何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2015年07月
(事務連絡)論文添削について
―平成28年(来年)度の受講を考えられている皆さんへ―
 すでに来年度初めて二次試験を受ける方から添削指導の申込みが届いている状況なので,本日7月20日から平成28年(来年)度受験に向けた論文添削の申込みを開始します.  
 平成27年(今年)度から,択一式で6割未満の正答だと記述式は採点されません(足切が実施されます).そのせいか,建設部門は添削指導の申込みが例年より早いような気がします.年度末は多忙な業務で勉強できなくなるため,早い時期から少しでも勉強を進めようとしている方が多いのかもしれません.
 最近は年度末だけでなく,年中通して忙しい!?せいか,総監部門も申込みが早いようです.
 申込みについては,「建設部門(道路)の論文添削について」あるいは「総合技術監理部門(建設)の論文添削について」を読まれたうえで「申込みフォーム」からお願いします.

―平成27年(今年)度の受講者の皆さんへ―
 口頭試験に向けた準備を進められる方は,筆記試験の答案(建設部門の場合は選択科目Ⅲだけ)を再現しておいてください.再現さえ済ませておけば,しばらく休息を取ってもよいと思います.
 毎年お伝えしていることですが,筆記試験がサッパリだったなぁ~と自覚している受講者さんは,口頭試験に向けた準備を進めるか,今年はキッパリあきらめて来年に向けてボチボチ始動するか,このへんの判断は各自に任せたいと思います.

日々寸感 | 【2015-07-20(Mon) 21:13:34】
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お疲れさまでした
 昨日,今日と受験された皆さん,お疲れさまでした.

 ―総監―
 想定問題その2やその5を流用すれば,受講者さんは設問要求に準じた記述ができたのではないでしょうか.前文に示されている「あなたがよく理解しているプロジェクトを取り上げ……」という条件を考えると,建設の受験者は似たようなプロジェクトになる(そうならないとおかしい)と思うので,今年度は択一式の出来が合否を大きく左右するかもしれません.
 ざっとした感想は「ISO31000」に書いたので,目を通してみてください.

 ―道路【選択科目Ⅲ(課題解決能力)】―
 ひとつは道路を賢く使う取組,もう一つが無電柱化だったようです.ほぼ想定問題通りの内容だったので,受講者さんはどちらでも書けたと思います.無電柱化は選択科目Ⅱ-1で予想していたんだけど……作問時点では無電柱化推進法案が成立すると見越していたんだろうなぁ.

 ―道路【選択科目Ⅱ-1(専門知識),Ⅱ-2(応用能力)】―
 選択科目Ⅱ-1は,想定問題として準備した「ラウンドアバウト」と「環境に配慮した舗装技術」を選択した受講者さんが多いと思います.「地下排水工」も想定問題の道路排水施設を流用すれば何とかなるでしょう……「メンテナンスサイクル」は予想外でした.この記事を書いた後に受取ったメールでは,路面温度上昇抑制機能の評価方法を求められた「環境に配慮した舗装技術」ではなく,「地下排水工」と「ラウンドアバウト」を選択された受講者さんが多いようです.
 選択科目Ⅱ-2の「4種2級2車線の道路計画」は,路線計画や横断面の構成要素を想定問題で準備していたので,それらを流用して何とか書けるかどうか,という感じ.「建設発生土」は予想外でした.それにしても,2問中1問を選択しないといけないのに,そのひとつが「都市部における大規模トンネルの建設発生土」とは……道路科目というより施工計画の話になっているような……選択科目Ⅱ-1なら「あり」だと思うけど,これを選択科目Ⅱ-2で要求するのは酷じゃないか.

 昨年同様,選択科目Ⅱ(専門知識・応用能力)の出題傾向を考えると,筆記合格に要する勉強範囲が増えた印象を受けました.事前に頭へ入れておかないと答えられない出題が増えた,とも言えます.やはり小手先の準備で受験しても合格は難しいかもしれません.

 総監部門の問題を提供してくれた“たきさん”,建設部門の問題を提供してくれた“いのさん”,迅速な対応ありがとうございました.
 とりあえずビールでも飲んで,筆記試験の疲れを癒してください.

出題予想 | 【2015-07-20(Mon) 21:03:00】
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ISO31000
 とりあえず今年の記述式を振り返ってみたい.このブログを見ている方は建設部門が大半だと思うので,対象とするプロジェクトを土木系のインフラ整備(施工)として振り返ってみる.

 問い(1)は,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 ①国際的なイベントは,土木系のインフラ整備を要する「国際文化・スポーツイベント」が無難だろう.ちなみに,国際会議や展示会・見本市は既存建物の利用が前提になるし,集客力から推定した場合,新たな土木系のインフラ整備は考えづらい.
 ②プロジェクトの名称,目的,事業期間及び予定される成果については説明不要だろう.コンサルタント勤務であっても,プロジェクトは○○の計画や設計ではなく,○○の施工を選ぶのが賢い判断だ.そのほうが,より広い視点からのリスク,リスク対応策を書くことができる.例年お伝えしているが,結論(対応策)で書く内容を先に決めておけば,施工という柔軟な発想になったかもしれない.
 ③背景状況(ないし環境)については,資材価格の動向や労働者不足の状態を説明すればよい.社会環境管理について言及するつもりなら,施工箇所の周辺環境(自然環境や住環境)を説明しておけばよい.
 ④プロジェクトと国際的なイベントとの関連について,長々と書く必要は無い.関連があるからプロジェクトが発生したわけで,ここで躓くようなら,プロジェクトの題材そのものがまずいということ.我が国や地域社会における課題への貢献については,イベント開催中の話を書きたいところ.要するに,⑤と味噌糞一緒にならないのが肝要だ.
 ⑤イベント終了後の話は,インフラ整備をプロジェクトにしておけば,それに伴う派生効果は思いつくだろう.論文全体通しての注意点になるが,前文に書かれている(ウ)維持管理・運営の主体は別組織になる(自らの所属組織ではない),という点を忘れてはいけない.
 ここまでの記述を1枚,もしくは1枚と2枚目の数行程度で収めたい.

 問い(2)も,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 ①「作業ステップ」は,先に「4つのリスクを何にするか」を決めてから書いたほうがよい.たとえば,着工時,施工時,竣工時(竣工後),これら3つぐらいの大きなステップを書けばよいのではないか.ここぞとばかりに,土工・排水構造物工・舗装工など,細かく工種分けする必要は無い.留意点は,建設技術に関するものではなく,総監技術の観点から記載したい.
 ②4つの主要なリスクは,たとえば着工時における設計図書の照査ミスや施工時における労働災害など,5つの視点(経済性管理・人的資源管理・安全管理……)をバランスよく取り上げたい.(a)から(d)は要求に沿って記載すればよい.

 問い(3)も,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 ①4つのリスクのうち2つを取り上げるわけだが,除外された2つのリスクのほうが影響は大きいんじゃないの?と採点者に勘繰られるようではお粗末だ.(a)から(c)は要求に沿って記載すればよい.
 ②と③は,リスク対応方針さえ加筆すれば,それ以外は昨年と同じパターンでいいんじゃないかな?当たり前だが,対応策は総監部門(青本のキーワードを使った内容)の記述になっているか,がポイントになる.また,2つのリスクを2枚で書くんだから,片方のリスクだけで1枚半書いてしまうような,バランス感覚の欠落はいただけない.
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3.2 1つ目のリスクへの対応策
3.2.1.リスク対応方針

⇒設問要求されているわけじゃないが,まずリスク対応方針(取上げたリスクを低減するのか,あるいは保有するのかなど)を示したほうがよい.ISO31000におけるリスク対応は,下記の7つの分類です.

 1.リスクを生じさせる活動を開始又は継続しないと決定することによって,
   リスクを回避する.
 2.ある機会を追求するために,そのリスクをとる又は増加させる.
 3.リスク源を除去する.
 4.起こりやすさを変える.
 5.結果を変える.
 6.一つ以上の他者とそのリスクを共有する.
 7.情報に基づいた意思決定によって,そのリスクを保有する.

 大まかにまとめると,1がリスク回避,2がリスクテイク,3から5までがリスク低減,6がリスク共有,7がリスク保有といった感じ(過去のブログ記事も参考になるかな?).リスクテイクやリスク共有,3から5までの考え方を踏まえたリスク低減,これらを書ければ高評価が期待できる.もちろん,採点者がISO31000のリスク対応を理解している,という条件付きになるけど.
3.2.2 対応策の内容
⇒対応策はひとつじゃないんだから,小項目を設けて2つの管理分野から対応策を書けばよい.ちなみに,3つ以上の管理分野を書くスペースは無いと思うし,それよりも前文に書かれている(エ)に配慮したいところ.
①○○○○(経済性管理)
 リスクの内容次第だが,PDCAサイクル,スパイラルアップ,フォローアップ,フィードバックなど,プラス要素のキーワードも盛込みたい.
②○○○○(安全管理)
 こちらもリスクの内容次第だが,労働災害対策ではリスク共有(青本で言うところのリスク移転)の具体策を挙げておきたい.
3.2.3 対応策の提案理由,予想効果,実施上の留意点
⇒これは説明不要だろう.
3.2.4 トレードオフおよび新たなリスクの発生等
⇒トレードオフはコスト(経済性管理)を中心に考えれば,容易に想像がつくはず.できれば,対応策として記述した管理分野(この例だと安全管理)以外の管理分野に言及したい.対応策の採用による負の効果を考えれば,新たなリスクの発生の記述は難しくないのでは?
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 ざっと振り返ってみたが,ここまで設問が細分化されているので,設問要求を確実に満たしているか否か,によって記述式の点数は決まるんじゃないかな?それにしても,前文ではISO31000と青本を似たり寄ったりのイメージで示しているが,リスクテイクやリスク共有は別次元の概念じゃないかと……いつになったら青本を改訂するつもりなんだろうか.

総合技術監理 | 【2015-07-20(Mon) 11:09:30】
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いよいよ「祭り」だ!
 いよいよ来週は技術士の筆記試験です.
 今年度の受講者さんの傾向を見ると,他部署への異動や災害対応で思うように勉強できなかった方もおられます……とは言っても,ここまで来たら「もっと早い時期から少しずつ準備すればよかった」と言い訳しても仕方ありません.残り一週間しかないんだから,あれもこれもと新たなことを始める愚行は謹んで,これまでの復習に注力してください.

 特に,択一式は復習(詰込み)の効果が高いと思います.どうせ試験直後に忘れてしまう知識になるでしょうが,今は綺麗事を言っている場合ではありません.「勝てば官軍」の気持ちで頑張ってください.
 今年も恒例の!?画像を掲載しておきます.技術士試験は当日何が起こるかわからないから,やっぱり「祭り」がふさわしいと思う.
CIMG09458
 毎年言っていることですが,筆記試験当日の心得としては「自分が冷静な状態でいられるかどうか」を重視してください.
 建設部門と総監部門,どちらの部門も設問が何を問うているのか,という設問趣旨を正確に読み取ってほしいと思います.設問で要求されている事項から逸脱している論文は,いくら立派な内容を書いてもB評価以下になります.
 予想外の問題が出題されても,自分一人が慌てる必要はありません.みんな一緒の状態なんだから,深呼吸して一息入れて冷静さを取戻してください.

 精神論で合格できるほど甘い試験じゃないですが,気持ちの持ち方も大切です.昨年はショーペンハウエルの「知性について」を掲載しました.
 「記憶は,若い娘のように,気まぐれなお天気屋である.いままで百回も与えてくれたものを,まったく不意に拒んだりするかと思えば,思いがけない時に,まったくひとりでに持ち出してきてくれたりする. 」→とりあえず記憶しておかないと,気まぐれもへったくれもありません.なるべく多くの知識を詰込んで試験会場に乗込みましょう.

 今年は寺田寅彦の「科学者とあたま」を掲載しておきます.
 「いわゆる頭のいい人は,言わば足の早い旅人のようなものである.人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに,途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを見落とす恐れがある. 」→択一式は早い者勝ちではありません.建設部門は今年度から足切が実施されるんだから,設問の読み違えやマークミスなど,見直しを徹底しましょう.

 このブログを見ている皆さんの健闘を期待しております(当たり前だが受講者さんは特に!).自分がやってきたことに自信を持って,最後まであきらめずに頑張ってください.

日々寸感 | 【2015-07-12(Sun) 08:12:38】
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平成26年度 国土交通白書
 「平成26年度 国土交通白書」にざっと目を通したが,「国土のグランドデザイン2050」を踏襲しただけの印象を受けた.このへん地方創生や国土形成計画など,複数の施策とリンクしているから必然の結果なんだけど.以前のブログ記事「国土のグランドデザイン2050」も再読してみてください. 
 今月1日に総務省が発表した「住民基本台帳に基づく人口動態調査」によると,三大都市圏では東京圏のみが増加を続けており,引用した記事にも書かれている「東京一極集中」は深刻化している状態です.

 太田国土交通相は30日の閣議で、2014年度国土交通白書を提出した。人口減少のペースを緩めるため、東京一極集中を是正し、子育てと仕事が両立しやすい地方への移住を促すべきだと強調した。
 白書は、東京都や大阪府といった都市部では通勤時間が長いなどの要因で、出産・子育てと仕事の両立が難しく「二者択一」を迫られている可能性があると分析。
 一方、福井県や島根県などで出生率や女性の就業率が高いのは、3世代同居や保育所への入りやすさ、職住近接が影響していると考えられると指摘。地方部では女性が離職せずに出産・子育てできる環境に恵まれているとした。

 共同通信 2015年6月30日:育児と仕事両立の地方移住を促進 14年度の国交白書(下線表記は加工)

 白書では「高齢の世代は,移住に関して総じて満足度が高い」と分析しているが,地方の本音は高齢世代ではなく若者世代に移住してほしいわけだ.白書から逸脱するかもしれないが,首都圏の医療・介護体制が不足するから「なんとか地方でまかなってくれ」という高齢者地方移住策では,それこそ姥捨て山だし,これが地方創生の目玉では二の句が継げない.
 若者世代を移住・定住させるためには,白書に書かれている「就業の場を用意し,買い物環境や交通インフラの充実等,都市的な利便性を一定程度提供する」必要があるし,これらはカネがかかっても地方の優先課題である.こうした基盤整備を後回しにして,場当たり的な若者定住促進補助金や優遇税制などに頼ってしまうと,ふるさと納税と同様に特典競争が過熱し,いずれ地方全体が疲弊してしまうんじゃないか?

 作問時期から考えると,平成26年度の白書は今年度の択一式で出題されないと思うので,PDFをわざわざ印刷して全ページ熟読する必要はない.とはいえ,第Ⅱ部に書かれている毎度お決まりの施策については,パソコンやタブレットの画面上で復習しておきましょう.同様に,選択科目Ⅲ(課題解決能力)は,最新の社会的な変化に対する課題の抽出が求められるので,第Ⅰ部もざっと目を通しておくべきだと思う.

建設一般 | 【2015-07-04(Sat) 10:34:59】
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直前の詰込み
 安保法制やギリシャ危機ですっかり影が薄くなった地方創生だが,先月末に「まち・ひと・しごと創生基本方針2015」が閣議決定された.「地方創生の深化」によりローカル・アベノミクスの実現を目指す……らしいが,目新しい具体策は見つからない……従来の地方活性化をローカル・アベノミクスと言い換えたぐらいか.結局,小渕内閣時代の「地域振興券」から名称が変わっただけの「プレミアム商品券」をばら撒いて地方創生は終わってしまうのか?

 毎年言っていることですが,いよいよ筆記試験が間近に迫ってきたので,自分なりに取捨選択して「やめること」を決めてください.あれもこれも手広くやっておきたい気持ちはわかりますが,「やること」ばかりで時間が足りないのは明らかです.
 試験日までの残り日数を考えると,今年度から足切が実施される択一式に注力したほうがよいと思います.短期的な勉強によって点数が伸びる択一に注力すべき,という点は総監部門も同じです.

 択一式は機械的に覚えるしかないが,記述式の覚える範囲(暗記する量)は,自らのレベルに応じて自分で決めればよい.ちなみに,準備した論文を一字一句丸暗記するよりも,現状や課題,解決策など,それぞれのパーツを確実に覚えるスタイルのほうがよいと思います.そうしないと,想定外の出題のときに対応できないので.
 試験当日は,どれだけの知識が自分の頭にインプットされているか,これだけが頼みの綱になります.いくら論理構成が立派でも,アウトプットすべき知識の絶対量が不足していたのでは目も当てられません.くどいようですが,現時点での自らのレベルを冷徹に見極め,自らのレベルに応じて覚える範囲を決めてください.それが「やめること」を決めるアクションにもつながります.

 道路科目で受験される方は,直前の詰込みとして,以下のファイルぐらいは目を通しておきましょう(受講者さんには想定問題配布時に案内済み).物事に絶対はありませんが,第49回基本政策部会配布資料に書かれている【道路の機能分化と「暮らしの道」の安全の推進】は来年度の出題じゃないかな?余力のある方は一読しておけばよいと思います.

PDF:平成27年度道路関係予算概要(詳細版)
参考ウェブサイト:国土交通省重点政策2014
PDF:第49回基本政策部会配布資料 【資料1】暮らしの中の安全・安心

日々寸感 | 【2015-07-03(Fri) 12:40:52】
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リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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