何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 ヒューマンエラーならいいのか?
ヒューマンエラーならいいのか?
 ひさびさの更新です……業務が忙しいというか,気候的にものんびりする時期というか……,そろそろブログの更新もマメにしないとマズイかな.
 総合技術監理の添削については,要望が多かったので今年から始めることにしました.
 

ドイツ北西部ラーテンで22日午前9時半(日本時間同日午後4時半)ごろ、実験走行中のリニアモーターカーが軌道上の作業車両と衝突した事故で、死者は23人に増え、けが人は10人に達した。
 AP通信によると、運行会社は「事故は技術的なミスでなく、人的ミス」と原因を示唆している。ドイツの検察当局は、通信記録を押収し、事故原因を調べている。
 事故があったのは、全長32キロ・メートルのテストコース。車両は無人の遠隔操作による運転で、29人が試乗、事故当時、時速200キロで走行中だったと見られる。2人の作業員が乗っていた作業車両は、軌道の検査などのために運行されるが、事故当時、なぜ軌道にいたのかは分かっていない。
 ……中略……
 また、ヘリコプターで事故現場に到着したメルケル首相は「(リニアモーターカーは)技術的には問題なく、安全だ」と強調した。「YOMIURI ONLINE 2006年9月23日」


 こういった大事故の後には,毎度のことながら,マシン(製品)が悪いんじゃないヒューマンエラーなんだ,という主張が多いですね……わが身の可愛さかな.本来,起こりうるヒューマンエラーを予測しておくことが重要なんであって,普通の考えではありえないことを予測するんだから柔軟な発想が求められます……そのため企業には多種多様な人材が必要になるはずなんだが.
 どうでもいいことですが,企業の不祥事におけるマスコミ報道には注意が必要です.トヨタと三菱がリコールしても,それらの叩き方には差がありすぎて開いた口がふさがらん……広告宣伝費の差なんだろうな……これも企業のチカラか???最近問題になっているワーキングプアでも,トヨタや松下,キャノンなんか偽装請負の確信犯だと思うんだけど.

 どんな乗り物でも事故が起きるリスクはゼロではありません.乗客(利用者)がリターンを得るためリスクを取って乗るわけです.でも,飛行機より自動車のほうが事故に遭うリスクは高いのに,大半の人が空を飛ぶものを嫌がりますよね.これって,御巣鷹山のような大事故を見せつけられた「恐怖という心理的な側面」はリスクやリターンじゃ表せないってことだと思います.どんな乗り物でも,大事故が起きるまでは順調に利用者が増えるんじゃないかな……もちろんリニモも.
 あと,当たり前の話ですが,リスクとリターンはステークホルダーによって異なることを忘れずに……唯一の解を求める人が多いんですがベストの選択はないってことです.
 
 日本が権益を持つイランのアザデガン油田も,リスクとリターンがステークホルダーによって異なります.アメリカとの同盟を重視する外務省と,原油供給を増やしたい経済産業省なんかがそうです.
 もし外務省にとってベストな選択をした場合,イランの核開発政策に反対,油田開発断念,原油輸入の減少,インフレリスク……これじゃ経済産業省の立場はないでしょう.かといって経済産業省も核開発賛成とは言えない……そのためベストではなくベターな選択が求められるわけです.

総合技術監理 | 【2006-09-23(Sat) 15:16:27】
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