何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 迷走する道路特定財源
迷走する道路特定財源
 いよいよ「真に必要な道路」の定義が難しくなってきた.道路の中期計画は5年として新たに策定されるらしいが,どの事業を「偽」として削減するつもりなのだろうか.それにしても,2009年度から道路特定財源制度を一般財源化したら,ますます財務省の権限が強くなるだけなんじゃないかな.
 
 道路特定財源が余って仕方ないのなら,味噌糞一緒の一般財源化よりも,高速道路の負債返還に充てるという民主党のマニフェストを優先したほうがよいかもしれない.暫定税率ばかりに議論が集中しているようだが,どうせやるなら民主党は大きなことをやってみろ.
 2050年という途方もない返済期限を前倒しする価値はあると思うし,このブログを見ている人もフリーウェイに乗ってみたいのではないだろうか.

福田首相が公表した「道路関連法案・税制の取り扱いについて」(全文)
 1、地方財政や国民生活の混乱を回避するため、08年度歳入法案の年度内成立
 2、道路関連公益法人や道路整備特別会計関連支出の徹底的な無駄の排除
 3、道路特定財源制度は今年の税制抜本改正時に廃止し、09年度から一般財源化
 4、暫定税率分も含めた税率は、環境問題への国際的な取り組み、地方の道路整備の必要性、国・地方の厳しい財政状況を踏まえて検討
 5、道路の中期計画は5年として新たに策定
 6、新たな整備計画は、08年度道路予算の執行にも厳格に反映。08年度予算における一般財源としての活用は、民主党から現実的な提案があれば協議に応じる
 7、与野党協議会を設置し、一般財源としての使途のあり方、道路整備計画などを協議・決定
 「asahi.com 2008年3月27日」

 現在道路が抱えている課題は,高速道路を無料にすればかなり改善される.一般道の渋滞緩和,即時性の確保,通過交通の排除だけでなく,交通安全や地域活性化にも寄与することは間違いない.地球環境にもやさしいなんて言い出したら,切がないほどのメリットがあるはずだ.

 その一方で,旧日本道路公団に勤務している方たちの雇用(民から官へ逆戻り?)をどうするのか,維持管理費用や新規建設費用を料金無し(あるいは過密地域の料金徴収だけ)で賄えるか,こうした課題を解決する決定打がない.福田首相が発言したように,2009年度から道路特定財源制度を一般財源化したら,一筋縄にはいかなくなるだろう.
 ちなみに,民主党のマニフェストでは,「国道管理業務・高速道路を中心とする道路維持管理のために設立する複数の法人等での受け入れで雇用確保に万全を期します。」となっているが,その実態はよくわからん……肝心なところを曖昧にしておくのが政治なのかもしれない. 

 高速道路の無料化については,山崎氏の書籍を読むのがよいかな.単行本でなく安価な新書でも十分と思うんだけど……無理矢理文章を継ぎ足した感が否めないので.
 Amazon:道路問題を解く―ガソリン税、道路財源、高速道路の答え 山崎 養世 (著)
 
―今日のことわざ―
名を取るより実を取れ


道路科目 | 【2008-03-28(Fri) 12:46:34】
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