何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 負の効果
負の効果
 いかに優れた対策であっても,プラス面の裏には必ずマイナス面が存在する.それが物の道理だ.
 平成24年度以降,総監部門の記述式試験は,負の効果(マイナス面)に対する解答を求めている.平成26年度は負の効果,平成25年度は負の影響,平成24年度は好ましくない影響,と表現こそ異なれど,要求している点は同じだ.差迫った平成27年度の試験でも,悪影響をもたらす,負の要因となる,実害をもたらす,負の外部性など,マイナス面のキーワードには注意したい.
 
 たとえば,人的資源管理の十八番であるOJTの場合,それを実施するための時間やコストが必要,という直球的なマイナス面は容易に想像できる.変化球的に考えると,そもそも教育する側の資質は担保されているのか?という見方もできる(その改善策は外部監査の採用ぐらいか).
 都市のコンパクト化にしても,その一帯は舗装や建物の密度が高くなるんだから,ヒートアイランド現象が悪化するわけだし,ひいては冷房負荷の増大というエネルギーロスの悪循環をもたらすわけで……ちょっと考えるとマイナス面の記述には事欠かないはずだ.

 連日ワーワー言うてる衆院平和安全法制特別委員会でも,マイナス面の説明を避けようとして,結果的に苦し紛れの答弁になっているような……安全保障関連法案に関するマイナス面の質問を,プラス面でもって答弁したのでは議論がかみ合わなくて当然なんだけど.
 総監部門を受験される方は,正の効果(プラス面)ばかりを書き連ね,マイナス面の説明をすっ飛ばしたままで,意気揚々と退室しないよう心掛けてほしい.
 すでに記述式の問題は作成済みだと思うが,昨年の広島土砂災害や御嶽山噴火,今年の箱根山火山活動,今日発生した鹿児島県口永良部島の爆発的噴火など,そろそろBCPやタイムラインに関する出題があるのでは?

 択一問題集や青本ばかり読んでいると頭が煮詰まってしまうので,そんなときは戦後70年の関連書籍に目を通したらどうだろうか.総監部門の受験者なら,陸軍悪玉論・海軍善玉論や外交の失敗を突き詰めるのではなく,青本の勉強に役立ちそうなものを読みたい.たとえば,「大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇」は情報管理の本質がわかると思うし,有名な「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」は説明するまでもないだろう.
 個人的には,歴史小説なら吉村昭の書籍はすべて推せるんだけど……理系の方は司馬遼太郎より波長が合うんじゃないかな.

総合技術監理 | 【2015-05-29(Fri) 12:48:58】
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