何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 ダウンサイジング
ダウンサイジング
 現在,アベノミクス「第二の矢」ともいえる国土強靭化計画のパブリックコメントが実施されている.今年建設部門を受験される方は,掲載した概要の赤文字ぐらいは覚えておきたい.
 「基本的な方針等」では,東京一極集中からの脱却,施策の重点化(いわゆる選択と集中),ハード対策とソフト対策の適切な組合せ,PPP/PFIによる民間資金の積極的な活用など,毎度おなじみのキーワードが掲げられている.
 目新しい話題は,「国土強靱化の推進方針」で書かれているメンテナンスサイクルぐらいか……これもPDCAサイクルをアレンジしただけなんだけど.

 「人命の保護が最大限図られること」を理念とする国土強靱化は正論だが,人命を守るにしても,ハード整備した場所から人がいなくなれば結果的に浪費である.需要の総量は人口が減れば必需品でも減らざるを得ないわけで,インフラ需要もまた然りである……という経済学の基本的な考え方が忘れられているような気がする.
 個人的には,公共事業は一定量必要だが,現存するコンサルや建設会社がこなせない量へと拡大させるのは“盛りすぎ”だと思う……外国人労働者を雇用してまで公共事業を拡大するのは,ケインズ政策として筋が違うんじゃないかなと.

 合併算定替(平成の合併で生まれた自治体に対する交付税増額の特例措置)が期限を迎えつつある現在,地方自治体はコスト削減に苦慮している状況だし,既存インフラの廃止や撤去を目的としたコンパクトシティの実現には時間がかかる.コンパクトシティという響きはどことなくユートピア(理想郷)を感じさせるが,それを変化球で表現するとダウンサイジング,直球だと「寂れかけた場所の切捨て」ということになるのかな?

 つい先日,経済財政諮問会議の有識者会議「選択する未来」委員会が「50年後に1億人程度の人口保持」という提言をまとめたが,実情はジリ貧的なダウンサイジングか,それとも豊かな成熟社会に見合った人口維持か,究極の二者択一に迫られている.
 「寂れかけた場所の切捨て」は「そこに住む人の切捨て」につながるし,ダウンサイジングは基本的に縮小均衡の考え方だから,ダウンサイジングと人口維持の両立は難しいと思う.

PDF:国土強靱化基本計画(素案)及び国土強靱化アクションプラン2014(素案)の概要
PDF:国土強靱化基本計画(素案)
PDF:国土強靱化アクションプラン2014(素案)

―受講者さんへの確認事項―
 現時点で,建設部門と総監部門のどちらも,記述式の想定問題は最終問題まで(択一問題集も全部)配布済みです.
 建設部門は17問〔内訳:Ⅱ-1(専門知識)想定問題その6(2問ずつ問題あり)まで,Ⅱ-2(応用能力)想定問題その6まで,Ⅲ(課題解決能力)想定問題その5〕と,必須科目の択一問題集(第1巻・第2巻)を配布済みです.
 総監部門は記述式7問(想定問題その7まで)と択一問題集第1巻(経済性管理)・第2巻(人的資源管理)・第3巻(情報管理)・第4巻(安全管理)・第5巻(社会環境管理)を配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.

建設一般 | 【2014-05-17(Sat) 14:51:51】
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