何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 狼少年がやってきた.
狼少年がやってきた.
 国の方向は規制緩和じゃなかったのですか?これじゃ後戻りですね.郊外店よりも,コンビニやガソリンスタンドの残骸に対する方策を考えてほしいものです.

 大型店舗の出店規制につながる全国初の県条例案が、13日の福島県議会で可決される見通しになった。地方都市では郊外で大型店の出店が相次いだため、中心市街地の空洞化が深刻な問題になっており、国も大規模小売店舗立地法(大店立地法)などの見直しを検討している。国を先取りした形の条例案に、小売業界は神経をとがらせており、業界最大手の「イオン」(千葉市)は県に対し「憲法違反の可能性がある」などとする通知書を提出した。……

 大型店の出店は74年、中小小売業の保護を目的に施行された大規模小売店舗法(大店法)で規制されたが、米国などの圧力で90年代に入ると条件が緩くなり、形骸(けいがい)化した。00年までに成立、施行された「まちづくり三法」(大店立地法、改正都市計画法、中心市街地活性化法)は、大型店の出店を届け出だけで可能にする一方、用途地域などを定めて出店を規制する手法を取り入れたが、結果的に、郊外ばかりで大型店の立地が進んだ。

 福島県は、(1)郊外型の店舗ではお年寄りら交通弱者の利用が制限される(2)店周辺の道路網整備など、限られた予算を効率的に使うには中心市街地を核にした街づくりが必要、などの観点から、大型店の無秩序な出店に歯止めをかける手法を検討していた。

 同県内では90年代に入り、福島市や郡山市などで中心市街地の大型店が相次いで撤退。一方、郊外には大型店が出店し、空洞化に拍車がかかった。同様の状況は、地方都市を中心に全国に広がっている。……
「asahi.com 2005年10月12日」


 福島県の言い分である2点について,若干疑問があります.あくまで,私は郊外店の乱立には反対ですし,イオンから何もいただいていませんが,ちょっと一方的な論調になっているので.
 
 (1)郊外型の店舗ではお年寄りら交通弱者の利用が制限される.
 
 逆説的になりますが,中心市街地の店舗は,交通弱者にとって利用しやすいのでしょうか.たとえば,車道のお飾り程度の歩道なんて,誰も歩きたくないですよ.自転車も紛れていますし危険なだけでしょう.まだ郊外の自歩道のほうがましです.
 今の年金制度では,少しでもよいサービス(金額的な面だけでなく)を求める傾向が続くでしょう.中心市街地の店舗は,それに見合うサービスが提供されているのでしょうか.
 つまり,イオンなどと同じ金額にしなくても,それと同等の満足感を与えることができているのか,ということです.郊外店のような営業努力をせずに,「なんとかしろ」ではお客さんは来てくれませんよ.
 
 (2)店周辺の道路網整備など,限られた予算を効率的に使うには中心市街地を核にした街づくりが必要,などの観点から、大型店の無秩序な出店に歯止めをかける手法を検討していた。

 こりゃ毎度の論点ですね.はたして中心市街地に的を絞って予算をつけることが可能なのでしょうか.用地費用もかかりますし,商店街における合意形成も簡単ではありませんよ.
 郊外店ばかりを矢面に立たしても仕方ないでしょう,時代は変化しているのですから.それに郊外店からの税収も馬鹿になりません.
 まず,世論の矛先を変えずに,自分たちの行ってきた都市計画が間違っていたことに対する反省が必要です.その反省を公にしてから,パッケージ施策を展開していかないと,いつまでたっても狼少年ですよ.
 
―今日のことわざ―
狼に衣


建設一般 | 【2005-10-12(Wed) 12:12:06】
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