何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 公共交通の利用円滑化は「お金」が大事です.
公共交通の利用円滑化は「お金」が大事です.
 「公共交通の利用円滑化に関する懇談会報告書」が公表されました.温暖化対策にも繋がるものなので,建設一般対策のひとつとして目を通してみてください.

 地域住民を始めとする利用者や公共交通の受益者ともいえる商店街等が連携する取組みが生まれてきたことは、公共交通の維持・改善の必要性についての認識が高まってきたことの現れと受け止められるが、いまだ国民全体の認識としては弱いと言わざるを得ない。
 国や地方自治体においては、第2章で述べたような公共交通の有する社会的意義をより強く広報し、また、教育や研修の過程においてもプログラムに組み込むなどの努力を求めたい。
・・・中略・・・
 公共交通に関しては、どれほど良い取組みがされても、利用者がそれを支えない限り成功しないことはこれまでの経験が示しているとおりである。そのためには、交通事業者の側でも、公共交通ありき、自らの事業分野ありきという発想から脱却し、利用者が支えようという意欲が高まるよう利用者との協働に基づいた柔軟な対応が求められるところである。・・・・・・
「公共交通の利用円滑化に関する懇談会報告書 ―おわりに―より抜粋」


 この報告書をざっと読んだところ,問題点と課題は的確に把握されていると感じました.しかし,施策になった段階で「民」頼みになっていますね.NPOや商店街,交通事業者に任せっきりでよいのでしょうか?

 NPOは「非営利組織」なので,ついつい「無償で動く組織」と勘違いしがちです.そうではなく,あくまで利益を分配しないだけです.汚い言い方になるかもしれませんが,いかにして活動資金を確保するか,これが最も重要なのです.したがって,会費や寄付金だけでなく有償の活動も必要になります.
 つまり,みな「お金」は大事なのです.
 
 いくら綺麗ごとを並べても,料金割引あるいは便数を増やすなど,公共交通の利便性を高めない限り,一度マイカーに取られたお客は戻ってこないでしょう.
 誰かの腹を痛めずに「利便性」は向上しません.それが誰か……,「利用者」に負担させるとマイカーに逃げてしまいますから,「国民全体」すなわち税金しかないでしょう.
 つまり,利用者を取戻すためには「お金」が必要なのです.

 「巨人」みたいに大盤振舞いする必要はありませんが,「楽天」ではいけません.
 
 まとめると,軌道に乗るまで赤字補填してでも,まず「利用者」を取戻すことが,公共交通の利用促進には必須でしょうね.そして,「利用者」を取戻した時こそ,公共交通の利用円滑化を考えるスタートラインに立てるのだと考えています.

参考ホームページ:http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/01/010527_.html

―今日のことわざ―
勘定合って銭足らず


建設一般 | 【2005-05-30(Mon) 12:36:07】
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