何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 温暖化書籍の出版ラッシュ
温暖化書籍の出版ラッシュ
 もう今月末には筆記試験の結果が発表されるんだなぁ.
 最近,平成20年度の添削受講への質問が増えてきました.その内容は「まだ筆記試験の結果は出ていないが,今年ダメなら来年建設部門で受講したい,そのかわり合格していれば総監に振替えたい」というもので,要するに仮予約ができるか否かということです.
 私としては,仮予約であっても申込みは受付ける方針です.筆記結果の発表日以降,急激に申込みが殺到するので.もしかしたら,昨年より早く受講を締め切ることになるかもしれません.
 
 それにしても,地球温暖化に関する書籍が出版ラッシュだなぁ……洞爺湖サミットに向けて加速するだろうが.出版不況なんだろうけど,流行のものに集る姿,商売っ気は見ていて情けない.こんなにたくさん出版したら,消費者は何を買ったらよいのかわかんなくなる.
 先日は,「武田邦彦:環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」という懐疑派の書籍を紹介したので,その対極にある肯定派の「山本良一:温暖化地獄―脱出のシナリオ」を紹介しておこう.これまでもブログで述べてきたことだが,自分自身の立場を客観的なものにしようとするなら,どっちの意見にも目を通しておくべきである. s-CIMG09472
 「温暖化地獄―脱出のシナリオ」は,タイトルを読めば内容を推察できると思うが,CO2削減キャンペーンを積極的に進めましょう,という立場からの書籍である.脱出のシナリオと銘打っているだけあって,政府の施策やこれまでの経緯が比較的よくまとまっている.
 科学コミュニケーションに基づく意思決定など,随所で中立的なスタンスを保とうとしている努力は見えたんだけど,もう温暖化論者の大御所になっちゃったから,時すでに遅しといった感も否めなかったが.それにしても,過激なタイトルをつけないと売れないのか…….

 まー,お金というか利益という側面から考えると,CO2削減キャンペーンで利益を得るのは,原発関係者,日系自動車会社(トヨタやホンダ),石油輸入国(社会システムの脱石油化),科学者(研究予算の確保)だろう.
 不利益を被る者としては,石油関連会社や石油産出国が筆頭になる.まー,アメリカもイラクの油田利権を手に入れたから,不利益を被るといってもよい.トヨタやホンダ以外の自動車会社も,ハイブリッドなど環境対策に乗り遅れているので損だろう.
 こうやってまとめると,環境保護というより政治的側面が強くなっているんだよなぁ.

 科学的な側面での問題は,『CO2の増加で地球平均気温が1℃上がったとき,空気中に含まれる水蒸気量はどうなるのか?』,これを無視した話が多すぎることだ.CO2より水蒸気のほうが,温暖化に寄与する割合は圧倒的に高い.
 要するに,CO2の増加が水蒸気の異常をきたす引き金になるのか,これが曖昧ということだ.正負のフィードバックを解明することが先決だが,ポジティブフィードバックのトリガーを引いちゃったらオシマイかもしれない(太陽の放射エネルギーやアルベドは別として).

Amazon:温暖化地獄―脱出のシナリオ 山本良一(著)


建設一般 | 【2007-10-07(Sun) 13:29:37】
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