと感じる.道路の場合,地元説明会の段階でガラッと計画が変わってしまうケースが多い(というか多すぎる).なんでもかんでも沿線住民の要望を取り入れようとするから,とんでもない線形になっている図面も見受けられる.
 提出論文を準備されている方は,あれもこれもと,なんでもかんでも提出論文に押込まないようにしましょう.それよりも論点を絞ったほうが高評価になると思います.

 待ちに待った道路が造られるんだから,ここぞとばかりに「わがまま」を言う住民も少数おられる.合意形成という語句は立派なんだけど,その実現は少数のおかげ(!?)で困難を極める.あそこの道路を造るときには便宜を図ってもらったとか,なにせ今までの悪習が邪魔をするんだよなぁ?.ほんの少しでいいから,公共の利益を考えてほしい.
 提出論文で合意形成を書かれている方は,その実態を試験官はわかっていることも認識しておきましょう.

 公共の利益と言えば,日経平均株価は今日も下げた.あんまり下げると,個人投資家だけでなく,(国債割合が大きいとはいえ)年金運用にも影響が及ぶから,そろそろバカ売りはやめてほしい.とは言っても,ヘッジファンドの45日ルールの関係から逆算すると,10月15日前後まではバカ売りが続くんだろうなぁ……ぺんぺん草も生えない状態になるかもしれん.

 バカ売りを受けたからか,政府が追加的な景気対策を取りまとめているらしい.追加対策は,証券優遇税制拡充,企業の設備投資を促す減税,住宅ローン減税の延長・拡充などが検討されているようだ.設備投資を促す減税をしても,世界中の消費マインドが悪化している時期に,企業が設備投資するか?
 やりすぎともいえる公共事業の削減によって,建設業は雇用の受け皿ではなくなってしまった.トヨタの期間工に代表される外需企業の工場も雇用の受け皿だが,そこがダメージを受けている今,内需企業で雇用の受け皿となる業界があるんだろうか.アホみたいに公共事業を削減してきたツケを払う時期が,目前までやってきているような気がする.

―今日のことわざ―
人の行方と水の流れ


日々寸感 | 【2008-10-09(Thu) 19:23:52】
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観光庁の発足
 金融市場の混乱がニュースで連日取上げられているが,今日発表された日銀短観も大幅に悪化しているようだ.こんな時期に観光庁が発足とは……前途多難な予感が…….
 もしかしたら,来年の建設一般は「観光立国」を絡めた出題になるかもしれない.あまりにも不景気だと観光から目を背けたくなるので,試験問題を作成する時期の景況感に左右されると思うが,ひとつの候補として頭に入れておくべきだ.

 日本でもかつて高度経済成長に伴って爆発的な外国旅行ブームが起きた.それと同じことが東アジア(特に中国)で起きている.だけど,はじめての外国旅行として,地理的に近い日本が選択されているだけであって,東アジア以外の外国人観光客や,何回も外国旅行しているベテランを取り込んでいるとは思えない.
 とりあえず景気のいい東アジアから観光客が来るかな,来たらたくさん買ってくれるかな,ぐらいの感覚というか…….東アジアの経済成長や円安が永遠に続くのなら,これでいいかもしれないが,タナボタはいつまでも続かない.

 フランスやイタリア,アメリカ,さらにはシンガポールやドバイなど,世界の観光先進国からインバウンド(外国人観光客誘致)を学ぼうとしているように思えないんだよなぁ?.多くの観光先進国の旅行収支は黒字(外国人旅行者の国内支出額が自国民の外国旅行支出額を上回っている状態)なのに,日本は依然として赤字続きなんだから,貪欲にノウハウを吸収すべきだと思う.

 国土交通省の外局として、観光立国を推進する観光庁と、航空、鉄道、船舶の事故調査体制を強化する運輸安全委員会が1日、発足した。中央省庁に外局が設置されるのは、2000年7月の金融庁以来、8年ぶり。

 観光庁は、国交省の観光関連の部署を集約し、103人体制でスタート。日本を訪れる外国人旅行者を07年の835万人から20年には2000万人へ増やすため、観光プロモーションのほか観光産業を支える人材の育成、複数の自治体が連携した観光地づくりなどに取り組む。……以下,省略……
 「共同通信 2008年10月1日」

CIMG09520
 観光立国の成否は,社会資本整備ではなく観光マーケティング次第だと思う.
 各地域に眠っている素材(地域資源)を掘起こし,その潜在価値を高めて海外に情報発信,観光客を引寄せる,というセオリーは誰しも理解している.こうした一連の流れを具現化できる人材がいないのが問題なんだよなぁ……観光庁が人材育成するらしいけど,どこまで成果が上がるか……. 
 所管官庁が国交省だからという理由で,白書で大々的に「観光立国に資するインフラ整備の推進」を取上げても仕方ない.観光立国という大義名分があれば,施策を展開しやすいのは理解できるけど,観光産業に対して国交省がやれることは限られているんじゃないか.

 中国人観光客が買物する単価は日本人の約3倍にもなるから,銀聯(ユニオンペイ)カードを使えるようにするのは基本中の基本かもしれない.中国語を話せる店員や中国文化に精通した上司も必要だろう.しかし,そこに建設技術は必要ない.
 予算取りが苦しいのは百も承知だが,集中豪雨に伴う土砂災害や東海・首都直下地震への備えなど,いわゆるコテコテの建設技術を活かす社会資本整備こそ,国交省が本来進めるべき施策なのではないか.

―受講者の皆さんへ―

 平成20年(今年)度の受講者さんへ――提出論文の準備が遅れ気味の人は【かなり】慌ててください.
 平成21年(来年)度の受講者さんへ――建設部門と総監部門,どちらも10月10日までには,つぎの想定問題を配布します.まだ悠長に構えられている人が多い(!?)ので,配布する間隔を空けています……ボチボチ始動してください.

建設一般 | 【2008-10-01(Wed) 20:00:53】
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リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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