何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 安心社会
安心社会
 今年の建設一般のキーワードは,低炭素社会(低炭素革命?),21世紀型インフラ整備(底力発揮?),安心社会(安全・安心確保),このへんになるのかな?追加経済対策では,あれもこれもと施策のオンパレード状態だから,かえって的が絞りにくい感じ.

 そもそも,どこまでも成長を目指す「資本主義社会」と「安心社会」は矛盾していると思う.高度成長期は資本主義の発展とともに国民生活が豊かになり,その結果,それなりに社会の安心が実現した.それはわかるんだけど,いつまで当時のシナリオを引っ張るつもりなんだろうか.すでに日本は先進国になってしまったし,人口構造から推察しても低成長社会になるのは目に見えている.

 それでも成長戦略を続行しようとすれば,「安心社会」を実現するための原資を切崩すしかない.お金は無尽蔵に降って湧いてくるものじゃないから,成長と安心,どっちも立てようとすると,先日発表された15.4兆円の追加経済対策みたいに膨大な財政支出になる.
 もう成長しなくていい!なんて滅茶なことは言わないが,この国をどうしていくのか,どこで成長と安心というトレードオフの折合いをつけるのか,羅針盤を示してほしいところ.いい加減待ちくたびれた感もあるが……そろそろ折衷案を提示しないと悲壮感は払拭できない.
CIMG09540
 トレードオフと言えば,高速道路料金の1,000円値下げも該当する.安価な移動費用やETCの爆発的な普及は喜ばしいことだが,ここぞとばかりに湧き出てくる自動車による交通渋滞(排ガス)は喜ばしいとは言えないし,普段高速に乗らないドライバーによるサービスエリアでの事故も増えているらしい.
 そのうち,「地方自治体の維持管理費を賄う」という大義名分でもって,爆発的に普及したETCを悪用?して,一般道の課金を始めるかもしれない(さすがに言い過ぎたか……).

 高速道路料金の値下げに対する原資は,最終的に国民の負担である.政府は高速道路会社の減収分を補填するため,2年間の限定措置として国費で5,000億円を充当するらしいが,これで終わるとは思えない.
 3年目以降の高速料金は未定のようだが,再度値上げできるだろうか(できんと思うが).できない場合,どっから原資を持ってくるのかが問題だし,低炭素社会における大量輸送手段のフェリーや鉄道などへの影響も無視できなくなる.
 まー,社会保障(雇用・医療・年金・介護・子育てなど)の面から,国民が安心して暮らせる「安心社会」の実現は程遠いな…….

―受講者の皆さんへ―
 先日もお伝えしましたが,4月17日から19日までは出張なので,添削をお休みさせてください.16日の夜遅くにメールを頂いても,20日以降の返事になります.
 そのぶん,じっくり時間をかけて想定問題を進めておいてください.ご無理を言いますが,よろしくお願いします.

建設一般 | 【2009-04-14(Tue) 17:51:44】
Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
月別アーカイブ
E-NEXCOドライブプラザ
FC2カウンター