何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2011年02月
バラマキ4K
 究極の二択かもしれないが,やはり政治は自民党に任せておくのが無難かもしれない.
 民主党政権の功績?!は,デフレ不況下なのに公共事業を減らして景気を停滞(税収を悪化)させ,とどのつまりが生活保護を増やしただけのような…….バラマキ4K(子ども手当,高速道路無料化,農家の戸別所得補償制度,高校授業料無償化)で内需主導型の経済が実現するわけじゃないし,ましてや財政再建にもならない.
 
 基本的に,バラマキ4Kは好景気になっても辞めることができない.自民党が担ぎ出した公共事業は,単なる景気の調整弁であって,好景気になったら実行量を減らせばよい(不景気の時に激減させるから問題が起きる).
 個人的には,公共事業以外の手段で需給ギャップを埋めるのは難しいと思う.公共事業は一時的にカンフル剤を打つだけのことかもしれないが,それ無しで経済は蘇生しないし,デフレから脱却することもできない.

 自民党は24日の「影の内閣」で、2011年度予算案の組み替え動議の原案を決定した。同党が「バラマキ4K」と呼ぶ子ども手当などの中止で生み出す財源を景気対策などに充てることが柱。政府・与党に「丸のみ」を迫って揺さぶり、衆院解散・総選挙に追い込む戦略だ。
 「組み替え動議は民主党がアイデンティティーを保っていれば、到底のめる案ではない」。自民党の谷垣禎一総裁は記者会見で強調した。23日の党首討論で「素晴らしいと思って丸のみできる案を出してほしい」と自民党を挑発した菅直人首相への反撃だ。

 動議の原案は「バラマキ施策を撤回し、経済成長に即効性と持続性を持たせる内容とすべきだ」と指摘。子ども手当、高速道路無料化、農家の戸別所得補償制度、高校授業料無償化の「バラマキ4K」の中止と公務員人件費の削減、無駄撲滅などで計5兆3100億円を捻出。2兆2500億円を公共事業や児童手当の拡充に充てるとした。
 ……以下,省略……
 「日本経済新聞 2011年2月25日」

 極端に言うと,公共投資をピーク時の半分に減らしたことが日本経済全体の縮小につながっている,という見方ができるかもしれない.NHKクローズアップ現代で放送された災害対応空白地帯(YouTube)のように,公共事業の激減は巡り巡って国民の損失となるんだが.
 新興国に向けたインフラ輸出も,海外における莫大な公共事業の恩恵を受けている(新興国の公共事業に依存している)だけなのに,なぜか国内では公共事業が槍玉に挙がるんだよなぁ……マスコミの偏った報道が原因か.

 毎度のように話は逸れるが,費用便益分析による事業評価は,あくまで道路や河川といった個別事業毎に計算され,事業の適否(選択と集中)が判断される.道路と河川など異なる事業のどっちが重要で,どちらに予算を優先的に配分するか,この点を数値的に明らかにし,国民が納得する形で優先順位を付けることは不可能だ.
 選択と集中による公共事業は正論だが,それは万全のものじゃない.新設・更新・維持管理問わず,ある程度は総量も必要だと思う.

―受講者さんへの確認事項―
 現時点で,建設部門は,想定問題13問(専門その11・建設一般その2まで)と「制覇する道標2月16日版」を配布済みです.
 総監部門は,想定問題その9までと「制覇する道標2月16日版」を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.特に,ヤフーのメールアドレスを使われている受講者さんは,ときどきエラーが出るようなので,注意して確認してみてください.

日々寸感 | 【2011-02-25(Fri) 18:10:23】
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揺らぐ大局観
 現在社会実験されている50区間を選定する際,無料化しても渋滞が起きそうにない区間を優先したはずだったのに,京都丹波道路や広島呉道路,沖縄自動車道などでは渋滞が多発しているようだ…….潜在交通需要(潜在需要)を掘起した結果なんだろうけど,渋滞や交通事故の多発という(想定できたはずの)負の側面が表面化した感じ.

 単純に考えると,潜在需要の掘起しは地方の活性化につながるが,従来料金を払ってでも移動していた人(顕在需要)が,渋滞を避けるために無料区間の利用を控えたりするデメリットもあると思う.
 潜在需要を掘起す交通手段は,なにも高速道路の利用だけじゃない.公共交通機関の利便性や快適性を向上させて外出機会を増やす(外出制約要因を減らす)ことも可能なはずだし,その方向で考えていく時代じゃないんだろうか?

 2011年度の高速道路無料化実験について、民主党の国土交通部門会議は9日、国交省が提示した計画案を了承した。全車種を対象とする無料化は、既に実施中の50区間を基本的に継続。「同一路線の有料・無料の混在を解消し、無料化区間の延伸効果を検証する」として、新たに宮崎道全線など6区間計329キロを対象に、6月から来年3月末まで無料化する。具体的な開始日は未定。

 全車種が対象の無料化区間は1981キロに拡大するものの、首都・阪神高速などを除いた高速道路全体の22%にとどまっている。民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた「原則無料化」は財源確保のめどが立っておらず、見直しは避けられない状況だ。……以下,省略……
 「共同通信 2011年2月9日」

 民主党のマニフェストには,「高速道路は,無料化した際の効果や他の公共交通の状況に留意しつつ,段階的に原則無料とします」と明記されている.しかし,何を目的として,この手段(無料化)を選択したのか,これが未だによくわからない.無料化という国民受けする「手段が先にありき」の考え方だったから,混迷しているんじゃないか?
 以前ブログ記事「高速道路の無料化?」で難癖をつけた,(1)生活コスト・企業活動コストの引き下げ,(2)地域活性化,(3)温暖化対策,(4)「ムダづかい」の根絶,これらが無料化の目的なんだけど,票集めが目的だったと言われても仕方ない状況だと思う.
 最も大切な「お金」についても,高速道路の無料化を完全実施するために必要な財源は年間1兆3000億円(民主党の試算)だが,2010年度は1000億円,2011年度も1200億円しか財源確保できていないし…….

 民主党の悲願でもある,人々の社会参加の機会確保,環境にやさしい交通体系の実現を目指す「交通基本法(仮称)」を制定したいのなら,公共交通機関の料金を値下げして,個人志向の高速道路料金は値上げするのが本筋のような気がする.
 もちろん,鉄道やバス,フェリー会社など公共交通機関自らの経営努力は不可欠だが,環境負荷が少ない公共交通機関の利用を促すモーダルシフトや,環境的に持続可能な交通(EST)などの大局観はどこに行ったんだろうか?

参考ホームページ:平成23年度 高速道路の原則無料化社会実験計画(案)について
参考ホームページ:平成22年度 高速道路無料化社会実験 6ヵ月間の渋滞発生状況等について

―受講者さんへの確認事項―
 現時点で,建設部門は,想定問題12問(専門その10・建設一般その2まで)を配布済みです.総監部門は,想定問題その8までを配布済みです.
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道路科目 | 【2011-02-11(Fri) 11:38:14】
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高齢者への交通安全対策
 先月27日警察庁から発表されたことだが,平成22年中の交通事故による死者数のうち,65歳以上の高齢者の死者は全死者数の50.4%を占め,初めて半数を超えた.あれこれ業務を抱えているので,発表と同時にブログアップするのは難しい状態です…….
 実際,街中を走っていても高齢ドライバーの運転には目を見張るものがある.左右確認せず飛出してきて我が道を行く高齢ドライバー,ウインカーを照らさず突如右左折する高齢ドライバーなど,誰もが“危険だなぁ?”と感じたことはあるはずだ.

 個人的には,高齢者になったら『強制的に』運転免許を取上げる,という強硬策に打って出るしか,抜本的な解決にならないと思う.そうは言っても,もみじマークに対して文句が出るぐらいだから,何歳という年齢制限をかける策はエジプトのデモ並みの騒動になるかもしれない……さすがに言い過ぎか.
 運転免許『自主返納』制度が普及するためには,公共交通機関の割引などの優遇制度が“現行以上に”求められるわけで……予算捻出で一悶着するんだろうなぁ?.

 平成22年中の交通事故による死者数は、4,863人で10年連続の減少となり、ピーク時(昭和45年=16,765人)の3割以下となるとともに、第8次交通安全基本計画の目標である交通事故死者数5,500人以下を3年連続で達成した。また、交通事故発生件数及び負傷者数も6年連続で減少し、負傷者数は平成6年以来16年振りに90万人以下となった。
 しかしながら、交通事故死者数の減少率は平成13年以降の10年間で最少(?1.0%)となり、死者数のうち65歳以上の高齢者が占める割合は初めて5割を超え、飲酒運転等の悪質違反に起因する交通事故によって多くの尊い命が犠牲となるなど、交通事故情勢は依然として厳しいものがある。
 「平成22年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締り状況について:警察庁交通局」から抜粋 
 PDF:平成22年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締り状況について

 「もみじ」から「四つ葉のクローバー」へと高齢運転者標識が新柄マークになったニュースは知っていると思うが,案外「自賠責保険」の値上げは周知されていない感じがする.
 当たり前の話だが,高齢ドライバーが絡む事故が増加すると,事故率上昇に伴う収支悪化という形で,「自賠責保険」にも影響が出てくる.法律で加入が義務づけられている「自賠責保険」は,現在年齢を問わず保険料が一律なんだけど,その保険料の引上げが先月金融庁で決定された.

 現行の自賠責保険料は2万2470円(自家用車2年契約)だが,2011年度に2万4950円へと引上げた.さらに,2013年度にも再度引上げて,最終的に2万8千?2万9千円にするらしい.こうした動きも世代間格差が広がる一因なのかもしれない.
 「自賠責保険」の収支悪化は,若者の車離れによる保険料収入の減少,高速料金の休日特別割引に伴う事故の増加など,いろんな要因があるんだけど,やはり高齢化社会の弊害という側面が大きいように思う.
 ドライバーにとっては二重苦になるが,民間の「任意保険」も値上げされる.「任意保険」の保険料は高齢者ほど負担が重くなる年齢区分を設けるようだけど,民間企業も高齢化社会への対応に苦慮している感は否めない.

―受講者さんへの確認事項―
 現時点で,建設部門は,想定問題11問(専門その10・建設一般その1まで)と「制覇する道標10月28日版」を配布済みです.
 総監部門は,想定問題その8までと「制覇する道標10月28日付」を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.特に,ヤフーのメールアドレスを使われている受講者さんは,ときどきエラーが出るようなので,注意して確認してみてください.

道路科目 | 【2011-02-03(Thu) 12:56:29】
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建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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