何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 働き方改革
働き方改革
 とりあえず今年の記述式を振り返ってみたい.このブログを見ている方の多くは建設部門だと思うので,事業を幹線道路の建設として考えてみる.

 問い(1)は,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 ①名称を見ただけで事業の大枠がわからないようであれば,付けた名称がまずい.この段階で,発注者と受注者の別や責任あるポジションなど,「働き方改革」に対する自分の立場も明記しておきたい. 
 ②は説明するまでもないだろう.幹線道路の整備目的が書けないようでは,正直どうにもならない.
 ③は,②の目的を達成するために成果物を創出するイメージで書けばよい.目的と成果物がごちゃ混ぜ状態ではいけない.
 ④は,何年前という指定が無いのだから,例えばコンサルなら手書きからCAD製図への変更,建設会社ならプレキャスト製品の活用などを事例にしてもよいのではないか.ここは方策ではなく,技術面から事例を書いたほうが楽だと思う.
  
 問い(2)で最も重要な点は,「働き方改革の観点から」記述しているか否か,である.難しく考えるよりも,前文1行目から3行目に書かれている「働き方改革に関する様々な課題」からチョイスし,それを問い(1)の解答と論理的につなげればよい.
 以下,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 ①の「現在の課題」として,ひとつは長時間労働の抑制(もしくは労働生産性の向上),もうひとつは技術革新に伴う必要人材要件の急速な変化への対応,これら2つが書きやすいのではないか.長時間労働の抑制と労働生産性の向上,これら2つにしてしまうと,書いている本人が気づかないうちに,どちらも時間短縮という似たような話になりがちなので.
 ②の背景については,社会全体として働き方を変える必要性を説くのではなく,「自らの組織を自らの権限が及ぶ範囲で改善する」という認識で記述すべきである.そうしないと,政治家や評論家のごとく抽象的な話になってしまう可能性が高い.

 問い(3)も,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 ①は,解決策をひとつ述べてドヤ顔してはいけない.少なくとも2つの管理分野から多面的に論じたい.欲を言うと,「現時点における実現性は問わない」と書かれているんだから,即効策と中長期的な対策,これら時間軸を意識した方策を書きたいところ.とはいえ,何でもかんでもAIやIoTにおまかせ,という短絡な考え方はいただけない.要するに,総監部門の論文として書くべき解決策は,管理分野のバランスが大事ということ.
 また,労働生産性の向上への課題解決策を書くのなら,付加価値の向上を意識した内容が望ましい.時間短縮や人員削減など,算出式の分母を減らす話ばかりでは,長時間労働の抑制や時短労働の解決策になってしまい,ロジックがおかしくなるので.
 ②は,障害を書いて終わりではなく,その対応策も示したい.たとえば,長時間労働の抑制(もしくは労働生産性の向上)に対する人材のスキル不足が障害なら,教育訓練やキャリア開発支援が対応策というイメージで書けばよい.
 ③の効果は,説明不要だろう.留意すべき影響は,人口減少社会やシュリンク(経済縮小)を意識して記述したいところ.また,②と同様に,影響だけではなく,対応策も示したい.無難にPDCAサイクルの徹底やスパイラルアップを書いても十分だ.

総合技術監理 | 【2018-07-16(Mon) 11:18:06】
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