何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 低入とETC
低入とETC
 こんな記事を張らなくても,低入物件が巷に溢れかえっているのは実感されていると思う.建設会社も低入が横行しているようだが,コンサルの場合は半値八掛けの受注もあるようだ.いつも不思議に思っているんだけど,直工も確保できないような単価で落札して,いったい誰が仕事するんだろうか…….

 面接試験で入札制度のことは聞かれるかもしれないが,コンプライアンスの関係で昔のように話合いができなくなった.談合が違法行為なのは誰もが理解していることだけど,とことん市場に任せることが正しいことなのだろうか.ここ最近の金融市場の動揺を見れば,市場にも政府介入が必要だということなのかもしれない.
 建設工事に限らずコンサル業務でも,予定価格の80%以下の札を入れたら失格扱いにするとか,行政が介入する余地はあると思うんだけどなぁ.当たり前だが,いつも80%以下にしたら業者の札が同額で並んでしまうから,75%?80%以下ぐらいで物件ごとに変更すればいいんじゃないかな.

 発注者側の担当者としても,わけのわからん業者が低入で落札するよりも,まともな業者が適正な金額で受注してくれたほうが安心だし,良質の成果が期待できる.このへんの本音が前面に出てこないと,本当の意味での入札改革にならないような気がする.
 納税者としても,適正な価格で良質なインフラを整備してもらうのが一番得なんだけど,過去の愚行で信用が地に落ちているからなぁ?.

 都道府県が2007年度に発注した公共工事で、予定価格に比べて極めて低い価格で入札し、最低制限価格を下回るなどした工事の割合が、平均17%に上ったことが全国知事会の調査でわかった。
 05年度に比べ2・3倍に急増、長崎、京都など5府県では4割を超えた。公共工事の削減や入札改革が進む中で、受注競争が激化していることを裏付けている。

 全国知事会は今夏、官製談合防止策の効果や影響を検証するため、05?07年度の発注工事について、全都道府県を対象に調査した。
 入札で最低制限価格を下回ったり、低入札価格調査の対象になったりした工事の割合は、データがそろわなかった東京、千葉、秋田など12都県を除いて集計したところ、07年度は17・0%、06年度10・4%、05年度7・4%で、3年間で2・3倍に急増した。……以下,省略……
 「YOMIURI ONLINE 2008年10月22日」

 「低入とETC」というタイトルが無理矢理すぎたかもしれん……くじけずに話を変えるが,政府・与党が打出す新たな経済対策として,地方を中心に高速道路料金を終日半額とする案が浮上しているらしい.毎度のことだが,自動料金収受システム(ETC)の設置車両が対象のようだ.

 最近,ETC利用者だけが恩恵を受けるシステムに偏重しすぎではないか,と感じている.
 ETC車載器を設置しているか否かによって,同じ距離を利用しても倍の料金差になる.高速料金の半額分の補填は,(ETC車載器を設置していない国民も支払っている)税金が投入される.同じ国民なのに,このETC偏重策はおかしくないかい?
 そんな付いているか否かで差別するのなら,車の生産段階からETC車載器を義務付け,あるいは無料配布すべきではないか.

 とやかく言ったが,まー,いずれETC車載器は義務化されるんだろう.
 高速道路の料金収受でなく,山岳道路や老朽化した架替予定の橋など,維持管理コストを稼がなきゃいけない区間の通行は有料になるんじゃないか?現段階では,そんなアホなことあるかい!と言われそうだが,地方自治体も稼がなきゃ既存ストックの維持管理ができなくなると思う.

―今日のことわざ―
東に近ければ西に遠い


道路科目 | 【2008-10-22(Wed) 19:03:22】
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