何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 白い恋人は復活できるか
白い恋人は復活できるか
 石屋製菓の「白い恋人」が,11月22日に販売再開するらしい.今年は,白い恋人,赤福(類似品含む),比内鶏,船場吉兆など,彦麻呂に言わせれば『不祥事の玉手箱やぁ?』という状況が続いた.
 
 教科書的には,コンプライアンスを含むCSR(企業の社会的責任)活動によって企業の信頼を回復すべき,ということになる.社内改革としては,衛生管理や品質管理に関するマニュアルの策定,内部通報制度なんかは必須事項だ.こうした企業側の措置に加え,食品衛生法とJAS法の曖昧さを改善し,食品偽装を査察する体制強化も求められる.

 生産費用の上昇を販売価格に転嫁できるような大手企業と,それができない中小企業を同じ土俵の中で論議するのは乱暴だと思うけど,とにかく食品製造業者は板挟みの状態である.原材料や燃料費は高騰の一途をたどっている反面,大手スーパーなど小売店からの値引き攻勢は止むことがない.
 また,最終消費者である私たちも安価なものを欲しているし,安価でなければ買わない時勢なのである.まじめに作ったからといって,必ずしもそれが適正な価格で売れる時代じゃないことは,建設業界の人なら痛感しているはずだ.
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 ニュースで目にする機会や体感することも増えたと思うが,原油や穀物など商品市況の高騰は,経済学的に説明できる域を大幅に超え,すでにマネーゲーム化している.原油の適正価格なんて,新興国の成長を見込んでも1バレル当り40ドルがいいとこだろう.それが100ドル付近まで跳ね上がっている.
 こうした生産費用(賃金,原材料,燃料費)の上昇は「コスト・プッシュ・インフレ」を招くことになる……賃金だけが上昇していないので,なお悪いんだが.
 
 倫理的に考えて食品偽装は許されることではない.経営者が「楽に儲かるし,社員は内部告発しないだろう」という意識のもとで取った行動は言語道断である.
 しかし,コスト・プッシュ・インフレを抑制するような手を打っていかないと,それに潰されかねない中小企業が今後も不祥事を起こすだろう.倫理が大切なことを十分理解している経営者も所詮人間である.人間には我慢の限界というものが必ず存在する.

 最近,北海道の受講者さんが増えてきたからかもしれないが,個人的には,北海道の象徴だった「白い恋人」の復活を願っている.

―事務連絡―
 平成20年度の論文添削は24名(建設20名,総監4名)の申込みをいただきました.申し訳ありませんが,年内で受講申込みの締切は確実だと思います.申込みを考えている人は迅速に決断?してください.先着順ですから,今後の申込みについてはお断りする可能性もあります.

総合技術監理 | 【2007-11-14(Wed) 21:49:13】
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