何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 技術者としてのフィーリングを大切に
技術者としてのフィーリングを大切に
 今朝の朝刊社説は,各紙とも耐震計算書偽造問題ですね.口答試験の準備をされている方は,自分がこの建築士と同じ立場に置かれたらどうするのか,よーく考えておきましょう. 

 ……千葉県市川市の設計事務所が、マンションなどの設計に必要な構造計算書を偽造していた事実は、あまりにも深刻で影響は計り知れない。耐震強度を確保して安全を守る責務を負っているのに、しかも直下型地震への不安が高まっている折に、コスト削減を願う施工主側におもねるように、虚偽データで建築確認申請をすり抜けさせたというのだから、悪質極まる。

 建物の構造欠陥や手抜き工事は外見では分からず、素人には判断するすべもない。それを知りうる立場の専門家が設計段階から意図的にごまかしていたとは、言語道断で犯罪的な背信行為だ。専門家としての責任感とプライドの欠如は嘆かわしい限りだ。国土交通省は設計関係者を建築基準法違反容疑で警視庁に告発するというが、1級建築士などの資格もはく奪し、断罪すべきは言うまでもない。
 柱が細かったり、鉄筋の量が少ないのに偽造を見破れなかった確認検査機関や施工業者の言い分も素直には受け取れない。同様に責任を厳しく追及すべきである。……
 
 ……建築確認審査が民間に移行されたこととの関係を取りざたする声も聞かれるが、問題の本質は犯罪的な行為にあり、「官」が行っていれば起きなかった事態ではない。責任の所在は、個別ケースごとに明確にすべきである。
 「MSN毎日インタラクティブ 2005年11月19日」
 


 建築士の責任や民間建築審査機関の怠慢ばかりが取上げられていますね.本当のところはどうだったのでしょうか.もう少し時間が経たないと全貌は明らかにならないでしょうね.

 今回の出来事では,信頼失墜行為や公益確保といった技術者倫理の問題はもちろんですが,私としては,「現場のフィーリング」が失われつつあることも問題だと感じています.倫理問題と比べると,小さなことかもしれませんが…….
 たとえば,この程度の規模なら鉄筋径がいくらでピッチがなんぼ,部材厚はこんなもんかな,といったような感覚です.この感覚がないと,とんでもない間違いがあっても,それに気づくことは難しいでしょうから.

 今回の出来事でも,「誰かのフィーリング」が反応していれば,ここまで大事にならなかったのかも…….技術者としては,こうした「現場のフィーリング」を大切にしたいものです.
 
―今日のことわざ―
小事は大事


日々寸感 | 【2005-11-19(Sat) 11:34:17】
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