何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 マニュアル化の弊害
マニュアル化の弊害
 このブログを見ている方の多くがそうであるように,納品や検査に追われてバタバタ状態です.それこそプレミアムフライデーなんて,どこ吹く風という感じ……これで停滞する消費が盛り上がるのか?働き方改革という御旗を掲げれば,何でもまかり通るもんじゃないと思うんだけど.

 時期的な話題として「業務内容の詳細」について書いておこう.
 現在の受講者さんは新規の方が多いから,昨年よそで作成された「業務内容の詳細」を見ているんだけど,マニュアル化された(他者と同じようなパターンの)書き方が多すぎる.たった720文字しか書けないのに,「そこで私は」や「その結果」というフレーズを何度も書く必要はない……それだけでいったい何文字使うつもりなのか.自分の手元にあるものが,こうしたフレーズを連呼しているようなら要注意だ.
 当たり前の話だが,読み手である試験官は少数だから,マニュアル化された書き方は一読でわかってしまう.「業務内容の詳細」の解決策ではマニュアル使用を毛嫌いするくせに,書き方そのものがマニュアル化されていたのでは本末転倒だ.

 たとえば,建設部門の場合,課題と問題点が不明瞭なのはまだしも,解決策と課題が論理的につながっていなかったり,おまけに解決策の技術的な裏打ち(その考え方や採用値の根拠)が皆無のものまである.アプローチの仕方にしても,数多の業務をこなしてきた道路科目の技術士なら「そんな考え方はしないでしょ?」という不可解なものがある.
 総監部門の場合も,課題と問題点が不明瞭な点は建設部門と同じだ.また,課題(や問題点)と解決策を同じ項目で書いてしまっているから,読み手としては(全体最適化の観点から)何が問題点だったのか,がわからない.さらに,提案を述べた後で「その結果○○」と成果まで解決策の項目に書いているものも多い……成果は別項目になっているのに?
 つまり,両部門ともに課題及び問題点,解決策,成果,これらが味噌糞一緒の状態ということ.これらはブレンドするものじゃないんだから,きっちり線引きすべきだと思う.

 ちなみに,私は自分の考え方がすべてだとは思っていない.社内で添削体制が整っている大手コンサルの受講者さんの場合,課題解決に対するアプローチの仕方に違いはあるものの,論理的整合性を含めて「業務内容の詳細」は洗練されている.こういう場合は,当初添削された技術士の考え方を尊重してブラッシュアップに徹する.
 要するに,マニュアル頼みの拙劣な添削をしているか否か,は一目瞭然ということ.ここまでの話で思い当たる節がある場合,受験者は「自分が信頼できる」技術士に再度チェックしてもらったほうがよい.
 添削する側にとってマニュアルがあれば楽だし,作業効率もよいだろう.しかし,添削される側の受験者は千差万別であり,その「業務内容の詳細」に対して,工場のライン作業のようにマニュアルを当てはめるのは弊害にしかならない.

―受講者さんへの事務連絡―
 現時点で,建設部門は10問〔内訳:Ⅱ-1(専門知識)想定問題その4(2問ずつ問題あり)まで,Ⅱ-2(応用能力)想定問題その4まで,Ⅲ(課題解決能力)想定問題その2まで〕と,必須科目の択一問題集(第1巻・第2巻)を配布済みです.
 総監部門は記述式6問(想定問題その6まで)と択一問題集第1巻(経済性管理)・第2巻(人的資源管理)・第3巻(情報管理)・第4巻(安全管理)・第5巻(社会環境管理)を配布済みです.
 なお,両部門ともに,業務経歴票の書き方に関する資料(願書【業務内容の詳細欄】など)も配布済みです.
 もし手元に届いていないようでしたら,メールで連絡してください.セキュリティソフトによっては,送付したメールが弾かれたかもしれないので.

日々寸感 | 【2017-02-24(Fri) 12:37:44】
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建設部門 択一問題集  平成29年度版
総監部門 択一問題集  平成29年度版
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