何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 妥協のかたまり
妥協のかたまり
 何とか仮納品で年度末は乗越えたが,願書の添削や択一問題の作成もあって,当面ゴールデンウィークまで忙しい予感……ここ数年同じパターンになってきた.
 技術士試験の受験申込受付が週明け14日(月曜日)からなので,願書に関して思いついた点を少し書いておこう.
 業務経歴の詳細欄が勝負どころになるわけだが,建設部門の場合は,課題を提起,問題点を抽出,問題点を全力で(それなりに工夫して)解決すればよい.
 総監部門の場合,問題点の抽出までは同じ流れだが,解決策は何でもかんでも全力ではいけない.何を優先した結果,何を妥協したのか,これが見えないと空理空論の印象を与えてしまう.こうした優先順位の明確化は,総監部門の「業務経歴の詳細欄」に書くべき一丁目一番地と考えてよい.

 限られた時間と予算でやっているのですから、開発や研究はどこかで見切らなければなりません。プロジェクト管理とは、妥協のかたまりです。どこかで妥協しなくてはならないのです。完壁を期すより、こうやればできるという選択肢を見つけだすこと。これを忘れるとプロジェクトにブレーキばかりがかかることになります。

 問題の解決方法にいくつかの選択肢がある場合もあれば、当座一つしかない場合もあります。当座とは、時間をかければ、もっと選択肢があるだろうけど、今は一つしかないという場合です。そういう場合は、その解決方法でよいのです。
 「はやぶさ式思考法」pp.134-135から抜粋
 Amazon:はやぶさ式思考法: 創造的仕事のための24章 川口 淳一郎(著)

 小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーだった川口氏と,技術士試験の試験官を同列に扱うことはできないが,実際にプロジェクトを管理している人なら,引用した文面と似たような感覚を持たれている.
 この点を理解せず,あの管理分野はこれで解決し,この管理分野はあれで解決した,という「あれもこれも全力で解決した」業務経歴の詳細欄を書いてしまうと,面接時に苦労する.それを読んできた試験官は,自分の体験感覚と異なる内容に戸惑い,受験者は夢と現実が交錯しているんじゃないか?,工期が逼迫しているのに「あれもこれも全力で」やるなんて非現実的だ……など,信賞必罰の覚悟で面接に臨むことになる.
 要するに,「STAP細胞は200回以上作製に成功している」と明言した話題と一緒で,信憑性に疑義を持たれるわけだ.制度改正後の面接時間は短いので,一度疑われると取返しがつかない.今年度受験される方は,「何を妥協したのか」という点を熟慮し,5月8日の締切日直前まで推敲を重ねてほしい.

総合技術監理 | 【2014-04-12(Sat) 10:49:16】
Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

リンク
建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
月別アーカイブ
E-NEXCOドライブプラザ
FC2カウンター