何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 基準価格と社会資本整備
基準価格と社会資本整備
 つい先日,平成20年度の受験に向けた添削の申込みを開始したんだけど,予想していたより速いペースで申込みがきています.19年度は受験を見送った人が多かったんだなぁ.ちなみに,提出論文の添削も順調な仕上がり具合なので,想定問題の配布は10月初旬からスタートしたいと思います.

 それにしても暑い.マスコミ報道では地球温暖化が原因ってことになるのだろう.なんでもかんでも地球温暖化のせいって,どんだけぇ?!今年の流行語大賞はこれで決まりだろうなぁ.おっぱっぴ?!で大賞は無理だと思う.
 
 今朝の地方紙は,基準地価が紙面を賑わせていたんじゃないだろうか.基準価格は社会資本整備と関係が深いので,その動向には注意しておいたほうがよい.
 ちなみに,技術士試験なんだから経済的なことは勉強しなくてよい,あるいは,経済的なことはコスト縮減さえ書いておけば万事うまくいく,と考えているなら大きな間違いである.
 なぜなら,国民生活に直結する経済情勢を理解せずに,いくら立派な自分の考えを述べても,国民ニーズから乖離したトンチンカンな主張になってしまうからである.その悪例が安倍首相なのかもしれない.憲法改正や教育改革なんかより,所得偏重や地域間格差への対応が先だろ,と感じた人も多かったんじゃないかな.
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 今回の基準地価の大きな特徴は3つある.
 まず,東京,大阪,名古屋の3大都市圏中心部で,地価上昇の減速感がみられたことだ.
 やっと報道され始めたサブプライムローンの問題をきっかけに,米国だけでなく欧州各国でも不動産市場は不安定になっている.日本の不動産投資信託(REIT)も低迷しているし,不動産業種の株価は軒並み年初来安値あたりだから,オフィス需要以外の不動産は天井を打ったのだろう.
 そもそも今のマンション価格は高すぎる.こんな破格な値段で庶民は買えないから,そろそろ不良在庫が溢れてくるだろう.これを安く買い取り,被災者となりうる確率が高い市民をマンションへ移転させるのも,長期的な政策としては「あり」かな.当面は,買取るお金の工面が問題だが.
 
 つぎに,いくつかの県庁所在地で,新たな地価上昇地点が表れたことである.まだまだ疑心暗鬼の状態だけど,不動産投資が大都市から地方都市へ広がりをみせたということなのだろう.
 世論では無駄と言われ続けている公共事業だが,地価上昇を牽引したのは,再開発や交通基盤などのインフラだ.社会資本整備によって利便性や収益性が向上したから,不動産投資が活性化したのである.その逆ではないことを忘れてはいけない.
 
 最後に,地方のなかでも地方都市以外は置いてきぼり,という点だ.「都市と地方」の二極化ばかりが取上げられているが,地方のなかでも格差が広がりつつある.
 当たり前の話だが,働く場所がないことには,僻地に住む必要もないわけで…….ここんところの対策がごっそり抜け落ちているというか,あえて本音の議論を避けているような気がする.いかにして働く場を提供できるか,そのために社会資本整備には何が求められているのか,観光や景観なんかより,このへんを真剣に考えるべきだろう.

―今日のことわざ―
石が流れて木の葉が沈む


建設一般 | 【2007-09-20(Thu) 21:48:25】
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