何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 来年の建設一般は観光か?
来年の建設一般は観光か?
 本気で「観光立国」を目指すつもりなんだろうか.大きな勘違いだと思うんだけどなぁ.
 日本国内にも名所はたくさんあるが,京都や奈良(社寺仏閣)を除けば「国際競争力がある観光地」なんて皆無だろう.世界遺産も希少価値が薄れつつあるし,東京は観光というより,中国人の買い物客で賑わっているだけのような気がする.

 冷静に考えてみればわかることだが,わざわざ東洋のちっぽけな島国に外国人が遊びに来るだろうか.欧州なら陸続きでいろんなところに行けるわけだし,リゾート目的ならもっと安くて済む場所が世界には五万とある.

 上海を訪れている冬柴国交相は22日、記者団に対し、来年度にも観光政策を専門に担当する「観光庁」を新設する方針を固めたと述べた。
 冬柴国交相によると、観光庁は、国土交通省の観光政策課、国際観光課など6課を再編し、海上保安庁や気象庁と同じような外局として設置する。約100人規模で、観光立国推進基本法に基づき、国際競争力がある観光地の育成や、国内の離島の観光振興策などを手がけるという。トップの長官は同省職員から選ぶ意向。
……以下,省略……「asahi.com 2007年8月22日」

CIMG09463

 自分が欧州や米国に住んでいる外国人だと仮定した場合,日本に行くということは「秘境ツアー」に参加するようなもんだと思う.こうした希少なツアーだと参加者(経済効果)は少ないのに,国交省が気合を入れて取組む必要があるんだろうか.つまり,今の観光に関する議論は,観光立国宣言で引くに引けなくなったというか,冷静さを欠いているというか,夢物語を語っているだけのような気がする.

 なんか文句ばっかりになったが,結局のところ,観光振興は国内旅行者がターゲットになるわけだ.もちろん,内需がさっぱりな経済状況や年金の不安などから考えると,若年・中年層は観光する余裕なんて無いだろう.そんな遊ぶお金があったら,将来への貯蓄に回すのが普通の感覚だと思う.
 
 こんな状況下にある観光より,本気で内需を回復させる手を打たないと,美しい国じゃなく貧しい国になってしまう.国際競争に注視する気持ちはわかるけど,内需が弱いから日経平均株価だけ極端に下げてるって現実も受止めないと,ほんとに政権交代だろうな.
 
―今日のことわざ―
船は水より火を恐る


建設一般 | 【2007-08-23(Thu) 13:30:51】
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コメント
お久しぶりです。
なにか、一般庶民の感覚とはかなりずれた政策が一人歩きしているように思います。
2050年にCO2半減(絶対に無理!)美しい国つくりも、シーニックバイウェイ、看板、標識の再整理等、これで本当に観光立国になれるのでしょうか??
仮に、この政策が10年、20年後に成功しても、そのころには、既存ストックの寿命が来て、観光客が道路を利用できなかったりして、あれ! 本末転倒??
2007-08-24 金 12:56:31 | URL | よっしー1号 #- [ 編集]

よっしー1号さん,こんにちは.

結局,諸外国の成功事例を「ものまね」してるだけだと思うんです.排他的な国民性や島国という地理的な不便さなんかも考えないと,うまくいくわけがない.
だから,一般庶民の感覚で考えると,なんで今さら観光に気合を入れるわけ?ってなるんじゃないかな.

>本末転倒??

面白い見方ですね!よっしー1号さんは,もう政策を多角的な視点から眺められるんだから,こうした見方を後進にも伝授してあげてください.
2007-08-24 金 18:53:57 | URL | らがー #- [ 編集]
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