何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 国民の生活が第一?
国民の生活が第一?
 行政刷新会議のワーキンググループが実施している「事業仕分け」では,財務省の思惑通り?公共事業が削減されているようだ.情報公開という側面は評価できるが,なにせ検討する時間が短すぎ.これでは中央官庁をいじめて楽しんでいるだけになってしまう.
 「国民の生活が第一」の民主党が,それを身近に支える道路や河川ばかり槍玉に挙げてどうすんの……その前に整備新幹線の予算を削減すればよかったのでは?道路や河川と違って,新幹線が通らない地方も多いのになぁ?. 

 公益法人の中間搾取みたいな事業は,誰もがやめるべきと思っている.だけど,全国で建設中の直轄国道約550箇所の2割(100箇所以上)を凍結するって……もうメチャクチャ.公共事業が地場産業となっている地方は多いのに,これで「国民の生活が第一」か?
 民主党は雇用の受け皿として,介護,グリーン(農林・環境・観光),地域社会の3つを柱にしているが,せいぜい地方では介護ぐらいではないか……冷静に考えればわかりそうなもんだが.
 おまけに地球温暖化対策なんて,費用対効果(B/C)が伴っていないんじゃないか.道路やダムなどインフラ整備はB/Cでバッサリ切っておいて,地球温暖化対策ならB/Cは関係なし,という考え方はおかしい.そもそも地球温暖化対策を国民が望んでいるのかな?
CIMG09549
 マニフェストで掲げた政策を優先して実行するための財源確保を目指しているのはわかるんだが,子供手当てや農家への個別所得補償制度こそ「事業仕分け」されるべきだと思う.マニフェストに掲げている政策すべてに対して,国民の理解が得られているわけではない.
 これまた「そもそも論」になるが,民主党が唱えるような手厚い福祉社会を目指すのなら,現行の税負担で済むわけがない.増税を横に置いて本来残すべき予算まで削減していたら,内需拡大なんて夢話もいいところ.スウェーデンをモデルに据えているのかもしれないが,それが少子高齢化の日本で通用するのか.

 「コンクリートから人へ」の理念は立派だ.しかし,暫定税率の撤廃や高速道路の無料化は時代に逆行していないか.新規路線をドンドン造る時代じゃないのは確かだが,「国民の生活が第一」なら維持管理費は増やすべきじゃないのか.メンテナンスを怠れば基盤インフラは荒廃し,ひいては将来世代に「負の遺産」を手渡すことになってしまう.
 国民の生活が第一,コンクリートから人へ……などなど,耳触りのよい言葉を強調して国民を味方につけようとするパフォーマンスは,「郵政民営化」のときと同じ匂いがぷんぷん漂う.このままでは,また失敗するだろう.

―今日のことわざ―
薪を抱きて火を救う


建設一般 | 【2009-11-15(Sun) 12:34:30】
Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
月別アーカイブ
E-NEXCOドライブプラザ
FC2カウンター