何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 ハザードマップの有効性
ハザードマップの有効性
 米ルイジアナ州ニューオーリンズ市に上陸した「グスタフ」の影響は小規模だった,と報道されているようだ.思いっきり冠水した道路が写っているんですけど……これで小規模と言えるところがアメリカの国民性なのかもしれない.日本だったら袋叩きかもしれん.

 ボチボチ体験論文や口頭試験の準備を始めている受験者も多いと思う.筆記試験では出題されなかったが,局地的な豪雨に対する社会資本整備のあり方は考えておくべきだろう.
 8月26日から31日にかけて各地で激しく降った雨(平成20年8月末豪雨と命名された)では,愛知県岡崎市で1時間に146ミリの猛烈な雨が降った.これだけ降る前提でハード整備はできないんだから,そのへんどう対応するのか,自分の考えを持っておくべきだと思う.なんでもかんでもハザードマップの整備という回答で済ますのではなく,その有効性が自分なりに納得できているのか,熟考しておくべきじゃないかな?
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Photo: Skip Bolen/European Pressphoto Agency
 
 話は変わるが,福田康夫首相の辞任会見にはビックリした……安倍首相に続いてまたか.「安心実現のための総合対策」を取りまとめた直後に,不安を実現させるなんてメチャクチャだ.
 大方の予想ではマンガ太郎が次期総裁だから,彼の経済政策ブレーンとされているリチャード・クーの出番があるかもしれんなぁ……ケイジアンの登場は懐かしい感じがする.麻生幹事長は「景気対策は内需刺激で」という考えだから,選挙対策がミエミエでも財政出動するだろう.建設業界としては明るい兆しかもしれないが,年金や医療などの社会保障制度,将来の不安を解消してくれたほうがありがたい.
 
 結局,冷静に考えると有効な内需浮揚策がないんだよなぁ?.中小物流や農林水産業者に対する燃料費高騰への補助では現状維持がやっとだし,GDPに与える影響なんて軽微なもんだろう.公共事業を増やすだけが需要喚起じゃないんだけど,地方経済の疲弊状況や地場産業の沈滞化を見ると,公共事業頼みになるのは致し方ない気がする.
 ピーク時の半分に減少した公共事業費を削減するにも限度があると思うし……WTI原油先物と一緒でオーバーシュート気味じゃないかなと.

 過度に行き過ぎた市場競争は,「国民生活」を安定させるはずの人間関係,企業や組織,地域社会など,ありとあらゆるコミュニティを修復不能なレベルまで破壊してしまう.そうなってからでは遅いんだけど,すでにその傾向は顕著になっている.こんな状況で作成したハザードマップがどの程度有効なんだろうか.社会的な信頼構造が揺らいでいるときのソフト施策は脆いと思うのだが.

―受講者の皆さんへ―
 平成20年(今年)度の受講者さんは,提出論文の準備を着実に進めてください.すでに何回か添削している方もいますから,遅れ気味の人は少し慌ててください.
 平成21年(来年)度の受講者さんは,想定問題の配布を9月中旬?下旬頃と予定していたので悠長に構えられているかもしれません.のんびりし過ぎてはモチベーションが低下してしまうので,予定を繰り上げて今週中には想定問題を配布します(総監部門は配布済み).

建設一般 | 【2008-09-02(Tue) 18:49:19】
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