何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 首都圏水没
首都圏水没
 昨日,東海・東南海・南海の3地震が同時に発生する「3連動地震」を想定した訓練が実施されたらしい.民主党の「トロイカ体制」じゃないが,日経新聞の記事によると,トロイちから?で終わった感じ.こうも残暑が厳しいと,普段の業務でさえアップアップなのに,防災訓練どころじゃないよなぁ?.
 今年度の建設一般では防災・減災対策が出題されたが,11年度の概算要求は防災関連が重視されているので,来年度も要注意か.もちろん,口頭試験に向けた準備を進めている方も,防災・減災に対する自分なりの考え方を,再度整理しておいたほうがよい.

  政府は1日の防災訓練で東海、東南海、南海3地震の同時発生という未知の超広域災害に対峙(たいじ)した。3連動地震の発生リスクが高まる中、十分な研究や活動計画がないまま訓練を先行させるのは異例で、1日は救援体制の概要を「暫定的なもの」として公表しないなど備えの遅れは明白。国は来年度に本格的な被害想定の策定作業に入るとしており、今回の訓練で得た課題もふまえた早急な対応指針作りが求められる。……中略……
 3地震の連動については未解明な部分が多いのが実情。国は2008年度から5年計画で発生メカニズムの研究を始めたばかりで、訓練の前提とした被害想定も03年、東南海、南海地震の研究過程で出した参考値。
 かたや専門家の間では「3連動」発生リスクの高まりが指摘されており、中井洽防災担当相が訓練実施を決めた経緯がある。
 このため、訓練では対応の遅れが浮き彫りとなる場面も。被災地の応急対応や復興にあたる救援体制の規模について、内閣府は「十分な検討を尽くしていないため」公表を拒否した。訓練終了後、同担当者は「広範囲に及ぶ被災地から届く情報の集約や、迅速な国民への情報提供の体制を構築する必要がある」と課題を挙げた。
 一方、国は3連動地震の発生に備え、被害想定や防災対応をまとめた「対策大綱」の策定を決定。11年度予算の概算要求に関連予算として1億5千万円を盛り込み、12年度以降に大綱作りを進める方針だ。
 「日本経済新聞 2010年9月1日」

 昨晩のNHKスペシャル「首都水没」は,内閣府の大規模水害対策に関する専門調査会報告(PDF:首都圏水没?被害軽減のために取るべき対策とは?)に基づいた内容だった.避難率0%で死者数や孤立者数を伝えていたが,避難率0%は極端な話(誰一人非難しない0%はありえない状況)であって,報告書に書かれている避難率40%で放送すればいいんじゃないかと感じた.へたに最悪の被害を強調して視聴者を煽りすぎると,かえって信憑性がなくなると思うんだけど.
 地下鉄駅に設置されている転落防止用の可動式ホーム柵も問題視されていたが,その階まで浸水すると,柵があってもなくても同じような気が……それよりも,誰でも容易に操作できる防潮板(止水板)を地下への出入口に設置しておけば,地下空間から逃げ出す時間を多少は稼げるんじゃないだろうか.
 地方自治体に任せっきりの広域避難は,災害時要援護者の搬送や受入体制など,前途多難な感じ.

 お堅い報告書を読むのは面倒だと思っているなら,高嶋哲夫の「東京大洪水」を読んでみるのが手かもしれない.荒川・隅田川の決壊によるゼロメートル地帯の水没が描かれている.スーパー堤防に守られた超高層マンションが小説の舞台だが,破堤を防ぐ目的で鉄橋を爆破するあたりは……災害パニック小説ならではの内容です.

参考ホームページ:内閣府防災情報のページ
参考ホームページ:大規模水害対策に関する専門調査会
Amazon:東京大洪水(集英社文庫) 高嶋哲夫(著)

―今日のことわざ―
戦見て矢を矧ぐ


建設一般 | 【2010-09-02(Thu) 17:56:59】
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