何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 平成21年度国土交通白書(案)
平成21年度国土交通白書(案)
 国土交通省政策会議分科会のホームページに国土交通白書(案)が示されている.配布資料には(案)と書かれているものの,「国土交通白書2010 平成21年度年次報告」はこれで決まりなんだろう.平成22年交通安全白書も公表されているので,道路科目で受験される方は一読しておけばよい.
 ざっと目を通したが,昨年同様,今回の白書も総花的な内容だった.第?部は経済財政白書と変わんない状況というか,扱っている内容が広すぎて集約できていない感じ.技術士試験で言えば,結局何が言いたいのか,論点が定まらない論文みたい.

第?部 転換期を迎えている地域・社会と国土交通行政
第1章 なにが変化しているのか
 第1節 変貌する経済社会
 第2節 変わりつつある地域
 第3節 変化する人々の生活と意識
第2章 今後の地域・社会において求められるもの
 第1節 人口減少を踏まえた社会の再構築
 第2節 少子高齢化する社会への対応
 第3節 新たな価値の発見と魅力の創造
第3章 なにをするのか

 取ってつけたように,国土交通省成長戦略(PDF:国土交通省成長戦略)を書いてある状況から考えると,ずいぶん前から第?部は周到に準備されていたんだろう.“第?部国土交通行政の動向”は毎度似たようなものだ.
 第?部は「転換期」を強調しているが,過去の白書で使い倒されたキーワードなんだけどなぁ……困ったときの「転換期」頼みか.「転換期」を強調すれば,国の方向性(ビジョン)を示せていない「混乱期」まで正当化されるわけじゃないんだが.

 「行政だけではない多様な主体がともにアイデアをだしあい,協力して取り組んでいく必要がある」とか「困難なことを逆手にとって新しい魅力を見いだせれば,さらに価値は広がる」……など,耳触りのよい文章が乱発されているけど,机上の空論に終始していると言うか,やたら他人任せ(責任放棄?)の印象を受けてしまう.行政として実現性を担保する必要があるんじゃないかな?

 巷のエコノミスト同様,誰もが知っている現状や課題までは詳細に書かれているが,じゃあどうするのか?という肝心なところで尻つぼみになっている……「解決の糸口が見えない」と国民が嘆くのは仕方ないと思うが,国も一緒になって手をこまねいているようではいけない.
 とやかく書いたが,白書の内容から建設一般の出題を推測するのは難しい.受験者の方は「あれだこれだ」と強引に予想するのではなく,ある程度最近の時事も含めて,幅広く勉強しておくのがよいと思います.

PDF:国土交通白書(案)概要
PDF:国土交通白書(案)

―今日のことわざ―
大向こうを唸らせる


建設一般 | 【2010-06-19(Sat) 08:30:21】
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