何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2009年01月
技術コンサルティングハンドブック
 「技術コンサルティングハンドブック」は技術士ハンドブックの続編として発売されたが,正直なところ,うーん……これってどうなの?という感じがした.本書は,企業内技術士ではなく,独立開業する技術士を対象としているようだけど,それなら技術士ハンドブックの続編とする必要はないんじゃないかな?

 青本を改訂する代わりに「技術士ハンドブック」や「技術コンサルティングハンドブック」を出版するのはひとつの考え方として「あり」だと思う.しかしながら,こうした書籍が出版されるたびに,総監部門をどこに着地させようとしているのか,路頭に迷っている印象を受ける.
 これらの書籍は総監部門と関係ないんだぞ,というスタイルなら「総監の5つの管理」による記述は避けたほうがよいと思う.

 「技術士ハンドブック」に引続き「技術コンサルティングハンドブック」でも感じたことだが,次から次へと,MOTやコーチングなどのアチャラ語を紹介するのはどうなんだろうか?こうした語句を断片的にちりばめたものが技術士関連の書籍ですよ,という傾向が続くと,「頭でっかちが偉いんだ」みたいな勘違いが生じるのではないかな?

 建設業界の場合,アチャラ語をポンポン使っても,クライアントを翻弄させるだけだ.ましてや地域住民への説明会でアチャラ語を使っていたら,後ろから頭をしばきたくなる.難しい言葉をもてあそんで,周囲を煙に巻くのが優秀な技術者というわけではないと思うのだが.
 それよりも,アチャラ語の概念を「わかりやすい言葉」へと噛砕いて,理解させる説明ができるか否か,に意義がある.
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 そもそも総監の「5つの管理」という枠組み(アチャラ語で言うところのフレームワーク思考)に無理があると思う.「技術コンサルティングハンドブック」もそうだが,これら5つの管理項目に分類することが目的ではないのに,「これは安全性管理じゃないか,いやいや情報管理が正解だよ!」みたいな感じで,分類することが目的化してしまっているような気がする.
 ちなみに,総監部門の筆記試験や口頭試験はこの枠組みがルールですから,自分の勝手でルールを変えたらまずいですよ.

 たとえば,ヒューマンエラー対策として情報システムを再構築した場合,「青本ではヒューマンエラーは安全管理に含まれるから安全管理だとか,いやいや情報管理だろ?」みたいな分類に伴う混乱というか,弊害は常に付きまとう.
 全体最適化という本来の目的を達成するためには,そんな「5つの管理」の分類なんて些細なことはどうでもよいはず.いろんな解決手法が存在するなかで,どの手法を使おうが,全体最適化されればよいのである.解決手法のひとつが「5つの管理という視点」によるアプローチにすぎない.

 うーん……散々けなしたというか,毒舌すぎた気もするが,あくまで個人的な意見ということで……勘弁してください.毎度のことながら,日本技術士会が関係した書籍は世間一般常識とかけ離れた値段設定になっているんだけど,興味のある人は手に取ってみてください.

Amazon:技術コンサルティングハンドブック 日本技術士会プロジェクトチーム (編集), 技術図書刊行会 (編集)

―今日のことわざ―
学びて思わざれば則ち罔し


総合技術監理 | 【2009-01-24(Sat) 15:10:08】
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受講者さんの分布状況
 相変わらず業務が忙しい.一つひとつの受注単価が下がっているから,そのぶん数をこなさないと,って感じ(どこも一緒だろうなぁ?).今頃になって年度末業務を受注しても,仮納品しかできんと思うのだが…….
 最近,定額給付金や解散選挙がどうのこうのばっかりで,社会資本整備の話題が乏しいから取り上げるネタが見当たらないなぁ……徐々にネタを探していこう.

 昨日で平成20年度の受講者さんたちの面接が終了した.まずは,お疲れさまでした.筆記合格された受講者さんとは1年を超える付合いになるんだよなぁ?(しみじみ).あとは,面接を受けた受講者さん全員が合格していることを祈るだけだ.
 落ち着かない気持ちは理解できるけど,今さらジタバタしても結果は変わらないから,業務をこなすことにチカラを注ぎましょう(頭じゃわかっていても,これが難しい).もちろん,後進の指導も忘れずに.

 平成20年度が終わったから,いよいよ平成21年度の受講者さんたちが本腰を入れる番になりました.願書を提出する時期になると,誰だって勉強を始めます.ライバルと差をつけたいのなら,みんなが眠っている時期に黙々と勉強を進めておきましょう.みんなが勉強を始めてから,よっこいしょ,と自分もスタートしたのでは遅いんじゃないかな?
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 ちょっと息抜きに,平成21年度の受講者さんの分布状況を地図にしてみた……たまには地図もいいかなと.誰がどこに住んでいるか特定できるわけじゃないし,どこに何人いるかもわからないから,この程度の情報公開は許容範囲だと思う.
 橙色が建設部門(道路),青色が総監部門(建設),緑色は両方の部門の受講者さんがおられます.こうやって見ると,満遍なく分布しているような気もするし,若干西日本よりの感じもするなぁ?.

 ある程度の地域で括って諸費用を人数割りすれば,それなりの料金で面接対策ができるような気がする.とは言っても,人数割りできるだけの合格者がいる,という前提になるから,まずは筆記の合格率を上げることが先だな……皆さん頑張ってください.

―今日のことわざ―
提灯持ちは先に立て


日々寸感 | 【2009-01-19(Mon) 19:27:26】
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またしてもグラフでも
 約一年前に掲載した記事「たまにはグラフでも」を更新してみた(ここんとこ風邪気味で手を抜いたとも言えるが).前回と同じく,多くを語らなくても,グラフを見れば言いたいことがわかってもらえると思う.
 平成20年度は想定問題を25%以上こなしただけで合格しているんだけど,それは2年目や3年目の受講者さんであって,すでに相当の努力をされています……そのへん自分の都合で楽な方向へ解釈しないように.

 平成21年度の添削は,現時点で11問配布とは言っても,そのうち2問は8日(木)に配布したばかりだから100%はそもそも無理だ.おまけに,論理構成を厳しく指導しているから,例年よりスローペースになるのは仕方ないと考えている.だけど,まったく手つかずの人がおられるのはまずい……とりあえず一歩踏み出してみましょう.

 こうやってグラフにしてみると,平成18年度以降「想定問題を75%以上こなせば50%以上の合格率」は変わんないようだ……これを70%程度には引上げたいんだけど.それにしても,平成20年度の折れ線は「出来すぎたグラフ」になった.
 前回の記事でも書いたけど,やはり想定問題を75%以上こなすぐらいは勉強しないと,技術士試験の勉強をしたことにはならないのかもしれない.資料を集めるだけで受かる試験ではないということなんでしょう.
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―受講者の皆さんへ―
 お伝えするのが早すぎるかもしれませんが,今週末の17日と18日は出張なので,添削をお休みさせてください.そのぶん,じっくり時間をかけて想定問題を進めておいてください.ご無理を言いますが,よろしくお願いします.

道路科目 | 【2009-01-11(Sun) 15:08:21】
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今年のおせち
 明日あたりから正月ボケを軌道修正していかないとまずいなぁ?.総監部門の口頭試験まで一週間を切った受講者さんもおられる.その一方で,ひさしく連絡がない受講者さんもおられる……準備は万全なんだろうと勝手に大船に乗っている……よろしく頼みます.
 とにかく面接を受ける人は,総監のアタマへ切り替わっているかどうか,これを再確認しておきましょう.総監の択一で問われるようなキーワードは二の次でよいと思う.どうせどれが聞かれるか分かんないし膨大な量だから,宝くじの当たりを狙うようなもんです.

 我が家の「おせち」は結構持ちこたえたと思う.へたすると元旦だけで嫌になるんだが……まー,焼きそばやお好み焼き(ソース系),カレーが食べたくなるのはどこも一緒かな.
 おせち料理を手作りする場合,どうせ余っちゃうから「祝い肴三種:田作り・数の子・黒豆」をヤメたかもしれない.だけど,用意したほうがええんとちゃうか?どうのこうの言っても縁起物やし……など一度はアタマを捻って,用意するか否かを検討したはずである.
 あと,おせち料理は互いのバランスがよく,過不足なく用意されていてほしい.アホみたいに数の子や煮しめが余っても処理に困るし……けっして我が家のことではないですよ.
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 おせち料理の祝い肴三種じゃないが,総監の5つの管理分野も,業務内容によっては社会環境管理が不要かもしれない.だけど,ほんまに社会環境管理の課題はないんやろか?この管理分野で見落とした点はないか?など一度はアタマを捻って検討したはずである.
 それを事細かに技術的体験論文として書く必要はないというか,たぶんスペース的に書けていないと思うけど,一度はアタマをよぎったものとして面接の回答を準備したほうがよい.「この業務は体験論文に書いた管理分野だけに着目したんです!」なんていう回答は総監部門としてOUTになる可能性が高い.
 つまり,5つの管理分野を漏れなく考えたうえで,特に重要な管理項目だけをピックアップして記述したものが技術的体験論文,これを再認識してほしいということ.これは技術的体験論文に限らず,数行しか書けない願書の業務経歴についても言えること.

 総監部門は5つの管理分野すべてを見据えた全体の最適化が要求される.いくらQCDバランスが重要でも,それだけでは経済性管理しか考えていないことを露呈してしまう.
 おせち料理でいうところの「数の子」の最高級品を低価格でゲットしたとしても,それはひとつの素材を最適化!?しただけであって,おせち料理全体を最適化したわけではない.いくら愛想のよい客人でも,おいおい……数の子だけかいっ!もうそれはイランわぁ……みたいな感じで満足してもらえない.総監部門の面接官も客人と同じこと.この受験者は部分最適化が関の山か……こりゃアカンわぁ……みたいな感じ.

 ここで,面接に臨む受講者さんに気を付けてほしいことをひとつ.
 添削指導では「金太郎飴」がひとつのキーワードだったと思います.しかし,これは所属する組織の(生産の)4Mが不変という仮定をした記述式の話です.たとえば,職場が変わったり役職が変わったりした場合,使える要素の量や権限の範囲は変化します.
 つまり,4Mが変化した場合のことも聞かれる可能性がある口頭試験では,なんでもかんでも「金太郎飴」じゃないってことを肝に銘じておいてください.このへんは意識しているか否かだけの問題ですから,気持ちの持ち方ひとつで対応できるはずです.

―受講者さんへのお知らせ―
 明日1月4日(日)から添削を始めるので,作成した論文は気軽に送ってきてください.

総合技術監理 | 【2009-01-03(Sat) 22:38:08】
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リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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