何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 CCSは切り札になれるのか?
CCSは切り札になれるのか?
 洞爺湖サミットが開催されるので,来年の建設一般論文は地球温暖化が大本命だから,情報はこまめにチェックしておきましょう. 
 ここ最近,二酸化炭素回収・隔離(Carbon Capture and Storage:CCS)の話題が目に付くようになった.CCSとは,電力や鉄鋼などエネルギー多消費産業から排出されるCO2を分離・回収(capture)してから貯蔵(storage),大気から長期隔離する一連のプロセスのことである.

 正直言って,これってやる価値があるんだろうか?
 分離するためにはエネルギー(化石燃料)が必要なんだから,エネルギー消費量を減らそうという方向に真っ向から対立していると思う.
 相変らず原油価格の高騰によって,ガソリンはもちろんのこと,いろんな物価が上昇を続けている.そんな状況下で,化石燃料の寿命を縮める(エネルギーを消費する)ことが得策なんだろうか?投機的なマネーが動いていることも確かなんだけど,化石燃料は無尽蔵に湧き出てくるものではない.

 経済産業省は3日、地球温暖化対策として火力発電所や工場などから排出された二酸化炭素(CO2)を回収し、地中に封じ込める技術(CCS)を実用化するための課題や今後の施策を整理した報告書をまとめた。2015年の実用化を目指して大規模な実証実験(年10万トン規模以上)を来年度から実施する方針を掲げた。
 経産省は、新潟県長岡市で実証実験(貯留総量1万トン)を実施しているが、規模が小さいため、新たな実証実験を始める計画だ。ただ、CCSでは、封じ込めたCO2が長期間かけて地中から漏れ出す可能性も指摘されており、環境への影響や安全性を確かめる。
 CCSは、省エネルギー推進とともに、地球温暖化防止の切り札として欧米を中心に取り組みが進んでいる。国際エネルギー機関(IEA)は、50年に排出削減量の2割をCCSで達成する目標を掲げている。
「毎日jp 2007年10月3日」

 現時点では,原油なんかの資源埋蔵量や温暖化のメカニズムについて,統一的な見解はないと言ってよいだろう.これらを解決したうえで,化石燃料の枯渇と温暖化対策,どっちがほんとに大切なのか,国民総出の議論を進めるべきだ……郵政民営化みたいなお祭りにならないよう注意も必要だが.
 ちなみに,CCSは,CO2の削減ではなく,見えないところに埋めるだけなんだから,地球温暖化の抜本的な解決策ではない.ある意味,温暖化の先送り?というべきだろう.

 まー,地下に封じ込めるというビジネスが生まれ「金のなる木」になるだろうな.CCSを確立するためには,何円天あればよいのだろうか……「円天」に騙される人もいるんだなぁ.小学生でもわかるんじゃないか……それはおもちゃのお金だよ.

―今日のことわざ―
大欲は無欲に似たり


建設一般 | 【2007-10-04(Thu) 20:13:52】
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