何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 観光庁の発足
観光庁の発足
 金融市場の混乱がニュースで連日取上げられているが,今日発表された日銀短観も大幅に悪化しているようだ.こんな時期に観光庁が発足とは……前途多難な予感が…….
 もしかしたら,来年の建設一般は「観光立国」を絡めた出題になるかもしれない.あまりにも不景気だと観光から目を背けたくなるので,試験問題を作成する時期の景況感に左右されると思うが,ひとつの候補として頭に入れておくべきだ.

 日本でもかつて高度経済成長に伴って爆発的な外国旅行ブームが起きた.それと同じことが東アジア(特に中国)で起きている.だけど,はじめての外国旅行として,地理的に近い日本が選択されているだけであって,東アジア以外の外国人観光客や,何回も外国旅行しているベテランを取り込んでいるとは思えない.
 とりあえず景気のいい東アジアから観光客が来るかな,来たらたくさん買ってくれるかな,ぐらいの感覚というか…….東アジアの経済成長や円安が永遠に続くのなら,これでいいかもしれないが,タナボタはいつまでも続かない.

 フランスやイタリア,アメリカ,さらにはシンガポールやドバイなど,世界の観光先進国からインバウンド(外国人観光客誘致)を学ぼうとしているように思えないんだよなぁ?.多くの観光先進国の旅行収支は黒字(外国人旅行者の国内支出額が自国民の外国旅行支出額を上回っている状態)なのに,日本は依然として赤字続きなんだから,貪欲にノウハウを吸収すべきだと思う.

 国土交通省の外局として、観光立国を推進する観光庁と、航空、鉄道、船舶の事故調査体制を強化する運輸安全委員会が1日、発足した。中央省庁に外局が設置されるのは、2000年7月の金融庁以来、8年ぶり。

 観光庁は、国交省の観光関連の部署を集約し、103人体制でスタート。日本を訪れる外国人旅行者を07年の835万人から20年には2000万人へ増やすため、観光プロモーションのほか観光産業を支える人材の育成、複数の自治体が連携した観光地づくりなどに取り組む。……以下,省略……
 「共同通信 2008年10月1日」

CIMG09520
 観光立国の成否は,社会資本整備ではなく観光マーケティング次第だと思う.
 各地域に眠っている素材(地域資源)を掘起こし,その潜在価値を高めて海外に情報発信,観光客を引寄せる,というセオリーは誰しも理解している.こうした一連の流れを具現化できる人材がいないのが問題なんだよなぁ……観光庁が人材育成するらしいけど,どこまで成果が上がるか……. 
 所管官庁が国交省だからという理由で,白書で大々的に「観光立国に資するインフラ整備の推進」を取上げても仕方ない.観光立国という大義名分があれば,施策を展開しやすいのは理解できるけど,観光産業に対して国交省がやれることは限られているんじゃないか.

 中国人観光客が買物する単価は日本人の約3倍にもなるから,銀聯(ユニオンペイ)カードを使えるようにするのは基本中の基本かもしれない.中国語を話せる店員や中国文化に精通した上司も必要だろう.しかし,そこに建設技術は必要ない.
 予算取りが苦しいのは百も承知だが,集中豪雨に伴う土砂災害や東海・首都直下地震への備えなど,いわゆるコテコテの建設技術を活かす社会資本整備こそ,国交省が本来進めるべき施策なのではないか.

―受講者の皆さんへ―

 平成20年(今年)度の受講者さんへ――提出論文の準備が遅れ気味の人は【かなり】慌ててください.
 平成21年(来年)度の受講者さんへ――建設部門と総監部門,どちらも10月10日までには,つぎの想定問題を配布します.まだ悠長に構えられている人が多い(!?)ので,配布する間隔を空けています……ボチボチ始動してください.

建設一般 | 【2008-10-01(Wed) 20:00:53】
Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
月別アーカイブ
E-NEXCOドライブプラザ
FC2カウンター