何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2012年07月
いよいよ「祭り」だ!
 いよいよ来週は技術士の筆記試験です.来年度から技術士試験制度が改正されるようですが,今は直前の筆記試験だけに集中してください.試験が終わるまでの何日かは,ロンドンオリンピックもリアルタイムで観戦するのではなく,スポーツニュースなどのダイジェストで我慢しましょう.
 今年度の受講者さんの傾向を見ると,九州北部豪雨災害など災害対応に翻弄され,思ったように勉強できなかった方が多いように感じています……とは言っても,ここまで来たら「もっと早い時期から少しずつ準備すればよかった」と言い訳しても仕方ありません.残り一週間しかないんだから,あれもこれもと新たなことを始める愚行は謹んで,これまでの復習に注力してください.

 いなかものさんの予告通り,今年も恒例の!?画像を使います.技術士試験は当日何が起こるかわからないから,やっぱり「祭り」がふさわしいと思う.
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 毎年言っていることですが,筆記試験当日の心得としては「自分が冷静な状態でいられるかどうか」を重視してください.
 建設部門と総監部門,どちらの部門も設問が何を問うているのか,という設問趣旨を正確に読み取ってほしいと思います.設問で要求されている事項から逸脱している論文は,いくら立派な内容を書いてもB評価以下になります.
 予想外の問題が出題されても,自分一人が慌てる必要はありません.みんな一緒の状態なんだから,深呼吸して一息入れて冷静さを取戻してください.

 精神論で合格できるほど甘い試験じゃないですが,気持ちの持ち方も大切です.昨年はフランクリンの十三徳に掲げられている「決断:なすべきをなさんと決心すべし.決心したることは必ず実行すべし.」「勤勉:時間を空費するなかれ.つねに何か益あることに従うべし.無用の行いはすべて断つべし.」を掲載しました.

 今年はゲーテのファウストから,以下の2つを掲載しておきます.
 人間は努めている間は迷うものだ.→努力しているからこそ迷いが生じるわけですから,あれが出るんじゃないか……これも怪しいぞ……と迷う自分を責めないようにしましょう.
 気分がどうのこうのと言って,何になりますか.ぐずぐずしている人間に気分なんかわきゃしません.……今日できないようなら,明日もだめです.一日だって無駄に過ごしてはいけません.→頭では「やらなきゃいけない」とわかっていながら,あれこれ勉強できない理由を探していませんか?

 このブログを見ている皆さんの健闘を期待しております(当たり前だが受講者さんは特に!).自分がやってきたことに自信を持って,最後まであきらめずに頑張ってください.

―今日のことわざ―
仕上げが肝心


日々寸感 | 【2012-07-28(Sat) 12:56:57】
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一石二鳥
 記録的な豪雨に見舞われた九州を中心に,災害対応に駆り出されている受験者も多いと思います.災害対応から外れて運よく休みが取れた人は,今日からの3日間が最後の連休なので,勉強一色かな?
 河川治水分野は専門外だが,堤防の嵩上げや河床掘削,拡幅によって通水断面を広げたり,蛇行のショートカットや河床勾配の改変によって流速を上げたり……など,洪水継続時間を短くして速やかに海へ放流する整備が優先されてきたように思う.
 しかし,洪水継続時間を短くすると,同じ規模の豪雨に対して洪水到達時間やピークの出現時間が早くなり,ピーク流量自体は大きくなる.これも当たり前だが,破堤した箇所が改修される(上流で氾濫しないようにする)と,かつて越流していた流量までもが下流に到達し,下流の被害が甚大化する.だからと言って,やみくもに下流を整備すれば,堤防内の砂礫堆積による天井川の問題も顕在化するしなぁ…….

 脱ダム宣言以来の悪者扱いによって,上流で貯水するダム整備が中途半端になってしまったのも,多発する豪雨災害の一因かもしれない.この記事を書いた後,受講者OBさんからメールを頂いたので,その内容を追記しておきます(より実態がわかると思うので).

 さて、7月に入り、九州北部は梅雨前線豪雨で大変な災害に見舞われています。大分県でも、日田市や中津市、そして竹田市で河川が氾濫し、甚大な被害が出ています。
 中でも、竹田市は、過去の災害を繰り返してしまいました。平成2年に起きた大災害を教訓に水害治水ダムを2基建設する計画を立て今日まで整備を行っています。
 平成22年に1基目の「稲葉ダム」が完成しましたが、2基目の「玉来(たまらい)ダム」は、民主党の「コンクリートから人へ」の方針により、2年間ダム事業が休止状態でした。
 平成23年度から再開しましたが、現在用地買収手続きを進めている最中です。2年間休止しなくても、この災害の前までに完成していたとは思いませんが、市長は地元新聞で憤慨しています。「ダムが完成していれば、この災害は起こらなかった。」と。
 まだ、被災の全貌は調査中ですが、県土木事務所の庁舎が浸水し機能が麻痺していて、時間を要するのは必至です。県職員一丸となって、立ち向かって行かなければと思います。

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『氾濫した山国川の濁流につかる住宅や店舗(大分県中津市で、14日午前)=柿本高志撮影:読売新聞』

 こうした現状を考えると,人的被害が出ない地域(この選定が難しいんだが)で,あえて越流氾濫させる場所を設ける必要があるのかもしれない.
 都合よく遊休地があればよいが,限られた国土だから思うようにはいかない.水田を冠水させると収量や品質に影響を及ぼすようだし……たとえば,メガソーラー敷地(一過性のブームだと思うが)を遊水池(一時貯留施設)と兼用させる一石二鳥の工夫が必要かもしれない.もちろん太陽光パネルの耐性も確保しないといけないが.

 ハード対策で防げない災害はソフト対策で減災,というセオリーは今や誰もが知っているが,(建設一般の設問で使われる)建設部門に携わる技術者なら,ハード対策で防げる自然災害のレベルを上げる,という点にこだわりたいところ.
 例えが悪いかもしれないが,病気に対する治療とホスピスの関係を考えると,医者には高度な治療を追及してほしいんじゃないかな?「建設部門に携わる技術者」に国民が望むことも,医者に対するそれと同様のような気がする.ソフト対策を軽視するわけじゃないが,それは「建設部門に携わる技術者」じゃなくてもできるわけだし,そうでなければソフト対策にはならない.

 毎年言ってることですが,いよいよ筆記試験が間近に迫ってきたので,自分なりに取捨選択して「やめること」を決めてください.あれもこれもと「やること」ばっかり考えても,時間が足りないのは明らかです(一石二鳥は無理です).
 手広く準備したい気持ちは理解できますが,論文を新たに作るよりも,これまで作成した論文を覚えることに専念しましょう.昨年あるいは一昨年準備した論文の復習時間,今年新たに作成した論文の復習時間,これらの時間配分を自分なりに選択し,悔いの残らない準備をしてほしいと思います.
 ちなみに,準備した論文を一字一句丸暗記するよりも,現状や課題,解決策など,それぞれのパーツを確実に覚えるスタイルのほうがよいと思います.そうしないと,想定外の出題のときに対応できないので.
 今更の感もありますが,平成23年度 国土交通白書にも目を通しておきましょう(ブログの右側リンク先も更新しておきました).

日々寸感 | 【2012-07-14(Sat) 13:15:31】
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リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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