何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 正しい施策
正しい施策
 あらゆる施策は選択であり,限られた財源で実施するんだから,国民誰もに対して正しい施策はありえない.民主党は八方美人になろうとするから「つじつま」が合わなくなる.

 よくある話だが,2車線を4車線に拡幅して中央分離帯を設置すると,客の流れが激変して沿道商店は大打撃を受けることになる.交通安全という意味では正しい施策だが,経営者にとっては死活問題となる.バイパス事業でも“客を取った取られた”という同様の「もめごと」が起きる.こうした相反事項に悩まされている発注者の方は多いと思う.
 高速道路無料化についても,CO2排出量の増加や公共交通機関への影響が……というコンフリクトを先送りしているようでは,いつまでたっても前には進まない.本気で無料化する気があるのなら,民主党は一線を越えていかなきゃいけない.

 6月をめどに実験的に始める高速道路無料化の対象は全国で35区間前後になることが29日、明らかになった。前原誠司国土交通相ら国交省政務三役が方針を固めた。交通量が少ない地方部の2車線区間を中心に最終的に決定する。

 これまでの調整では北海道横断道、日本海沿岸東北道、山陰道、東九州道、沖縄道の一部区間での実施が固まった。このほか関東と四国にある路線の一部区間も対象に挙がっているという。
 一方、フェリーなどへの影響が大きい本州四国連絡道路と、交通量の多い東名高速、名神高速などネットワークの骨格となる道路は対象外とする。また首都高速や阪神高速については前原氏が有料を維持すると明言している。

 2010年度予算で無料化に充てる予算は1千億円。具体的な区間や無料化の期間は、前原氏が2月2日に発表する予定。
 無料化以外の区間では走行距離に応じて支払う現行の料金制度を見直し、「普通車2千円、軽自動車千円」などと走行距離が長くても一定以上の通行料を徴収しない上限料金制を導入する方向で検討を進めており、制度が固まった段階で別途発表される見通し。
 「共同通信 2010年1月30日」

 そもそも論になるかもしれないが,タイムイズマネーという論理で運営される高速道路,その利用目的は税金で補填されるほど公共的なものなのか.
 人命救助や救援物資などの緊急輸送で高速道路を利用した場合,これらへの税金投入に異論はないだろう.しかし,ショッピングや観光など,個人的な嗜好で高速道路を利用したときに享受する利便性,これを賄うために税金を投入していいんだろうか.
 それなら,新幹線の特急料金を税金で補填するのと同じことじゃないか.こっちのほうが,自動車を持っていない納税者との公平性は保たれていると思うのだが……まー,大企業を助けるエコポイントが横行している状況を見ていると,何でも「あり」なのかもしれない.

 北海道横断道,日本海沿岸東北道,山陰道,東九州道,沖縄道の一部区間での実施ということは,大臣の大好きな観光という要素も考えているんだろうなぁ?.無料化されたら一度は観光客が訪れてくれるかもしれないが,彼らを魅了する「何か」がないとリピーターになることはない.「何か」は簡単に見出せるものじゃないし,安いというだけで魅力を感じてくれるほど観光客は甘くないと思う.

―今日のことわざ―
一枚の紙にも裏表


道路科目 | 【2010-01-30(Sat) 12:33:36】
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