何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 環境バブル
環境バブル
 数日前の記事だけど,ばれる嘘をついたらアカンやろ.
 経済停滞して借金の増えている先進国が,環境バブルを膨らませたいのは理解できる.これしか世界が一緒になって成長できる戦略は描けないんだろうし,それこそマネーゲームの大義名分が整うわけだし.
 世界中で環境バブルを育てるためには日本も乗っかるしかないわけだが,今後どの国がいち早く「あれは環境バブルだった」と言い出して安全圏に逃げるか,それが見もの.

 結局,IPCC報告書に「温暖化の脅威を強調するバイアス」があるのは仕方ないとしても,それに本気で踊らされる国が問題なんだろう.
 エコは先進国共通の国策であって,エコという名目でモノが売れればよかったわけだが,データの信憑性が崩れたのは痛い.それにしても,バブルの事情を理解してない?民主党の25%削減目標はどこに着地させるつもりなんだろうか.無茶な数値目標を埋める排出権取引で儲けるのは,仕組みを作ったヨーロッパや中国のような途上国なんだけど.

 地球温暖化の危機を警告し、2007年にノーベル平和賞を受賞した国連の委員会「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC、事務局・ジュネーブ)を巡り、報告書の記述間違いや幹部にまつわる金銭問題などが相次ぎ浮上し、報告書の信ぴょう性が問われる事態となっている。

 間違いが見つかったのは、同年の第4次報告書にある、「ヒマラヤの氷河は35年までに解けてなくなる可能性が非常に高い」とする記述。1月17日付英紙サンデー・タイムズが、「厚さが平均300メートルある氷河が35年までに解けるのは非現実的」とする氷河学者のコメントを紹介すると、IPCC側は、あっさりと誤りを認めて陳謝した。
 一部の学術論文は、「『2350年』とすべき記述を間違えた可能性がある」と指摘している。

 同報告書を巡っては、昨年11月、作成にかかわった英イーストアングリア大のコンピューターに何者かが侵入、同大の研究者が米国の研究者に、気温の低下傾向を隠すための「トリック(ごまかし)を終えた」と書いて送信したメールなどを盗み出し、ネット上に公開する事件も発生した。このため、IPCCが氷河の解ける時期を温暖化の危機をあおるために意図的に間違えたと批判する声もある。

 さらに、この報告書にある、「オランダの国土の55%が海面より低い」という記述についても、データを提供したオランダ環境評価庁が、「不正確」とし、「『国土の26%が海面より低く、国土の29%が海面よりは高いが洪水の影響を受けやすい』が正しい」との声明を出した。
 これについて、IPCC事務局は「『国土の55%が浸水する恐れがある』と記述すべきだった」と事実上、誤りを認めた。

 また、ラジェンドラ・パチャウリIPCC議長も金銭絡みでやり玉に挙がっている。
 1月17日付サンデー・テレグラフなど複数の英紙を総合すると、パチャウリ氏が理事長を務める団体は、トヨタ自動車から8万ドル(約728万円)の寄付を受け取る一方、パチャウリ氏が審査委員長を務める環境関係の表彰では、同社のハイブリッド車「プリウス」が最高の賞に選ばれ、トヨタには150万ドルの賞金が贈呈されるという。

 こうした事態を受け、IPCCに関係する科学者5人は11日付の英科学誌ネイチャーで、組織の大規模改革を提言した。この中で、イーストアングリア大のマイク・ヒューム教授は「一つの委員会が、気候変動に関するすべての情報に総合的な評価を下すことは不可能だ」と強調した。
 「YOMIURI ONLINE 2010年2月17日」

 こうしたドタバタ劇になってくると,ジュラシック・パークやETで有名だったマイケル・クライトンの「恐怖の存在 上恐怖の存在 下」は案外鋭いフィクションだったのかもしれない.懐疑派の元締めとも言える武田邦彦氏の「科学者が読み解く環境問題」や「「CO2・25%削減」で日本人の年収は半減する」なんかも再度売れ筋になるのか?懐疑派は民放のバラエティ番組にしか呼ばれないのが悲しいところ.逆に言うと,彼がNHKに出演し始めたら,それで環境バブルはおしまい.

 毎度書いていることですが,技術士試験という国家試験で,引用記事に書いてある「IPCC報告書の誤記や金銭問題」を追求する必要なんてありません.ある意味,国家がIPCC報告書に騙されているとも言えるわけですから…….
 昨年の記事「マナド海洋宣言」や一昨年の記事「地球温暖化は人為的起因か?」で書いたように,国家試験である技術士試験では,懐疑論を書く必要はないわけです(個人的にどう思っているかは別問題です).
 いくらIPCC報告書に誤記があろうが,国の方針として環境バブルから離脱しない限り,人為的起因の温暖化を前提条件として受け入れた記述を心掛けてください.

―今日のことわざ―
昼には目あり夜には耳あり


建設一般 | 【2010-02-22(Mon) 18:53:20】
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