何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 談合がなくなる
談合がなくなる
 うーん,ブログ更新をサボりすぎたようだ……そろそろ正月ボケを直さなければ……あはは.
 
 建設業界にとって,2007年は激動の年になるんじゃないかな.2006年1月に改正独禁法が施行されてからというもの,「談合廃止」という怪獣がもたらした影響は甚大なものになってしまいました.
 業者間の叩合いや赤字受注というダンピングなど,まさしく倒産への一里塚を着実に積重ねております.そろそろ限界に近づいていますし,消耗戦から脱落する企業の倒産,再編は避けられないでしょう.

 そもそも今の仕組みに無理があると思います.たとえば,入札参加資格を保持するためには,ダンピングしてでも「実績」が必要なんだし,市場のパイが減っているんだから,競争激化は当然の帰結です.
 有識者の多くは「自由競争が当たり前=談合は悪者」という単純な考えのようですが,「実績」という縛りがあるので,厳密な自由競争じゃないでしょ.
 「実績」を確保するためミクロ的に正しい行為(価格を下げてでも受注)を,みんながしてしまったら,ある意味「合成の誤謬」みたいに価格下落が止まらないという誤った状況に陥る.
 つまり,自由競争になれば適正価格に収束するというのは,あくまで机上論であり,厳密な自由競争下でのお話しです.経済学がそのまま実社会に反映されるんなら,今頃リフレ派は大手を振って歩いているんじゃないかな…….
 
 他方,官製談合でにぎわっている公務員改革ですが,なんでもかんでも公務員が悪いんじゃない. 
 あきらかに人手不足の部署がある(特に国交省の出先がひどい)一方で,定時退庁というのんきな部署もある,こういったアンバランスを改善することが先だと考えております……予算についても同様です.
 それらを解決してから,人員削減や天下り対策なりを考えればよい.今の論調は,とにかく人員と予算さえ減らせばいいんだ,という一方通行になりすぎだと感じております.
  
 ついでですが,「談合がなくなる」という書籍は一読の価値があると思います.上述したような単純な自由競争論者ではないですし,ボンド制度の導入など,建設一般論文で参考になる点も多いんじゃないかな……筆者たちの提言の是非は,各自おかれている立場で判断すべきでしょう.
 
―今日のことわざ―
敵は本能寺に在り

amazon:談合がなくなる―生まれ変わる建設産業 DANGOを考える会

建設一般 | 【2007-01-07(Sun) 12:34:44】
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